宝島のチュー太郎

酒屋なのだが、迷バーテンダーでもある、
燗酒大好きオヤジの妄想的随想録

伯方島行きその2

2007-09-14 10:16:59 | 徒然
ヤマハの新聞配達向けに作られた90ccのカブ。
その特徴は、前カゴがでかい、そして、そこに新聞を立てて積んでもライトが隠れないようにヘッドライトがその前に取り付けられている。
また、荷台のスペースがやたら広い。

元来私はホンダのスーパーカブ派なのだが、悲しいかなホンダにはこうした業務用仕様のそれはないのである。
新聞配達ならぬ牛乳配達と、酒の配達に使うにはやっぱ、こっちの方が便利ということでこれに決めた。
乗り始めて確か5年は優に経つ。

共用する父が他界したために、こけることもなく、変な乗り癖もつかないから、割と綺麗に乗り続けている。



この日は気圧が不安定で、夕方にかけて雨になる恐れがあったので、合羽を携帯していく必要があった。
ならばと、画像のようにみかんコンテナを引っ張り出してきて、合羽とアタッシュケースと、大きなビニール袋を格納する。
これでいつ雨に降られても、自分の身体とアタッシュケースの中のノートパソコンは守ることが出来る。

いざ、出発。
やはり郊外の道は自動車の速度が上がるので、あまり速度の出ないカブは肩身が狭い。
どんどん追い越されていくのはいいが、危なっかしい。
道がもう少し広いところになると、二輪車専用レーンがあるので、自分のペースで走れるが、そうでないところは追い越される危険を避けようと、フルスロットルで前の車に付いていく。
普段はせいぜい時速50km程度しか出さないものを、60~70kmまで出すのだから、結構大変なのである。

でも、そこはそれ、段々と慣れるに従って余裕も出てきて、ちょっとしたツーリング気分である。

途中で忘れ物に気づいた。
橋の通行料金を支払うのに、料金所が無人だから、硬貨を持ってなければならないのだが、それを持ってくるのを忘れたのである。
ちょうど、昼餉も食べてないから、途中のコンビニでおにぎりでも買って、両替してもらおう。



ここのレジのおねいさんがとても好感の持てる応対ぶりだった。
両替に快く応えてくれて、それを手渡すときにこちらの手を包むようにしてくれる。
これは、教育の一環としてのマニュアル通りの行動なのだろうか?
それとも、彼女独自のポリシーや人柄からくるもの?

仮に教育からくるものだとしても、同じチェーンでもこれまでそうしたことはなかったのだから、この店のオーナー独自の教育か、他のチェーン店がそれをないがしろにしているかのどちらかだ。

ともあれ、そうされて間違いなく言えることは、決して悪い気はしないということである。
やっぱり、商売は愛想ですな。

それは、ちょっとした価格差を埋める魔力を持っている。
勉強になりました。

さあ、急がないと。


続きは明日のココロだ~・・・


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