宝島のチュー太郎

酒屋なのだが、迷バーテンダーでもある、
燗酒大好きオヤジの妄想的随想録

道後温泉にて

2007-09-30 11:24:13 | 徒然
昨日は夕方からあるイベントに参加するために道後温泉にあるホテルに行った。
団体の一員として車で運んでもらって、言われるままに動けばいい身の上だから、そのタイムテーブルなんぞ露ほども知らなかったのだが、訊けばそのイベント開始まで小一時間もある。

ならばと独り抜け出して、風呂を探す。
するとそれは最上階にあった。
多分どこもそうなのだろうが、道後温泉のホテルはそこの設備を利用する者なら入湯自由なのである。
チェックされる訳でもないから、極端に言えば、タダ風呂だけを目的に行っても大丈夫だろうと思う。

まあ、結局はそこまですることにはならないのだが。

まず露天風呂に入る。
流石に温泉、肌がツルツルする。
次はサウナと水風呂の交互入浴。
この辺りで私独りの貸し切り状態になる。

なんという贅沢な心持ち。

時間が迫ってきたので、名残惜しいが出ることにする。
脱衣所に老人と中年の親子連れと思われる二人が入ってきた。

その老人が、服を1枚脱ぐたびごとにふうふう言っている。
歳をとると、脱衣するのにも骨が折れるんだなあと思いながら、こちらは服を着る。

すると、背後で「あれ?風呂ないぞ!」という声が。
見ればじいちゃん、トイレのドアを開けて入った様子。

息子が「そこは便所」と笑いながら説明している。
親父の方も照れ笑いしながら「おかしい思うた」と。


ついこちらも反対側を向きながら微笑んでしまう。
なかなかお洒落な親子だった・・・




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