先日、野口 健 氏 による「世界遺産にされて富士山は泣いている」を読み終えました。
新聞の書評欄で紹介されていたので読んでみた本です。
著者の野口健氏は、日本の代表的なアルピニスト。最近は、エベレストや富士山の清掃登山等、環境問題への取り組みでも注目されています。
本書は、その野口氏が、富士山の世界文化遺産登録をひとつのシンボリックな材料として、日本の環境保護問題の課題を浮き彫りにしたものです。そして、本書において著者が求めているのは、「富士山を世界文化遺産」として維持し続けるという点ではありません。それは、むしろ手段であり、究極の目的は「環境保護」にあるのです。
読後感については、また私のもうひとつのBlogでお知らせします。
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