日の出が、早い。
外が明るくなるのが、はやい。
四時頃目覚め、また寝たら
夢を見た。
同級生のOが出てきた。
何でも結婚するという。
Oは、細面の美人顔。
一人っ子で、2つ隣の町に居た。
俺のおふくろが何だかやなことをいったらしいので、
ごめんね、幸せになれよというと、
うんって言った。
Oは大学が同じになり、
ふうんと思った事があった。
どうしているのか。
もうお互いに白髪の年だしな
小1の夏休み、集団でOの家に招かれた。
何故かアキは早めに帰ることになっていたら、
お母さんが駅までクルマを出してくださった。
真っ白な布の掛かったリアシートに乗り、
駅のホーム迄Oが送ってくれた
車庫のある駅で始発の各駅停車に乗るまで、
Oは付き合ってくれた。
最後まで気を使ってくれて、
今でも感謝している。
でも、こういうとき、
オレって、ありがとうって言えないし、
結婚するって言われても、
おめでとうって言えないの
我ながら、なんて気が利かない男なんだろうって思う。