離婚

さよならの時は近づいていた
あなたも私もわかっていたのに
気づかぬふりで歩きつづけた

愛を誓った誓約書に
押したしるしは色あせてゆき

愛を語りあったあの日々さえも
遠い日々のように思えてならない

恋の終着駅が結婚ならば
愛の終着駅は別れなのか

形ばかりの愛情は
気持ちが離れ
情だけ残る

重なり合った
夕日の影は
長く伸びて
隙間があいて
ぬくもりさえも消え去っていく

互いに争い
傷つけあったたくさんの日々
もう声さえも聞きたくなくて
耳をふさいで
むせび泣く

紙一枚で
家族になった証明書
紙一枚で
他人に戻る通知書に

ため息いろの黄昏が
胸に深く
染み渡っていく

さようなら
愛した人よ
さようなら

もう二度と交わることない
人生を
今日から一人で
再出発する


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結婚が永久就職先といわれていた昔に比べ
離婚率も上がってきている
離活という文字もニュースで取り上げられ
昔よりも離婚予備軍は多いんだと思う

赤の他人と一緒に毎日生活するのだから
結婚てすごい決断だと思う。

でもきっと離婚をするのもすごいパワーが必要
なんだと思う。

以前職場の先輩で離婚した人が
「もう旦那が同じ空気をすっているということすら
嫌になった」と言っていた。

お互いに愛し合っていたのに最後は憎みあって別れた
という友人の話もよく聞く。

自分の人生において結婚も離婚も通過点にしか過ぎない
のだろうけど・・・

結婚したい人と結婚して
ずっと仲良くして、死ぬときに「次に生まれ変わってもこの人と結婚したい」
って思うのってきっとすごいことなんだろうね