昼休みに社内の敷地をウォーキングをしていると、
場内放送でNHKの番組が流れてくる。
ここはふるさと旅するラジオは今日は
福島県伊達郡飯野町のUFOふれあい館で
中継を行っているという。
館長をなされている木下氏がリポーターから
インタビューされてハキハキと答えているのに対し、
商工会か婦人会のおばさんが少ししらけ気味に
インタビューに答えていたのにウケた。
木下氏の話し方から察すると、得意分野になると
韮澤さんのように延々と語ってくるタイプと思われる。
UFOの思い出といえば、私の周りでは、小学生の頃に
町内の山の通信塔にUFOが出現してK氏を追い回したとか、
Sくんによるナチスが造ったUFOハウニブなどが挙げられる。
最大の思い出は中学のときの国語の授業で行った
班ごとによるディベートだな。
授業でディベートを試験的に導入してみたらしく、
前日にどういうものかという説明があり、
明日までに論題を考えろとのことであった。
運良く、初日に我がクラスが当たった。
学校が終わってRの家でTVタックルの超常現象バトルを
ビデオで見て、「明日これやろうでぇ」となった。
肯定派
私
Yくん
否定派
Nさん
Yさん
中立派(審判)
R「それでは始めてください」
Yくん「ホンマにやるんかよ!!」
Nさん「どこのUFOがいるんですか?」
私「空をみなさい」
全員「wwwwww」
Yさん「どこにもいませんが」
私「貴方達の信じる心がないから彼らが恐れて出てこないのです」
全員「wwwwww」
Nさん「証拠を見せてください、宇宙人に関するものとか」
前日に否定派の行動パターンを予想していた私とRは
TVタックルでやっていた宇宙語「アルファ語」と
「オンオヒー語」の会話を見て、宇宙語を証拠にしようと考えた。
それらを即興で演じていては「もう一度言ってくれ」と
ツッコミが入ったら単なるギャグで終わってしまうので
適当な音の文章を作り、文節を区切って発音記号を書いて
違和感が出ないようにしてカンペも用意した。
思惑通りの展開になった。
私「それではアルファ星の共通語を話します」
「こぅれってぃ、ふぁくぎわ、にーるべす(適当)」
全員「wwwwww」
Nさん「もう一度言ってください」
私「こぅれってぃ、ふぁくぎわ、にーるべす」
全員「wwwwww」
Yさん「なんという意味ですか?」
私「地球はきれいな星ですね」
Yくん「アルファ語って実在するんか!?」
Nさん「なんかさっき下を見んかった?」
私「やはりそう疑う心が彼らを見えなくしてしまう原因です」
全員「wwwww」
先生「そろそろ時間なんで各班、評定してください」
R 「評定を言います。肯定派の数多くの証拠により肯定派の勝ちです」
全員「wwwww」
否定派「証拠でもなんもねぇが、自分で作っとるがー」
Yくん「かなり胡散臭いけど勝ってもどうかなぁ」
気が付けば、我が班の周りに他の班も混じって
傍聴していたようである。そりゃ他の班は
先生が用意した論題「制服は必要か?」「給食は必要か?」を
そのまんまやっているから、こっちに来てしまうわなぁ。
私の班のせいで他のクラスではディベートはしなかったらしい。