はい、しげのですが?

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基地押しつけへの闘いをあきらめる資格は、東京の私たちにはない。

2013年12月27日 21時44分28秒 | 沖縄・米軍基地問題

今日の沖縄県知事の辺野古埋め立て申請承認を残念に思う。ただ、僕個人としては、知事の承認に対して、「怒りをもって抗議する」ことなどできない。

以下は、本当に個人的な見解だ。

仲井真知事の下した決断は、彼の従来の持論とは大きく離れている。

現在の彼の説明が、本心からのものとは到底思えない。彼の気持ちを動かしたのは、沖縄振興策のお金でも、政府間協定への期待でもないだろう。説得された、というのは形式であって、そんなに短期間で説得される材料などない。

あそこから生きて出るには、他の方法がなかったのではないだろうか。

東京の病院に一人幽閉され、周囲を囲まれた状態で連日恫喝を加えられて、最後まで節を曲げない、というのは超人に期待することだと思う。生命の危険もあっただろうし、仮に命を賭してもどうであったか。

知事の埋め立て申請承認は、確かに辺野古基地着工への公的な最終局面であり、大きなものだろう。あとは座り込みなどの非暴力直接抵抗の局面になり、恐ろしく苦しい闘いになるだろう。それでも、少なくとも東京の我々は、彼が「最後の砦だった」と考えてはいけないのだろうと思う。

実際に、官邸前の抗議行動は今日も、明日も、連日続く。そこに合流できていないのがもどかしく、本当に申し訳なく思う。ただ、これだけは確認しなければならない。

長く苦しい抗議行動を継続している沖縄の人々より先に、その原因を作っている東京の私たちが、不当な基地押しつけへの闘いをあきらめる資格などないはずだ。

私たちは、どのような状況にあろうと、沖縄への差別と抑圧に責任ある当事者として、責務として闘い続けなければならないと思う。

 


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