(前回より続く)
日本の古典的な教育書にはすべて、子どもに忍耐を教えることの大切さを説いています。教育の第一番目の眼目は、子どもの自己中心性を取る、相手のことを思いやる心を育てる、この二つにあるのです。
この「がまんする心」をどう育てるかについて、ペスタロッチは『ゲルトルート児童教育法』の中で次のように述べています。
“自然は暴れる子どもに対して、いくら暴れても無駄だということを悟らせます。子どもは木や石をたたきます。自然はびくともしません。そこで子どもは木や石をたたくのをやめます。
次には、母親が子どもの欲しいままの欲望に対してがんとして応じません。子どもは暴れたり叫んだりします。母親はそれでもビクともしません。子どもは叫ぶのをやめます。子どもはだんだん母の意志に自分の意思を従わせることができるようになります。忍耐の最初の芽がこうして育っていくのです。”
忍耐はこのように教えていくのです。
忍耐を覚えると、耐える意志力を育てます。これに感謝する心を加えれば、子どもに教える徳育の基本が満たされます。
感謝を教えるには、いつも親がすべてのことに「ありがとうございます」と言って感謝する姿を見せましょう。子どもはそれによって自然に感謝することを学びます。
(次回は、「あなたは、なぜ勉強するの?」です)
日本の古典的な教育書にはすべて、子どもに忍耐を教えることの大切さを説いています。教育の第一番目の眼目は、子どもの自己中心性を取る、相手のことを思いやる心を育てる、この二つにあるのです。
この「がまんする心」をどう育てるかについて、ペスタロッチは『ゲルトルート児童教育法』の中で次のように述べています。
“自然は暴れる子どもに対して、いくら暴れても無駄だということを悟らせます。子どもは木や石をたたきます。自然はびくともしません。そこで子どもは木や石をたたくのをやめます。
次には、母親が子どもの欲しいままの欲望に対してがんとして応じません。子どもは暴れたり叫んだりします。母親はそれでもビクともしません。子どもは叫ぶのをやめます。子どもはだんだん母の意志に自分の意思を従わせることができるようになります。忍耐の最初の芽がこうして育っていくのです。”
忍耐はこのように教えていくのです。
忍耐を覚えると、耐える意志力を育てます。これに感謝する心を加えれば、子どもに教える徳育の基本が満たされます。
感謝を教えるには、いつも親がすべてのことに「ありがとうございます」と言って感謝する姿を見せましょう。子どもはそれによって自然に感謝することを学びます。
(次回は、「あなたは、なぜ勉強するの?」です)