先日、前川 正雄 氏 による「マエカワはなぜ「跳ぶ」のか」を読み終えました。
以前参加していたフォーラムの事務局から頂いた本です。フォーラムのコーディネータであった野中郁次郎氏が監修されています。
舞台は、ハイテク企業「マエカワ(前川製作所)」、著者は同社顧問の前川正雄氏です。
マエカワでは米国流の分析的・論理的な企業経営に与しません。分析よりも、今いる「場」を俯瞰的に感得し、その中で不連続な変化を志向するのです。この「不連続性」の実践を、著者は「跳ぶ」と表しているようです。
最近の多くのビジネス書で説かれているイノベーションに関する主張とは、明らかに一線を画すユニークな内容です。が、ところどころ「哲学的トーン」が立っていて、正直なところちょっと「跳び」過ぎているようにも感じました。
読後感については、また私のもうひとつのBlogでお知らせします。