続・笑う蜘蛛の糸

1969年生まれの私、
潮風太子が第2団塊世代特有の視点で書く
コッソリ系ブログです。

バスに乗る前に知っておくべきこと8(コロナ編)

2020-07-07 04:15:00 | 日記
このシリーズ撤退したハズでしたが、
前回の7同様、
一時完結宣言撤回ということでご容赦のほど・・・

この自粛期間中、
いろいろな業界の方々から、
さまざまな「情報」が寄せられ、
何を書くか迷うと同時に、
聞き取りや裏取りに、
時間をかけたりしたので、
なかなか出せずじまいでした・・・

自粛期間中に書けなかったネタとはいえ、
ちょいとボツにするワケには、
いかなそうなネタを順に。

今回は「バス編」。

コロナによる国内移動制限解除と、
例の10万円給付が呼び水となり、
ようやく人々は「活動」を始め、
経済も動き出した。
が、このコロナダメージは今後、
重大かつ深刻な社会問題となっていくだろう。
いろいろな面において・・・
とはいえ、
正直なところ世界的に見たら、
日本におけるコロナウィルスの被害が、
「この程度」の被害で済んだのは、
奇跡的といってよい。

当初、政府発表では、
約41万人の死者を想定していたことを、
今一度思い出してほしい・・・
と言いたいところだが、
ここ最近どうだろう?

ちょいと緩み過ぎちゃいないか日本?
そんな中、
数社のバスの関係者から異口同音に、
「コロナはもう収束しているのに、
いつまで前の座席を座れないようしているんだ」
という苦情が最近、
多数寄せられているとの情報。

路線バスに乗ると、
こういう光景をみたことはナイだろうか?

左右最前列の2席にロープを張って、
座れないようにして、
さらに運転席より前に出ないようにと、
養生テープでライン引きをしているバスを。

しかし最近では、
こうした「苦情」に押し切られて、
最前席を事実上「解禁」するバス会社が、
出始めているという。

かなり冷徹な書き方だが、
「コロナウィルス問題」は、
実際のところ未だ何ら解決していない。

破綻寸前に陥った経済を、
動かさざるを得ない状態となったため、
仕方なく「自粛要請解除」として、
無理矢理「収束」したかのような、
雰囲気にしているだけで、
未だにワクチンも開発されていなければ、
治療法も「仮説」に頼る手探りの状態。
なんら終息の目処もたっていない。
移動制限解除や自粛緩和をした途端、
検査数が増えたからとはいえ、
感染者数が再び上昇カーブを描き出した。
重症患者あるいは死者が再び増加するのも、
時間の問題か?

北朝鮮と芸能人の不倫のニュースが、
地上波のワイドショーに出てくると、
すっかり「平和な世の中」になったと、
多くの日本人は勘違いする。

第2波のパンデミックがやってきても、
なんら不思議でもなんでもナイのに・・・

幸運にも第1波は、
日本の医療従事者の皆さんの、
まさにヒポクラテスの誓いそのままに、
愚直なまでに誠実な仕事ぶりにより、
最悪の状態は、
なんとか回避できたか?
といった状況。
が…
ここから単刀直入な書き方にて失礼。

運賃箱に最も近い最前席に、
「コロナウィルス陽性患者」が乗車し、
ゲホゲホっとやっただけで、
運転士はもとより乗客全員が、
確実に感染者となる。
全滅必至。
路線バスの車内でクラスター発生!
となったらどうなる?

でも、ほとんどの人は、
そんなことは考えない。
ネガティブなことだから考えない。
でも・・・
そう!路線バスでも、
コロナテロは可能なのだ。
というコト。

路線バスの乗降において乗客全員、
どうしても運賃箱を通過するため、
運賃箱周辺にコロナウィルスが、
ばら撒かれてしまうと、
乗客全員確実に感染してしまう。
回避絶対的不可避。
コロナウィルスの飛沫に関しては、
最近、公表された
「富岳」のシュミレーション映像で、
お解りかと思うが、
あれが路線バス車内で発生したら・・・

これまで我が国では、
路線バスや通勤電車で、
クラスター感染は発生していないが、
これも、ほとんど奇跡的といってよい。

でも奇跡なんかそうそう続かない。
ひとたび満員電車や、
路線バス車内でクラスター感染が発生したら・・・
いや、例えば複数の路線バスの運転士から、
ウィルスの陽性反応が確認されたら…

たちまち、
国内は大パニックとなるだろう。

日に日に乗客の数も増え、
ようやくバス会社にとっても、
毎日200万円近い「赤字」を出し続けた状況から、
脱しつつある状況、
とはいえ、
これも奇跡の連続の上の、
砂上の楼閣のような、
安全神話の上に成り立っているコト。
こういうことをもっとマスメディアは、
報じるべきだろうに・・・

そんなにトイレで不倫するお笑いタレントの情報が、
今すぐに必要か?

実際問題、
今日明日にでも
「路線バス車内でクラスター感染が発生しました」
なんてニュースが流れても、
なんら不思議でも何でもないと、
バス業界の現場の人たちは思っている。

ホストたちから陽性反応…
昼カラでクラスター感染…
という最近の地上波ニュース。
「夜の世界」とか「気の緩み」
なんて言われると、
多くの民衆は酒絡みが原因と、
勝手に思い込み始めている。

したがって当然のことながら、
多くの人達は、
「自分はかからないだろう」という気に、
往々にしてなってしまう。

しかし現在、
バス業界内で囁かれているのは、
「恐らくウチらも、
みんなすでに感染してんだろうな」
という自虐的な噂話。
実際、運転士全員にPCM検査を、
義務付けるという方針にした、
バス会社を聞かない。

万が一いや出るべくして、
大勢の感染者が出た!
なんてことになろうものなら、
もう日本経済は死に体の一途へ、
真っ逆さま一直線となる。
影響は、あまりにデカ過ぎる。
だから、
今は絶対に「コロナの検査」なんかしない。
これがバス業界のコロナ問題における、
暗黙の共通認識らしい。

コロナ自粛期間中、
世間全体が、
ステイホーム期間中だった頃にあっても、
日本の鉄道や路線バスは、
連日運行を続けた。
空っぽの料金箱で帰社する日々も、
医療従事者の皆さんや、
ともすると「感染者」の人達が、
病院へと向かう足として、
路線バスは走り続けた。

かくして「ごく当たり前」の、
パズルのパーツの一部が如く、
運行を続けていた日本の路線バス・・・
そう路線バスにはビフォーコロナも、
アフターコロナもナイのである。

そう考えると、
もう少し皆も、
それ相当の緊張感を更に持つべき、
ではなかろうか?
とまで書けば、
前席封鎖を批判している面々が、
いかに無責任な思考であるか、
ということも、
解かろうかというもの。

一度、路線バスでクラスターが発生、
あるいは運転士の大量感染発覚!
こんなニュースが公になったら、
また後出しジャンケン大得意の、
ワイドショーのコメンターどもは、
やれ「バス会社の責任は重大」だの、
「こうなるであろうことは、
常識で考えて、
誰だって解ることだろ」
と、したり顔で弁を振るうのだ。
さぁ誰が責任取るんでしょうか?
最悪の事態となった場合。

と、大手マスメディアが一切、
取り上げようとしないので、
こんなクソブログ如きが、
コッソリと一筆。
バスに乗る前に知っておくべきコト!
ではまた。














コメント (2)
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