入り江の小船

ヒマがあったら書く日記。

欧州事情

2011年07月03日 21時09分15秒 | Weblog
Rを迎えに成田空港まで出向くつもりだったが、
東京駅で合流することとなり、飛行機の到着まで
しばらく時間があったので新宿に住む姉に旅先の
土産を渡しに行ったりして時間調整をした。



その後、東京駅でRと合流して、
さっそく土産話をしてくれた。

ドレスデンとプラハの街並みや料理の話か、
或いは学会での最新の研究や知識の話か、と思いきや、
学会で知り合った各国の研究者たちと夕食会して
パリっ子のフランス人が面白かったという話をした。

R曰く、同席していた研究者の国籍は
先述2氏の他に、スコットランド人、ベトナム人、K国人がいて、

そのフランス人がRが日本人であることを知ると、
「日本大好き!!和食神過ぎ!!外国の料理が不味いのではなく、和食が美味すぎるのだ!!」

Rの横にいたK国人に対して・・・、
「K国あれどしたん?行儀が悪すぎたりとか何であんなに酷いん?(笑)」
K国ネタをよく話すRは笑いをこらえるのに必死だったらしい。

EUといっても民族間の統合まではいかないらしく、スコットランド人に対して、
「スコットランドはイングランドに最後まで抵抗して未開である」

これに対してスコットランド人・・・、
「フランスもマルセイユとか治安が悪い場所とかあるじゃないか」

「ああ、あれね?あれ北アフリカからの移民ね」
と、フランス人、サラリと返す。
このフランス人とスコットランド人は以前からの知り合いらしい。

かつて宗主国であったことと、モスクワ遠征の逆恨みからか、ベトナム人に対しては、
「昔(植民地時代)のベトナムはよかった・・・、なんでソ連と仲良くなったんだ!!」

あいにく、この日はドイツ人とギリシャ人はいなかったが、
過去100年以内で独仏間で死者が数十万単位の戦争をしていた怨みからか、
「ドイツ人のキャベツ頭」という言葉をRに教えたりだとか、
欧州経済の足を引っ張っているギリシャを悪く思っているらしく、
「ギリシャ人の男は皆ゲイ」とも言っていたらしい。

昨今のホビー漫画でヨーロッパ勢がユーロチームとして
まとめて出てきたりするが、個人レベルにおいては
ヨーロッパの統合は民族的にみても難しいのだろう。

土産はボヘミアングラスのカップ、
箱に収められているかと思いきや、
Rのリュックに裸の状態で入っていて
そのまま渡されて、かなり困った。