夏の甲子園の予選が始まる。
と思ったら連日の大雨。
予選の予定は無事消化できるのか?
今年の甲子園どうなることやら。
ただ確実にやることは決定済み。
さすがの朝日新聞社も、
コレがあるから、
いつものように威勢よく、
政府批判を兼ねて、
オリンピック開催断固反対!
とか言えないと、
巷ではもっぱらヒソヒソ話。
オリンピック中止に追い込んで、
甲子園開催とはさすがにマズい。
そんな中、
東海大相模野球部監督の
門馬敬治監督が今夏限りで退任。
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とのニュースに目が留まった。
門馬監督(51)ということは、
私、潮風太子と同じ、
昭和44年生まれとな。
(念の為Wikipediaで確認)
そういえば、
これまた西の大監督、
大阪桐蔭野球部監督の、
西谷浩一監督も同い年。
今や日本高校野球界、
東西2大重鎮監督が、
潮風太子と同い年とは…
それに引き換え私メときたら。
風格ゼロ。
威厳ゼロ。
大成感皆無のマイナス100。
ただ存在感の薄さだけは特筆級。
飄々とのらりくらり、
派閥に属するでもなく、
仕事はほぼ二の次、
自己都合最優先。
典型的ダメ社員ですね。
と言われても、
仰る通りです。
としか(;^_^
こういう奴が会社組織では、
一番質が悪い。
が、
なんとか慢性的人不足もあって、
ここまで生き残ることができた。
運としか言いようがナイのは、
素直に認めよう。
しかし、
ここで少しばかり、
そんなダメ社員が、
どうしてここまで生き残れたか、
改めて自己検証してみると、
勤め人に必要な絶対的条件。
・挨拶力
・準備力
・謝罪力
コレをどの職場においても、
この3点だけは常に意識して、
守ってきたことかなと。
これが一つでも欠けていると、
確実に命取りとなる。
と最近、
新人指導の場で、
こういう話をするようになった。
すると、
「そんな三拍子揃ってる人なんか、
いませんて」と、
同じ返答をされる。
とこれまた毎回、
「これ幼児に話す内容と同じ」
と同じ返しをするハメに。
「朝は元気に自分から挨拶!」
「準備は自分でやる!」
「忘れ物しない」
「言われる前にやる!」
「悪いことをしたらすぐ、
ごめんなさい!」
「相手の気持ちを考える」
その言い方を変えただけ。
と説く。
「子供にできることが、
4大出た奴に理解できない…
俺はそれが理解出来ねんだよなぁ」
と「テープレコーダー式」に、
返すのにもソロソロ飽きた。
(といってもまだ2回)
昨今、役所や企業、学校などで、
不祥事や大問題が発生すると、
必ずリスクマネージメントがどう、
などとやたら言う傾向にあるが、
リスクマネージメント云々以前に、
社会全体として、
この当たり前の感覚さえ、
ちゃんと持っているかどうか?
疑わしい輩が多くなってきた。
そこが根本的な問題なのだが、
どうもそこすら解っていない、
オトナが最近多くなった気がする。
なんでまた、
高校野球の監督のハナシから
入ったかというと、
我々世代の「指導法」といえば、
それこそスパルタ式が主流。
その「王道」の流れを
汲んでいるのが、
門間監督や西谷監督、
といえなくないか。
が恐らく、
この「王道派」のシステム継承者も、
彼らが最後の世代となるだろう。
思うに潮風太子世代が、
このターニングポイント世代に
あたるからだ。
どういう事かというと、
私、潮風太子はアンチスパルタ派。
いや、
自分で言うのもなんだが、
途中で変節した変節漢。
といった方がいいか。
そう、
この世代は思考が、
結構二分していて、
皮肉なことに、
「結果」を残してきたのは、
むしろスパルタ支持派。
というのが現実。
アンチスパルタ派の殆どは、
屁理屈大好きの偏屈者ばかり(笑)
よって、どちらが主流派かは、
書かずもかな。
これは高校野球を見れば、
一目瞭然。
昭和から平成にかけ、
学校型スポーツ(一部文化系も)は、
ほぼこのやり方が主流だった。
ここまでは。
それがPL学園が象徴するように、
体罰至上主義が行き着くと、
部員同士の暴力沙汰から、
不祥事が続き結果として、
連続出場辞退を招き、
そのうち「優良部員」が、
集まるどころか、
野球部員そのものが、
集まらない状態となり、
野球部自体が瓦解してしまう事態に。
同じように、
こういう学校があちこちで、
悪い意味で脚光を浴び始め。
その結果、
生き残った学校が「甲子園常連校」、
いやプロ野球選手養成校という
形となって、
「プロ養成校」だけに、
優良選手が集中した結果、
皮肉なことに、
少子化傾向ということもあり、
ほとんどの高校の野球部が、
勝ち負けできるレベルの、
「野球部」でなくなった。
公立高校野球部の現在の惨状は、
我々世代からすると、
考えられない有様。
球拾い3年なんてハナシは、
今や真偽疑わしい、
フィクションの領域だ。
このままいくと、
数校のプロ選手養成校、
だけが残り、
ゆくゆくはNPBのMLBファーム化、
と現場では懸念とも揶揄ともいえる、
悲観的な声が、
近年聞かれるようになった。
これは少年球界も同じ。
結果として、
厳格な指導者のもとでは、
「優秀な選手が育ち」
のびのび型指導者の下では、
甲子園はおろか、
いわゆる一流プロ野球選手が育たない、
というコトになってしまう。
現在活躍している野球選手の経歴を、
選手名鑑などでみると、
それが顕著。
よって結果からみると、
門間・西谷式が大正解!
となる。
ただこの門間・西谷式、
ただ単にスパルタ式だから、
結果が出せたわけではナイこと。
ここに注目しなければならない。
これは野球に限らず、
現在の日本社会においても、
こういう傾向が見てとれる。
そこで生き残れたスパルタ式と、
淘汰されゆくスパルタ式、
逆に失敗したアンチスパルタ式と、
そんな中でも進化発展している、
アンチスパルタ式の違い。
ここを潮風太子なりに検証してみたい。
キーワードはマニュアル問題。
そう思っている。
アンチスパルタ派の必須アイテム、
「マニュアル」。
これについて自省を込めて、
アンチスパルタ派のハシリとして、
このマニュアル至上主義がもたらした、
現在の弊害と功罪について、
若い人向けにも、
これまでの流れから、
書き残しておきたい。
ということで今回はここまで。
前フリ長くなりましたが、
次回にて本編。
ではまた次回にて。
近々。。。