宝島のチュー太郎

酒屋なのだが、迷バーテンダーでもある、
燗酒大好きオヤジの妄想的随想録

桂 枝雀

2006年04月10日 10時33分41秒 | 徒然


極楽三種



かなり前から何故か「桂 枝雀」の落語が観たいと思ってきた。
だが、レンタルショップにも、宅配のツタヤディスカスにもそれは無い。
やっぱ、需要と供給のバランスが成り立たないんでしょうな。

これまで私は江戸前落語こそが粋な芸だと思ってきた。
三遊亭圓生なんかの涼しげな語り口がお洒落で懐かしい気分にさせてくれる。
それに反して、枝雀の芸は派手な動きで面白いのだが、品が無いように感じていたのだ。

それが、段々とあの表情豊かな芸をまた再び観たい気持ちが膨らんできたのである。
「観たいなあ~ 面白いだろうなあ~ 観たいなあ~ 観たいなあああああ」
来月50歳になるおっさんは実は精神は子供だった。

結局、アマゾンなのである。
そうです、買っちゃった・・・


いいねえ、「替わり目」の酔っぱらい。
最高でしゅね。

私は人並みはずれて酒好きゆえ、落語も、酒にまつわる話が大好きだ。
枝雀の演じる酔っぱらいは愛すべき酔っぱらいである。
本当に酒が好きでなきゃ、ああはいかない。

このDVDには、枝雀の思い出をその一門の人達が語るというおまけがついているのだが、この巻は3番弟子の雀松が語る。

その中で、枝雀の酒と食の話が出てくる。
酒が大好き。
食にもこだわる。
そして、一旦気に入ると、飽きるまでそればっか繰り返す。
どこかにいたなあ、そんな奴。

梅田に「吾春」という居酒屋があって、枝雀はそこが大のお気に入りだったらしく、在阪時はほとんど毎夜通ったそうである。
(大阪の銘酒として名高い吾春しか置いてない店らしい。)


もっと早くそれを知ってればなあ。
でもって、彼があんなに早く逝き急がなければなあ。

是非おんなじ空間で呑んでみたかった。



多分私は、今度大阪に出掛ける機会があれば吾春のカウンターに引っ掛かっているだろうなあ・・・



追伸
吾春をネット上で探してみましたが、発見出来ません。
どなたかこの店の所在地をご存知ないですか?


追伸その2
原因解明。
ケアレスミスです。
聡明なあなたはもう既にお気づきのことでしょう。
単純に誤字で思いこんでおりました。
×吾春  ○呉春
当地、新居浜に「吾舟」というお店があるもので、こってり(しんちゃん風)それと混同しておりました。
それで調べ直すと、さとなおさんがこれについて書いていました。
この人はさぬきうどんの本でその存在を知ったのですが、居酒屋にも一家言持つようです。
なにはともあれ、これでまたひとつ楽しみが出来ました。

呉春 特吟1.8L






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