「街の仲間たち」小金井市議会議員 清水学

令和3年3月の小金井市議会議員選挙にて2期目当選。議会活動や地域での活動をお伝えします!

浅川清流環境組合議会の視察

2023-01-25 10:41:00 | 清水がくの活動報告
昨日は浅川清流環境組合議会の視察で埼玉県寄居町にあるオリックス資源循環株式会社様が運営する施設へ視察をしてまいりました。
▼小金井市からは村山ひでき市議、渡辺ふき子市議、水谷たかこ市議、柿崎環境部長が参加


浅川清流環境組合は日野市、国分寺市、小金井市の3市でごみ処理施設の運営等を共同して行う一部事務組合で私たちの可燃物ごみ処理する施設を運営しています。私はその組合議員として参加しました。
昨日は、脱焼却を実現し、廃棄物を完全に再資源化する施設を運営しているオリックス資源循環株式会社様の大規模リサイクル施設(ガス化改質方式)と乾式メタン発酵事業(バイオマス発電事業)を視察いたしました。
▼ご対応いただいた小川様


オリックス資源循環株式会社様には小金井市では本施設が開業した時から大変お世話になっている企業様でした。多摩地域の自治体や一部事務組合に大変ご迷惑をお掛けしゴミの受け入れをしていただいていた頃(いわゆるごみ問題のころ)に職員さんのご努力のおかげでお世話になっておりました。今もお世話になっているのがオリックス資源循環様です。
本事業は埼玉県が計画しPFI(公共的施設に民間の資金やノウハウを活用して、民間主導で運営を行なう手法)により選定された公共関与の安心な大規模リサイクル施設を運営しています。
PFI事業者は県有地を賃借し、埼玉県の安全管理のもと、自ら施設を建設・運営し、事業収益は事業者に帰属するという独立採算型でのPFI事業を運営しています。

▪️ 大規模リサイクル施設(ガス化改質方式) 
最新のガス化改質方式を採用している施設です。受け入れた廃棄物は、最大2000℃で溶融を行い、スラグ・メタル・工業塩・燃料ガスなどに変換することにより完全リサイクルを行い最終処分場に依存しない施設となっています。
特に燃料ガスは敷地内の高効率発電システムに燃料として供され、余剰電力は電力会社に送電しています。




▪️ 乾式メタン発酵事業(バイオマス発電事業)
乾式のメタン発酵バイオガス発電施設の建設は当施設が関東圏で初で国内最大規模ということでした。
食品廃棄物や紙ごみなどの一般廃棄物をメタン菌の働きにより発酵処理し、生成されるバイオガスを発電燃料として活用する再生可能エネルギー発電施設です。また、他の発酵方式では処理の難しい水分含有率が低い有機物の発酵処理が可能なためリサイクルの幅が広がるということです。




オリックス資源循環殿は脱焼却を実現し、CO2削減、そして再生可能エネルギーであるバイオガスを用いて熱や電気を発生させる、まさにエネルギーの地産地消を体現している施設でありました。

今回の視察では、まずは職員さん方のご努力の賜物でオリックス資源循環殿と関係性を築いたことを知ることができました。そして、脱焼却を実現して環境負荷の低減、クリーンエネルギーで私たちのごみを処理し、持続可能な廃棄物処理を実現できる事業を拝見することができました。

私たちの可燃ごみをお世話になっている浅川清流環境組合の処理施設にも寿命があります。私たち小金井市が多摩地域に多大なるご理解ご支援をいただいていた過去があるので私たちの今の生活があることを踏まえ、本日の視察内容を参考としてこれからの、民間活力やリソースを活用した廃棄物処理の必要性を強く認識しました。

オリックス資源循環株式会社様はじめ関係者の皆様、ありがとうございました。






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