七田チャイルドアカデミー札幌幼稚舎

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七田眞校長 吉本笑子先生 対談 その2

2010年06月07日 | 七田教育
(吉本笑子先生講演会 決定!の続き)

七田:先行体験の方法には、どのようなものがあるでしょうか。

吉本:例えば、お母さんが毎日する家事の中に、親子の会話と知識を盛り込むだけでいいんです。お買いものに一緒に出かけて、売場をお子さんと探索するつもりで、野菜や果物を1ずつ見ていきます。そして、「このリンゴはどこから来たんだろうね。」「青森だって。どこだろうね? 地図で調べてみようか」などと問いかけてあげるんです。お肉のグラム数の表示をみたり、おつりを受け取る場面で算数のイメージも身につけることができます。

七田:なるほど。スーパーで買い物をしたことない子どもが、小学校でいきなり算数問題を見ても、イメージが湧かず理解できないものです。私も常々、お母さんたちにそのことをお伝えしていましたので、吉本先生のお話にとても共感いたしました。

吉本:ありがとうございます。今の小学生は「お魚は切り身で泳いでいるもの」と思い込んでいたり、算数の授業の電気料金の「基本料金」を使った問題が出てきても「何のこと?」と理解できなかったりと、生活体験がない子が多いんです。だからこそ、日常での実体験が必要だと思います。
 七田式のプリントは、全部体験できる内容ばかりで、先行体験のヒントがたくさんありますね。上手に活用すれば、お子さんは万能になると思います。

七田:そうですね。プリントで教えるのではなく、プリントで書かれていることを日常生活で体験させることが大切。それが子どもにとっての先行体験になり、頭によく定着するんです。

吉本:子どもは忘れっぽいので、少し時間をおいて「あれは何だっけ?」と反復してあげることも大切ですね。


【次回、「子どもが失敗したときほど「改善力」を身につける絶好のチャンスです。」をお送ります(最終回)】