しげじいの雑記帳

あんなことこんなこと、老いの生活を思いつくままに、、、、

余寒

2025年02月20日 | 日常雑記

   今朝も最低気温はマイナス、陽がのぼっても最高8℃~9℃ぐらい、寒さがまだ続いています。

    空に雲一つなし

 家内がフォークダンスへ出かけたので昼まで一人。新聞読んでから、PCザッピングしながら「二月をなぜ「如月」というんだろうか。(他に「 雪消月  梅見月  雪解月 木芽月」ともいう)調べてみた。『』は引用です。

 『寒いので「衣」を「更」に重ね「着」する、で「衣更着(きさらぎ)」と書く説もある。旧暦2月はいまの3月半ばだからもう少し暖かっかた?』  そのほかに、『紀元前二世紀頃の中国の辞書『爾雅(じが)』の中に「二月を如と為す」という記載があり、古く中国で2月のことを「如」と表していたことに由来しているのです。「如」は本来「従う」という意味で、「ひとつが動き出すと次々に従って動き出す。その動き出す状態」。つまり、自然や草木、動物など、全てが春に向かって動き出す月、ということで「如」をあてたとされます。』だそうだ。

 

 ・夏の「残暑」が冬の「余寒」、俳句の季語に「余寒」があり、何首か、、、

「 藪蔭に梅一輪の余寒かな  ・寺田寅彦 」   「 隅々に残る寒さや梅の花  ・蕪村」

  「 鎌倉を驚かしたる余寒かな  ・虚子 」

 クロッカスと芝の芽が

「三寒四温」で、あと数日は寒さが続きそう、そのあとやっと「春本番」となる予報です。寒さが身に染みる老人は暖かくなるのが待ち遠しい。ドライアイの眼だからエアコンを使わない、石油ストーブとホットカーペットで暖をとり、着る物を着たり脱いたりしながら春が来るのを待っている。

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雨水と、、

2025年02月19日 | 日常雑記

   モーニングショー   

 昨日は「雨水」でした、調べたら、(概略)『二十四節気の「雨水」は、降るものが雪から雨へ変わる頃の事です。雪や氷がゆっくりとけ始め、農耕の準備を始める時期の目安とされてきました』。ですが、自然は暦どおりに動いてくれない、ここ数日強烈寒波の南下で豪雪地帯に大雪が降り続いて、連日各地の「大雪情景」がテレビで報道されています。   雪と言えば、、

 『鈴木牧之偏選・京山人百樹定・岡田武松校訂 【北越雪譜】・岩波文庫』。(雪国の人々が自然の脅威雪とたたかい、雪と共に生き死んでいく、風俗習慣生活を知る)この本の「三 四月の雪」の頁に『春になりても二月頃までは雨降る事なし、雪のふるゆえなるべし。春の半ばにいたれば小雨降る日あり、此時にいたれば晴天はもとより、雨にも去年より積雪・つもりたるゆき・しだいにしだいに消ゆるなり・・・』とあります。この本は活字が小さいが、挿入画もあり、昔の雪国の生活が理解できる好著で、何度も読み返しています。

 昔から厳しい冬の寒さや雪に耐えながら生活してきた雪国の人は、忍耐強く、勤勉で、生きる知恵を持っている、と言われます同感です。この気質は今も変わらない、サービス業界でも多くの北国出の人も多く、仕事をしたホテル会社には北国地方・長野の出の優れた人材が多くいました。

 人は自然の中で生かされ、作られる、環境が性格を作る説は正しいのではないか。自然災害の多い日本人の性格は日本の自然が作ったもの。被害にあった人、生死の危険にあった人、協調性が生まれ、他人の気持ちが分かる。「おもいやり、気働き、同情心」「おもてなしの心」が自然に身に付いてる。 北国の人は質実剛健、南国人は明るく陽気な性格。これは自然が作ったものだろうかもしれない。「種の変化」で知られてる、だーウインは「自然に合わせて生物は変化した生き残った。生き残るために変化した」というから。   自然に生き、自然に作られた人。 

・きょうもいつものように、老人の癖で、テーマの雨水から人の性格までころころ変化してしまった。

                                          

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勿体ない

2025年02月16日 | 日常雑記

                                                 プリムラ・マラコイデス「古都桜」

 今日は「日本全国広範囲に渉り気温が上がる」予報です。この辺も最低5℃、最高は16℃,、3月の暖かさ。寒くなったり、温かくなったり、春の気温はころころ変わる。来週再び寒波が南下し最高8℃~9℃に下がるという。「三寒四温」の季節。

 「成語林」の「大雪」には『「 大雪に飢渇(けかち)無し」飢渇とは(飢饉)、大雪の降った年には不作がなく、飢饉がないこと」また、「雪は豊年の瑞(しるし)、雪は五穀の精」』とあります。そうはいっても、あの豪雪地帯の大雪には驚くばかり、ご苦労がまだ続きます。

  テーマは「勿体ない」です、

 「もったいない」と聞けば「むかしびと」の老人は「恐れ多くも賢くも天皇陛下に置かせられましては云々」と続く言葉。いまはそんな時代ではない。 また、「あんな男にあのお嬢さんがねぇ、勿体ない」「あの人をあの地位に置くのはもったいない」などと言った。「そのおことばを頂戴し、勿体ないことです」、侍は「かたじけない」。「もったいない」は沢山の意味があることばです。

 戦中戦後飢えを体験した、食べられる食べ物を捨てる、勿体ない罰が当たる、眼がつぶれる。 勿体ないまだ着られる、勿体なくて捨てられない。綺麗な包装紙、小箱、紙袋、クッキーの缶、ボール箱、発泡スチロール箱、プチプチ緩衝シート、錆びた道具、着られる洋服、捨てるのは惜しい。捨てられないから溜まる、溜まりすぎて困ってしまう、最後は市の「資源回収日」に出す。でも何かの時に必要になるだろうと全部捨てない。どうしようもないものを「ゴミ」という、一口に「ゴミ」というが、人によって価値観が違う。

 「ゴミ」と言えば瀬戸内海の「豊島・てしま」を思い出す、廃棄物の投棄で島の景観が変わってしまった、社会問題となった、今はオリープの島になってる。東京の「ゴミ」は「夢の島」となって、いま植物園が出来市民の公園になってる。大阪も同じ「夢」の「夢洲」(ゆめしま)。今年4月に開場する大阪万博の会場となった。万博の跡は数年で投資マネーを集め「近未来都市」が出現し、公認賭博場「カジノ」が出来る、賭け事好きな人々の一攫千金の「夢の島」になる?、らしい。

 人間の生活に「ゴミ」が出るのは仕方がない、使えない、食べられないものを捨てる。古墳の中の「ゴミ」は歴史を知る貴重な資料となってる。東京・大阪の「夢の島」も千年後に今の時代の「資料」となるかもしれません。

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はなゆず

2025年02月15日 | 日常雑記

     ・花柚・はなゆ・はなゆず・ のジャムづくり、、

 ・庭木の「花柚子」が今年は「成り年」、沢山実をつけたので良ければ貰ってくれませんか、知人からのお言葉、もちろん!、頂きます、ジャムを作ります。頂いた山のような「花柚子」です。まさかこんなに沢山とは思いませんでした、と言ってご好意を無駄に出来ません。悪いのを捨てて。まず水洗い、昨日は半日掛かって、二人で指が痛くなるほど、時間が掛かりました。

 小粒の柚子を半分に切り、「種」を取り出す、これが一苦労、種のあることあること。4つや5つどころか、金串竹串でとりだし、果肉房と皮のを分け、皮を細かく切り、皮を一度熱湯で湯掻き、冷ましてフードプラセッサー、まず皮を、次に果肉を粉砕し、これでひとまず煮るところまで、お昼になり。

 午後は、中・小二つ寸胴鍋に分けて、蔗糖・砂糖・グラニュー糖、梅酒も加えて煮詰める。かき回してないとそこが焦げ付く、頃合いを見て火を止めて終わり。、一晩寝かしておいて味見、今朝の朝食のパンにつけて食べました。今朝も火を入れておいて、今日はそのまま。空き瓶を熱湯消毒しておいて家内は三水さんと、新宿某所へ買いもの食事に出かけてしまった、帰ってきてから瓶に入れる、ことになってます。この量、とうてい我が家だけで消費できません、友人にお裾分けします。

 花柚子のジャムづくり、でした、、

        

                                  

  上  「花柚子 」→ 頂いた柚子 → 種取房に分ける、 

  下     出来た量 → 寸胴鍋で煮る → 空き瓶 → 試食    

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個包装

2025年02月14日 | 日常雑記

 ・大型スーパーの入り口付近がチョコレート菓子の棚ばかりだったのを思い出した。今日は「バレンタインデー」。血糖値が上がるから口にしないチョコ、時々家内がは小さな箱詰めのチョコレートを買ってくるので、私も口寂しいときにはご相伴に与る。

 テーマはチョコレートではなく「個包装」の話しです、、

 ・チョコだけではなく全てと言っては大げさだけど、「個包装」されてる商品が溢れている。家内が買い物に行ってくる、野菜、食品などがビニール包装されている。プラスチック皿。ポリ袋、食品ラップシート、たくさんポリ・ビニールが出る。毎週土曜日が回収日で、スーパーの大きな袋一杯になる。

 薬の「個包装」はありがたいが、キャンディー・チョコ・飴玉のお菓子類も大抵「個包装」されてるから指の力が弱ってきたから袋を破って出すのに難儀する。で、「鋏・はさみ」を使う。家内が苦労するのを見かねて袋を開けてやる。家内は出かけるときは「食事用のはさみ」をバックに入れて行く。我が家の調理用の鋏は2種、ほかに小さな鋏が一つ。私は鼻毛用の小さな鋏で破れない袋を開ける。

 衛生面でみれば包装してあった方が良い、考えてみればこれ無駄ではないかと、思うような「包装・パッキング」された商品が多い。昔の話をするとまたかぁ、といわれそうだけど、早朝アサリ売りが来れば笊を持って行った、納豆は藁苞でしたし、豆腐は小鉢を持って買いに行った。

          

 個包装してあるチョコレートを見て思ったこと、、、

 今日は暖かい、けど来週はまた寒波がやってくる予報、陽はのびたけど、まだまだ寒い、、、

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気ままに

2025年02月13日 | 日常雑記

                  くろねこ

  昨日は強風が吹いた、病院の帰り道、広場の砂が吹き上げられ砂ぼこりが舞い上がり歩けない程だった。気象庁から「春一番」の発表はなかったが、北陸地方に「春一番」が吹いたそうだ。午前中家内はフォークダンスで出かけ一人。読書も飽きた、また「老いの繰り言」、、

 ・起きたいときに起き、眠くなれば寝る。「気ままに生きている」か、「意識して生きている」か「成り行き任せで生きている」かの日が続く老後の日々。他人のために何か役立つことをやってるわけでも無し、今のところ、「他人さまにご迷惑を掛けずに生きてる」。他人がどう見ようと気にすることもないが、元気で居てくれるだけでいい、と子供たちは言ってくれるが。

 ・自分の行動を自分の意志で決められる生活になってからもう長い。リタイア直後は背中から「責任」の重い石が外れ、心身ともに軽くなった。あの気分は今でも忘れない。それでも人間ノンベンダラリと生きる生活が長くなると、「動く生物、考える葦人間」なにかしなければという気が起きる。

 「生き甲斐」とは「他人のために役立つこと」。重々承知してるが、この身体では他人のために何もできない。「気ままに生きる」こともストレスの一因になるのかもしれない。そうはいうけど一人ではここまで生きられなかった。〃奥さんの助けがなければなにがもできないでしょう?〃、が聞こえる。そのとおり、定期の病院通い、はり治療、いまは何処へ行くにも「付き添い」で一緒の行動。三度の食事掃除洗濯、家事全般、家計の事からご近所付き合いまで、家内がやってくれる、言ってみれば「濡れ落ち葉」的存在になった。幸い趣味趣向価値観が同じ話題でよく長話もする、小さな旅も一緒がいい。

   ・長く生きて、この世の変化を見てみたい、などと勝手なことを言いながら、読まされている皆さんが、トレスにならなければいいな、と思いながら、なんだかんだと、言いたいことをいって、書きたいことをかきなぐるブログ。これ老人のストレス解消になってる、出来るだけ長く元気で居て「介護保険」の厄介にならずに生きること、それだけでも、すこしは「世のため」にな

  帰ってきたので、、、おわります、、ってると勝手に思っている。   

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好著

2025年02月12日 | 日常雑記

   仕事を離れてからもう数えきれないほどの月日が経ちましたが、過去をまだ引きずって生きているような気がします。新聞テレビに「ホテル」という名前や声が聞こえると眼と耳が行く自分がまだいるからです。生涯死ぬまで過去の仕事「ホテル」から離れられないと思います。

 ここ数日で一気に読み終えた本です。書店でこの題名「観光消滅」特に、副題の「観光立国の実像と虚像」 を見て、内容をざっと見て、これはと思い買ってきて「積読」しておいた本でした。ホテルだけでなく「観光関係」で仕事をされている皆さんにお勧めしたい、たいへん「観光立国日本の」現在と将来について示唆に富む好著と私は思います。 

      佐滝剛弘著・「観光消滅」   発行は「中公新書ラクレ」です。   

                                 

 ・天気も変わってきたような今日の予報です、雪の地方に「雨」が降るようになりました。やっと厳寒から「春めいた日本列島」になってきた?、各所から梅のたより、早咲きの桜の便り。そして、トランプ米大統領の言動が気になりますが、それより、今日から恐らくすべてのテレビ局のスポーツニュースでは「大リーグ」、とくに「オオタニサン」の動向が取り上げられるでしょう。

 春と共に老人の楽しみがやってきました、、、、

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建国記念の日

2025年02月11日 | 日常雑記
 今日から大雪も下火になったような予報で、気持ちもすこし暖かくなります。やっとこの寒さも終わりになってきたらしい。そして、連休最後の「建国記念の日」です。昔の「紀元節」です。子供の頃の唱歌一番だけを覚えています、「♪雲に聳(そび)ゆる 高千穂の  高根おろしに 草も木も  なびきふしけん 大御世(おおみよ)を  仰ぐ今日こそ たのしけれ」でした。神武天皇の話を校長先生から聞きましたが、それよりいつもの様に紅白の打ち菓子を貰うのが楽しみでした。
 
 「建国記念日」といっても」記録が残っているわけでもない「神話の中の話」、『2月11日は、神武天皇(日本神話の登場人物、古事記や日本書紀で初代天皇とされる)、日本書紀における即位日(辛酉年春正月、庚辰朔、すなわち、旧暦1月1日)の月日を、明治時代にグレゴリオ暦での具体的な日付として推定したものである』ということでこの日に決めたそうだ。
 
 大抵の国は「独立記念日」「建国記念日」があり、アメリカはイギリス統治時代から独立宣言した日「1776年7月4日」で明確です。フランスは、フランス革命の起きた1789年7月14日、「パリ祭」。中国の建国記念日は、10月1日の「国慶節」。お隣韓国は「開天節」10月3日です。
 
 午前中は背中に陽を受けて本を読んでました、、
 

 ・午後も風もなく静かでした。ご近所さんから頂いた「キンカン」を家内と砂糖煮にするため種取りを時間を掛けてやりました。いま煮ています。朝食にヨーグルトにいれて食べます。「キンカン」は小さな実に四つも五つも種があって取るのが大変です。

                                   

     

  

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継続すること

2025年02月08日 | 日常雑記

 数日前の朝日天声人語の「最も効果的で金もかからず副作用もない老化対策」とは、『「節度ある食事、運動、睡眠」だけど、出来ないものだ』をメモしてある。健康で長生きの秘訣はまことに簡単の様だが「継続して実行」する、これが続かない、出来るどうか。

 人は誰でも元気で長生きしたいと願う、生きていれば何が起こるか分からない。何もなくても「ひとは生物」だから、年を経るにしたがい成長しやがて枯れるのが自然の姿。とは言え折角この世に生まれたんだから長く生きていたい、加齢と共に下がっていく「健康曲線」を急激でなく、なだらかな線で生きたいと誰でも願う。この「三つの老化対策」もその一つでしょうか。

 ・「節度ある食事」、これが一番難しい。腹が減っていれば何を食っても旨い、戦中戦後を生きたから食えるものなら何でも食った。好き嫌いなし。でも、美味いものは食いたいが、財布が許さない。何度も言うけど、一日三度の食事を病院の食事でない限り「栄養価」まで考えて摂らない。「頭で食べず眼で食べているから」、結果、採血検査の数値が高くなり注意されて、慌てても遅い。毎日の努力を続けるか否か。若いころの「暴飲暴食」は歳をとった時に大きく影響する、した人のその後を多く視てきたから言える。

 「良い睡眠」、眠れないで睡眠導入剤を飲んでる人を知ってるが、幸いなことに二人とも眠れないで悩んだことはない。早寝早起き型の私はおおかた9時前に寝て5時に起きる。家内は低血圧の遅寝寝坊型で11時過ぎまで起きてる。最近は気が付くと二人とも「居眠り」をしてる、老人はいつでも眠い。

 「有酸素運動」、これが一番難しい。毎朝のテレビ体操を続けているが、寒いと外へ出ない、天気が良ければ少し外を歩く気になる。買い物、食事、用事を作って出かけるのも運動になる。スーパーの店内を歩き回るのも運動。いわゆる「ちょい活動」を心掛けている。暖かくなればもう少し運動量は自然ふえる、と思っているけど。

 「継続は力なり」、簡単なことでも、続けてやるかやらないかで、老化を遅らせることが出来るそうだ。若い時は歳をとった自分を考える人はまず居ない、「歳月人を待たず」いつの日か誰でも爺さん婆さんにになるのだけど、、、。

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読書

2025年02月07日 | 日常雑記

          

          「春の日を背筋にあてることし哉    ・一茶」

 寒い日が続きますが、連日晴れて西南から斜めに差し込む暖かい陽の光を背中に浴びて、朝のひととき本を読みます。二月になってから陽が当たると暑いくらいです。

 ノーベル文学賞作家・ハン・ガン氏の作品「すべての、しろいものたちの」「菜食主義者」の二冊を読み終えました。数年間ホテルの仕事で住んだ韓国ソウル、少しは「韓国と住む人」を理解しているつもりです、印象の強い「ことば」の風に圧倒されました。その後、今年の「大河ドラマ」に出てくる「田沼意次」の生涯をえがいた、平岩弓枝著「魚の棲む城」を読みました。歴史で知った「田沼意次」ではなくて、「江戸っ子意次」をみるような長編歴史小説、楽しめる本、一気に読み終えました。  

                    

 天気もいいし、家内はフォークダンスの集まりへ出かけてしまった昨日は、風も無いので駅の書店へバスで行ってきました。宮本 輝著 「潮音cho-on・第一巻」を見つけ、内容が気になり購入しました。文春から毎月一冊連続刊行される大河歴史小説、幕末・維新を生きた富山の薬売り達の歴史と帯封にかいてあります。 

 老化で身体が衰えれば、当たり前ですが、遠出も出来なくなり、好きな映画も「映画館」でみられなくなりました。もうあきらめてますが、幸いなことに視力は白内障手術で回復し、眼鏡不要となった老人にとって、想像の世界を自由自在に飛び回れる、ネトフリで視る映画と読書が楽しめます、生かして下さっている不思議な力に、感謝しなければなりません。

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