さみしい

心が涙でとけていく
あたりの風景が水性絵の具のように
にじんでく

想いの泉は飽和状態
とどまることのない
気持ちのしずくは

あとからあとから
あふれてく

人の気持ちはどこ吹く風か
波が次から次へぶつかり合い

さみしさが哀しみと
混ざり合う・・・・

泣きたいだけ泣けばいいよ
歌を忘れたカナリアは
心臓をもたない剥製のよう

想いが熱ければ熱いほど
冷めた溶岩は重苦しく
心にまとわりついていく

終着駅についた
恋心は
静かにただ
佇んでいる

錆付いた歯車のように
もう二度と
まわることないまま

たくさんたまった
送信メールを送れぬままに

一人静かに
冬を迎える・・・・・


****************

昔、中島みゆきさんが好きだった・・・
何が、きっかけか忘れたけれども
彼女の歌が好きだった

今はどうだか知らないけれど
彼女の歌には両思いの歌がなかった

片思いか失恋か・・・・・・

失恋をするといつも自分で作った
みゆきさんのベストを聞いていた

最初の曲は
「泣きたい夜に」

最後の曲は
「時代」か「ひとり」

私もポエムを書くけれど
両思いのポエムって結構難しいんだよね・・・

今日のような天気模様は
やっぱり別れの曲が似合うかも・・・

この頃、突然ものすごい
絶望感や孤独感にさいなまされることがある・・・・

なかなか暗闇の中から抜け出すのは
難しいね・・・