続・笑う蜘蛛の糸

1969年生まれの私、
潮風太子が第2団塊世代特有の視点で書く
コッソリ系ブログです。

五十一にして天命を知る?

2020-07-28 15:58:21 | 日記
急遽、職場の後輩から頼まれた、
社内報の穴埋め記事(映画ネタ)が、
案外と反響があったせいなのか?
それとも前フリのテストだったか・・・

すぐさま矢継ぎ早、
奴から頼まれた次の「仕事」が、
組合の代議員の仕事とな。

組合の仕事は10年ほど前にお役御免となり、
今は同世代の昔ながらの熱血野郎たちと、
信頼のおける後輩たちに、
とっくの昔、後進を譲ったハズ。
その後も紆余曲折あったものの、
なんとか組織としては維持できているのだから、
あえて「老兵」は余計な意見や口出しはせず、
時折、ヤバそうなときだけ、
やさしく「進言」する程度の関係性を保ってきたつもり。

ただでさえ多忙な状況は十分わかっているだろうに、
よくもまぁシラ~っと頼んできたものだ。
当然のことながらアホか!と、
一喝するも事情を聞けば、
「う~ん」となってしまい、
とある事情であるものの「長老枠」という、
特別枠で2年間のみの、
敗戦処理同然の中継ぎ役を
あえて引き受けることに。
といっても、
その前に当然、選挙があるので、
これに当選しなければ・・・
という条件つきではあったが・・・

先日、開票結果がでて

結果はご覧の通り・・・・

黄色のラインに潮風太子が、
世を忍ぶ仮の姿で使っている氏名が書かれている。
定員6名の選挙枠で2位当選・・・
これだけみると「おめでたいハナシ」なのだが、
それこそ火中の栗を拾うが如し、
いばらの道の第一歩に過ぎない
苦行の序章ナリだ。

さすがに詳細は書けないものの、
よくありがちな巷の噺のヒトツとして、
お読みいただければ幸いと思い一筆。

簡単に書くと、
当所属の支部と他支部とのパワーバランスが、
崩れてしまい今や他支部が主流派となり、
当支部は「抵抗勢力扱い」と、
受け止められているかのよう。
とのこと。
当支部からの要求より、
別支部(現正規軍)の意見優先という
傾向が最近特に顕著となり、
これを面白くないと思っているらしい。

ただ交渉手順についてが、
イマイチよくわからないので、
一方的なハナシだけでは…とも思うが。

元々は当支部が主流派だった。

しかし、この10年ほどの間、
ちょいちょい「お家騒動」があったりで、
革命の革命みたいに二転三転しているうち、
安定勢力の他支部の発言権が、
どんどん強固となり、
遂には専従の座まで・・・
気がつけば組合本部の要職は他支部で固められ、
その間、いいタイミングで当支部の「先輩方」は次々と、
これまた特進で会社の要職へと出世と・・・
これが「正規ルート組」の反発を生み、
内部紛争を生み出す結果となっているのだから、
会社的には巧妙なやり方ではある。
が、これも会社という組織の現実なのだ。

その結果、
とりあえず委員長枠はウチといっても、
実権は・・・という状況とのこと。
とはいえ当支部にも、
同世代代表のやる気満々のYがいたりと、
巻き返しは十分可能かと思われたが、
支部の「長老」と「新興勢力組」との、
対立構図が次第に表面化してゆく。

遂には党大会会議などでやる、
ウチらの世代特有の
「とりあえず批判」型の、
Yの交渉スタイルも裏目に出たのか、
本部サイドからはYの交渉スタイルが、
対立カラーの発色源に利用され、
逆にウチの若い衆連中からYは、
胡散臭がられてしまう憂き目に・・・・

ちょいちょい今は時代が違うんだから、
もっと地べたの目線に立ってモノ言わなきゃ、
下が誰もついてこないぞ・・・と、
Yにも度々忠告はしていたが、
そう簡単に人格なんて変えられるものではナイ。
が、潮風太子的には、
これまでの功績を考慮すると、
彼を安易に批判する気にもなれない。

また、逆にこういう「鉄砲玉」を
うまく使いこなせない、
組織全体にも問題があるにはある。
が、今は平成を経て令和の時代。
昭和ではナイ。
縦社会なんて思想が通用しないことは、
解かっていなければならないのだが・・・
Yのやる気は支部きっての熱血漢だけに、
なんとも歯痒い心境ナリ。
どっちにも困ったものだ・・・・

かくしてYより年下ながら、
皆を取りまとめてくれている支部長と、
支部執行役員の面々から、
Yさんを下ろしますので、
潮風さんここをなんとか・・・と、
三顧の礼で頭を下げられると、
さすがに断りにくい。

というのも、現執行部役員の主流派は、
かつて潮風太子が組合の仕事をしていた頃、
熱血漢の革命軍の看板を掲げて、
支部の「革命選挙」に勝利し、
本部のそれこそ殴りこんできた連中で、
ともに社と業界の未来を熱く語り合った間柄の面々。
継続は力なりとはよくいったもので、
結果として彼らは今や
「正規軍」の中枢へと昇華した。

要するに、
彼等の過去を知り気心知れた連中に対し、
「ケンカ」を売ったり、
あるいは「懐柔」を図る役をやれ!
ということである。
が、
これはポーズに過ぎず、
実態的には、
コロナ禍の影響で、
来年以降の賃金交渉なんざ、
確実にカット、カットの連発で、
組合員からの批判続出は必至という、
現実問題、極めて深刻な状況であること、
そこで上記のような「子芝居」を打ったりして、
支部の特に上の層組に対し、
「力及ばず・・・」ってな説得させる役にさせる。
「長老」が言ってもこんな状況なんだから・・・
これで皆に納得していただき、
この難局を乗り切りたい・・・
というのがホンネなのだろう。
一方、今回の選挙とて、
棄権87、白票9、無効1・・・
約27%4人に一人の組合員が、
今回のメンバーというか組合に対し、
不満を表明しているようなもので、
実は、この数を甘く見てはいけない。
これこそが現組合に対する、
正直な無言の意見であり、
現在の支部最大の問題点でもあるのだ。
まずそこをキチンと
認識しなくてはならないのだが。
どうなんだろう?

幸い潮風太子が勤務する社は、
あれだけ皆が春闘のたび、
猛烈批判していた「内部留保」の金が、
この大ピンチでモノをいい、
なんとか給与、賞与ともに、
100パーセント支給を達成することができた。
が、
来年以降は確実に大幅減額となる。
減額程度で済むかも怪しい。

昼行燈の異端児、
潮風太子相変わらず、
のらりくらりとこれまで平穏に、
マリーンズ談義ばっかのヲタク野郎という、
スタイルは変えるつもりは毛頭ナイが、
そうもいってられない状況となったか・・・

まさかこの歳になって、
「悪役」の依頼がくるとは・・・(笑)
ま、あらかじめ打つべき手は
早め早めに打っときますケド。

正解もハッピーエンドもナイ、
この難問、
どう解くか・・・
選挙の当選通知が来たその日、
愛読する我がニッカンスポーツの
占いコーナーの我が魚王星の欄を読むと、
(これは知る人ぞ知る有名コーナー)

こんな占い結果が・・・
まさに神の思し召しか?
これを天命というのならば、
なんというコトだろう?

さて、この先どうなることやら・・・・
かくして余計な仕事がまたひとつ、
増えた・・・・

ではまた。

コメント (4)
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