入り江の小船

ヒマがあったら書く日記。

豊島の秋祭り

2013年10月25日 23時08分06秒 | Weblog
豊島の秋祭りに参加してきた。
甲生・家浦・唐櫃の順で執り行われる。





まずは甲生。
こちらは移住者を除くと高齢世帯が多く、
今や神輿の担ぎ手がいない状態だ。
社殿で酒と食事がふるまわれる。





続いて家浦。
島内でも最大のとあって過疎を感じさせないが、
硯と合同でやっているのでなんとも言えない。
乗り子の衣装と掛け声がかわいい。
家浦八幡から豊島小学校まで練り歩く。




秋祭りの最後を飾るのは唐櫃。
年々、氏子が減っているのに加えて、
海苔養殖の時期で神輿の担ぎ手が少ない。
少人数の担ぎ手でけんか神輿になるので
かなり体力を消耗してしまう。




アマゴイ山

2013年10月05日 14時34分51秒 | Weblog
豊島の甲生のアマゴイ山に登ってみた。
ここに登る者は久しくいないらしく、
甲生のお母さん方に登山道を尋ねたが、
登山道は廃れているとのこと。

笹を掻き分けて道なりに進むと畑の跡や
地籍調査の杭などがあったので
正しく進めれているようだった。
山の中腹あたりから崩れやすい崖になっており、
道を誤れば転落しかねなかったが、
稜線に沿って登ったら比較的安全に登れた。

山頂には草木に埋もれた石垣があり、
これを「雨乞い」をする祭壇だと思って、
下山したおりに甲生のお母さん方に訊いてみたら
これは「かんばたけ」という畑で、
芋や蕎麦を植えていたらしい。

このアマゴイ山は花崗岩の岩山なので
土が少なくて土地が痩せているようなところだ。
耕地面積は少なく、畑までの道のりが険しくとも、
食料の安定供給を図るために不利な場所をも
耕していた先人には頭が下がる思いだ。

眼下には稲刈りを待たんばかりの
棚田が黄金色に輝いていた。