またこういうニュースですか…
とネトウヨがザワつきそうですな。
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こういうニュースを地上波では、
嬉しそうに報道して、
右派、左派をけしかけて楽しむ、
恒例の一大イベント情報発信!
ってなカンジ?
なんでまた、
こんなネトウヨ的ニュースを
取り上げたかというと…
ちとばかし気になるコトがあるもので。
今の自分の立場から、
あえて一石投じの一筆を。
少々遅れネタで、
お恥ずかしいのですが、
7月5日東京都知事選挙ネタを。
潮風太子にとっては、
どうでもいいニュースだったものの、
ウチのバカ息子(長男)が、
珍しく、
政治のハナシを始めた…
どうりで原因不明のウィルスが、
地球を襲うようになったワケだなと(笑)
まさかお前の口から都知事選?…(@_@;)
ところが話題は…というと、
まさかの桜井誠。
在特会のボスいや、
今や政党、
国民第一党党首となった、
あの桜井誠とな?
これにはさすがに驚いた。
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ヘイトスピーチでお馴染み、
シナ、朝鮮大嫌いの排外主義者にして、
流石にネトウヨの間でも、
賛否分かれる極右思想の活動家である、
桜井誠に関心アリとは…
一体なんでまた?
と思い、
ちょいとハナシを聞くと、
意外なコトバ。
「桜井誠のYouTube面白いよ」
という。
YouTube?
以前、在特会のデモを、
都内某所で見た際、
参加者の面々が、
酔っ払いながら口汚いコトバで、
シナ人朝鮮人と連呼しながら、
「デモ行進」する光景に、
靖国に眠る「英霊」に対する、
冒涜だと思って以来、
彼らは真の愛国者ではナイと判断し、
一線を引いて見る、
スタンスにしていたのだが…
まさか愚息から、
その名前が出るとは…
念のため久々、
桜井誠関係のYouTube動画を
いくつかチェック。
相変わらずの桜井節は健在とはいえ、
だいぶ刺々しいイメージが、
払しょくされていて、
さすがに歳取ってきたのかなぁと苦笑。
しかし前回2016年都知事選に、
出馬した時とは、
選挙スタイルをずいぶんと、
変えていることにも驚いた。
特に注目すべき発言として、
一つ挙げるならば、
桜井氏曰く
「韓国とは国交を断絶すべき」
という主張。
かつては朝鮮人憎しというのが、
絶対的スタンスだったハズだったが、
ここにきて「国交は断絶すべし!でも、
文化交流とか経済交流は可能、
なぜなら台湾と日本の関係が
そうだから」
という、
旧型左派(パヨク)からすると、
これまでの狂犬的な発言と引き合わせれば、
ツッコミどころ満載な発言なのだが、
これが今どきの若い世代にとっては、
新鮮かつ腑に落ちる考え方らしい。
簡単な書き方で書くと、
「親同士仲が悪いのは、
もう仕方ないから、
ほっといて自分らは勝手に、
別路線にて仲良くやらせていただく。
なるほど、その手があったか!」
というカンジか。
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その背景には、やはりイイものはイイ、
好きなものは好きという、
KPOPや韓流ドラマ、映画といった、
韓流ブームの一連の流れに加え、
韓国サイドにおいても、
著書・反日種族主義が韓国国内で、
ベストセラーになるなど、
韓国政府が政策としてやってきた、
反日教育、反日政策に対し、
疑念や反感、嫌悪感を持つ世代が、
現れ始めたというのも、
影響しているように見える。
これまで反日一辺倒だと思っていた、
韓国人のイメージが若い世代になると、
ねじれ現象として
認識されつつあるのが現状。
そこを巧みに勝機と捉えた、
桜井誠の戦略に、
なるほど。。。と唸ってしまった。
そして選挙結果。
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桜井誠 5位 178784票という結果。
かの時の人、立花孝志にも圧勝、
当然のことながら、
この件に関して大手マスメディアは、
一切の沈黙を決め込んだ。
前回の選挙より約6万票の増票となった。
この選挙結果を、
ネトウヨ批判の急先鋒、
古谷経衡(毎回コラムを当方実は、
結構楽しみに読んでいるのだが)は、
ネトウヨ層のクソ票みたいな
ニュアンスで、
コラムに書かれていたが、
残念ながら、その見立ては違う。
新たな「若い層」による、
増票とみた方が的確だろう。
このほかにもアンチ桜井派の諸氏が、
排外主義者の台頭などと、
危機感を盛んに煽る文章を、
いたるところで披露しているが、
共通していえるのは彼等には、
どうも地べたの目線で、
モノが見るという思考がナイらしい。
常に上から目線でモノをいう。
これは今から30年ほど前だろうか、
我々が学生の頃~
青年期の時代に流行した、
朝から生テレビ的な、
ディベートテクニックの一つで、
俺は博識、オマエはバカ!
だからオレの勝ち!といった、
宮台真司などがよくやる討論手法の
流れから成るものなのだが、
これは30年前なら
通用する発想であって、
現代においては正直、
時代遅れな手法と言わざるを得ない。
当方はこうみる。
桜井シンパの固定票は約10万票それか、
その8割程度で、
今回の新規票のなかには、
国交断絶という強硬策ながらも、
逆にその方が、
お互い仲良くしたい同士(同志)が、
オープンな関係を再構築する、
手段となるならば、
それもまたアリじゃね?という、
近未来志向派がココに乗って、
「意思表示」をしたという、
ひとつの現象だったのではなかろうかと。
つまり一人の候補者の主張に対し、
二つの複線票が発生した現象。
各停線と快速線的というか、
一つのプラットホームに、
2つの同一方向へ向かう2ユニット、
始発と終点は違うケド…
そんなカンジといえばどうだろう?
中高生までが「反応」をみせた背景には、
そういう点が多分にあったと、
地べたの目線で私、潮風太子は、
感じた次第。
もはや旧型ネトウヨも旧型左派、
また我々の世代も含め旧型人間派にも、
いよいよ思考転換の時期が
来ているのだが、
これがまた「長年のアカ」とは
是如何にで、
なかなか、これまでの己の思想を、
簡単に否定、
変節できないものまた現実。
プライドといえば格好がいいが、
それでも、
やはり時代に上手く対応すべきは、
対応できる「器量」ってもの、
必要なのではないかと・・・
やはり見ていて旧型思考派は最近、
正直なところイタい。
誰とはこれ以上書かないが。
同世代の私から見ても、
相当にイタく見える。
すでに時代遅れとなっている
考えなのに、
でも、それを絶対に認めない・・・・
彼等。
常に私は正しいの一点張り。
由緒正しきディベートの手法、
いまだ健在ナリか?
昨年末、今ではすっかり紳士となり、
全社員の模範となっている、
武闘派「青」系右翼団体の、
元構成員だったSさんと長時間対談。
いろいろお教えいただいたが、
中でも興味深かったトークに、
Sさんはじめホンモノの右翼は、
いわゆるネトウヨ的な
反中反朝ではないハズというハナシ。
もっともSさんが活動していた、
約40年前当時は、
こういう問題は存在しなかったという。
1995年以降になって一連の問題が、
次々と勃発したからだ。
なのでSさんはサヨクには、
当然否定的な考えのようだが、
近代ネトウヨにも
否定的な考えをお持ちで、
ちょっと驚いたと同時に、
これこそが保守愛国の精神なんだなと、
納得と同時に目からウロコだった。
これから、どんどん選挙に行っていた、
お「年寄り」が減少の一途を辿る。
そして、新たな世代が
「大票田」となっていく。
新たな世代を取り込み始めた桜井票。
あまり甘く見ない方がイイ。
もう何を言わんやである。
ふと気になったので一筆候。
ではまた次回。