わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

今年も高校のレジストレーション

2013-08-15 | アメリカの高校
 昨年に引き続き、今年も高校の新学年前のレジストレーションお手伝いのボランティアに行ってきました。去年、お手伝いした時のブログは、アメリカの高校のレジストレーションで。去年は体育館でスムーズに行われたけれど、今年は何故か体育館が使えなくて、手続きごとに教室から教室へと移動しなければならず、少し混乱もあったようです。そして、去年はボランティアに行くと、朝にはスタバのコーヒーが無料で飲めましたし、お昼もピザが振る舞われましたが、今年は何も無しだったよ~

 昨年同様、私の目当てはボランティアをすると無料で貰える75ドルのスポーツ試合年間入場パス。各試合は10ドル程度しますから、スポーツ観戦ファンで、色々な種目の試合を見て応援したいならお得でしょう。でも、マーチングバンドに所属する息子たちが演奏する、アメリカン・フットボールのハーフタイムショーだけが観たい私たちには75ドルって高い。正直、ボランティアでハーフタイムショーのお手伝いしてるのに、入場料取るんかいっ?!って気分だ。実際、ボランティアに来るお母さん(お父さんは全く見かけない)は、PTA役員を除けば殆どが、子供が何らかのスポーツ・チームに属しており、子供の試合を見るためにパスが欲しいっていう人ばかりでした。

 子供がチームに参加していると、遠征費にユニフォーム、道具等々、結構お金がかかります。金額は、スポーツによって異なりますが、たいてい年間で10万円は軽く超えます。それに、多くの親がボランティアで色々なお手伝いをしてチームを支えているので、たとえ自分の子供がベンチでも、試合の時には参加しなくちゃなんない。チームをサポートするのに、更に場料払うんか―?!って、思うのは、私だけじゃないようです。ちなみに、生徒が試合観戦するのも、無料じゃないんですよ。レドンド・ユニオン高校の場合、生徒の年間パスは55ドル。立派なスタジアムや体育館を維持するにはお金がかかるのは判るけど、自分の学校の応援に入場料がいるって、なんかなぁ…って感じ。

 今日は二年生(ソフォモア)の登録日でしたが、この年令は個人差が大きくて驚きます。高校生とは思えないような大人っぽい子もいれば、まだまだ子供っぽい子もいる。男の子は、身長が2メートルもありそうなバレー部の子(お母さんも大きかった)や、既におっさん体型なフットボール部の子もいるし、ひょろんとしたお子様体型の子もいる。ヒゲ生やした子もいれば、女の子みたいなツルンとした肌の子、ニキビだらけの子…色々です。女の子もグラマラスでお化粧バッチリ、細いのに胸が豊日で手足の長いモデルみたいな子(しかも、胸の開いた服着ている)、まるでお子様っぽい子と様々。一年生(フレッシュマン)は一様に中学生っぽさから抜けきれず、四年生(シニア)はそれなりにハイティーンぽいのに、二年生の15、16歳頃というのは、微妙なお年ごろなようです。でも、まだまだパパかママに頼りっきりの子がほとんどで、ヒゲ生やした子がママの後ろについて回っているのは、なかなかカワイイ。

 私の役目は、体操服やロッカー用の鍵、連絡帳、先に書いた試合観戦パスの販売でしたが、たいてい親に任せっきりで、何を買うかをお母さんに聞いてる子すらいましたよw「だから、アンタ、去年の鍵はまだあるの?ないの?」「えー、わかんない」「もーっ、だったら買っときなさい!」なんて会話がw かと思えば、体操服の換えを買うというお母さんに「要らないよ、一枚あったら十分だもん」「私が必要なの!毎日、洗濯するのは私なんだから!」とか、結構面白い。うちは、予めオンラインで、クレジットカードで払いました。便利だと思うんだけど、今日、見る限り、まだまだ小切手や現金で払うという家庭が半数以上なようです。私が思うほど、アメリカはオンライン、クレジットカード社会じゃないのかな? 

 ところで、今年の女の子たちのファッションは、断然、デニムの短いショートパンツが人気みたい。フトモモが眩しかったですわ(@▽@)



月に一度のCar Wash

2013-07-20 | アメリカの高校
 息子たちが所属するマーチング・バンドとダンスチームは、毎月一度、土曜日に、高校の近くにあるショッピング・モールで、資金集めのための洗車を行います。今日が、そのCar Washの日。昨夜、ゲームで夜更かしして、なかなか起きない息子たちを叩き起こし、息子たちも資金集め活動に無理矢理投入です。なにしろ父ちゃん(わにお)が、今年もバンドの父兄理事会長なんで、彼らに他の選択肢はないのだw

 このモールには、スーパーマーケットが入っているので、お買い物をしている間に車がキレイになっているというのがポイントです。洗車代はお志で。最終的には、今月も収入が500ドルを超えたそうですから、常に資金不足のバンドにとっては、侮れない活動なのです。今日は、なんと、地元高校の支援のためならチップを弾むかね、と、ぽんと100ドルくれた太っ腹なおじさんがいたとか!なんでも、百ドル札の束から一枚抜いて、まるで10ドル札でも渡すような様子でくれたんだって。なんてハラショー!な人なんだ!!

 でも逆に、すご~く汚れた大きなSUVの持ち主のおばさんは、全員で30分も掛けて洗車したのに、7ドルしかくれなかったとかで、帰りの車の中で、息子たちが「最低料金を設定すべきだ」ってボヤいてた。それを小耳に挟みつつ、自分もSUV(トヨタのRav4です)だけど、10ドルは少なかったかな?でも、こないだ、皆にピザとソーダおごったしさ~(実は財布に厳しかったぜよ)、あれでチャラにしといてよ~ でも来月は15ドル払うか、と、と、内心で葛藤する母。だってさ、高校生たちは、その車とおばさんの顔を覚えちゃってるワケで、きっと地元の人だろうから、どっかですれ違うこともあるワケで。で、その度に、7ドルしか払わなかったセコばばぁだ!なんて思われるのかと想像したら… いくら渋ちんな大阪オバハンの私でもイヤだ。

 曇り空だったけど頑張った

 意外とこういったイベントが好きな上息子はいいとして、母親似で何かと色々なことを面倒くさいからと嫌がる若息子は文句百曼荼羅かと思ったら、ホースで勢い良く車に水をかけるのが楽しかったんだって。脳内では、映画やゲームの車に向かって火炎放射器を浴びせかけてるつもりだったらしい。昨夜は、蚊取り線香で寝室を煙だらけにして、兄貴は気分悪い~って唸ってるのに、えー、いい匂いじゃん、なんて言ってたし、危険な男なんじゃなかろうか?

 ところで、図書館で借りてきた1996年の香港カンフー映画、「Iron Monkey 2」ってのを観ました。邦題は「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ外伝/アイアン・モンキー・グレート」だそうです。長っ!主演のドニー・イェンさんは男前でしたが、60年代作品かと思うほどの画像の粗さに色のあせ方、どうしようもないストーリーに特撮。字幕版はなく、吹き替えのみ。しかも同じ人が数人の声かを当てているのか、顔は違うのに声は同じだったり。中国映画の吹き替えに独特の話し方で、そういや、昔の吹き替え映画って、みーんな、こんな話し方だったな、って、思い出しちゃった。ジャッキー・チェンがアメリカで人気が出だした頃から、吹き替えも上手になってきて、ジブリの輸入で、一流俳優が外国語映画の声優を務めるようになったんじゃないかって思う。

 それにしても、この作品を図書館の為に購入した人は一体何を思ってこれを選んだのか、個人的にドニー・イェンさんのファンなのか、いや、実はこれは本国では人気作品なのか、いやいや、アメリカで隠れたカルトなんだだろうか??と、思いを深める一作でした。登場人物のレトロな服装や髪柄、セットのチャチさも見ものです。香港映画も、2001年には「少林サッカー」、2002年には「インファナル・アフェア」と、いま見ても何の遜色もない名作が制作されています。21世紀で、いきなり大進化??でもでも、この映画より前の「覇王別姫」だって素晴らしかったのに、と、今調べてみたら、中国との合作だった。一体、何が合ったんだ、香港映画?



バンケット

2013-06-09 | アメリカの高校
 今週で今年度の学期は終わり。クラブ活動も、先週金曜日正式に終了です。そして、息子達が所属するバンド・オーケストラ+ダンスチームは毎年、年の終わりを締めくくるバンケットが開かれます。女の子たちはドレスでおしゃれして華やか。男の子たちもそれなりに。ホテルのバッフェが供されて、色んな賞が手渡されたり、来年度のリーダーたちの発表があります。勿論、バンドメンバーん生徒たちの参加費は、バンドの予算で賄われるので無料ですが、親は会費を払わねばならない。しかも会場の駐車場台も必要。安くはないけど、やっぱ締め括りだし、子供たちの友達や他の保護者と交流できる機会でもあるし、と、私も寒いお財布からお札を提供しましたことよ(T▽T)

 会場では、プロの写真家が家族写真を撮ってくれます。これは今年から始まった、新しい出し物。一枚5ドルのくじびきチケットは5枚で20ドル。これも、来年度のバンドの資金となるので、厳寒のお財布より20ドルを投資し、本命のワインとシャンパンのギフトバスケットと、その辺の他のバスケットに投入したら、本命には外れて、どうでもいいや~、に当たるのはお約束。ドラムレッスンのギフトがあたって、オレらティンパニ・プレーヤーなのに、なんでドラムレッスンやねん?!と、息子達に突っ込まれる。だから、本命はワインとシャンペンだったんだってば。でも、競争率が高い(既にチケットが沢山入ってた)から、違うのにもいれてみたのっ!違う学期も演奏してみるのも役に立つかもよ(どうせ、同じ打楽器なんだしw)

 バンドのキャプテンともいうべきドラムメージャーと、ダンスチームのキャプテンの人選には波乱があり、今後の行方に微かな予感(または悪感)。私自身「えっ?」と驚いちゃった。その他、各楽器ごとのセクションのリーダーや、ユニフォーム管理、楽器管理の人選は、卒業した4年生の穴埋め以外は去年と殆ど変化なく出来レース。各賞の受賞者は、なるほどと納得の行く選択でした。これらの賞は、それぞれの努力を認め、感謝の気持を贈るものです。例えば、その明るく元気な態度で、コンペティション前の不安をふっ飛ばしたバンドのムードメーカーであるTちゃんに功労賞とか、てダンスチームに入部したばかりの頃は英語もよく喋れず、ダンスの経験も薄かったけど、今日は立派にスピーチをこなし、卒業後はダンス専門学校に入学してプロを目指すXちゃんに成長賞。静かな性格ながらも、4年間勤勉に練習に参加し、後輩を指導して、チームを引っ張ってきたNちゃんに勤勉賞など。来年が最終年度となる上息子もそんな賞が頂けるように頑張って貰いたいものです。
 


バンド監督から賞を手渡されます


美女揃いのダンスチームの女の子たちは華やか


早く食べたい~!

 

デザートのムースが美味しかった

イヤーブックの悲劇

2013-05-31 | アメリカの高校
 ここ数日は暑い日が続いています。来週初めにはまた気温が下がるとの予報ですが、現在ロサンゼルスの山間部で大規模な発電所火災が発生しているので、鎮火のためにも早く気温が下がって欲しい所。暑い時には夕涼みで海辺が気持ちいいので、夕暮れ時には海岸横の遊歩道を犬連れて散歩が最高だと、私は信じて疑っておりません。海に沈む夕日は、何度見ても美しくて、同じようなサンセット写真が私のPC内には一杯入っているのですが、つい撮っちゃうのです。


 若息子とモカ。逆光は勝利


 さてさて、息子達の通う高校のイヤーブックが全国ニュースになりました。詳細はこちらを見てください。イヤーックの写真に付けられたキャプションで、「Homerun Hitter」が打ち間違えで「Homerun Hitler」になってしまったのです。イヤーブック制作委員たちは、スペルチェックをしなかったのでしょうか??

 レドンド・ユニオン高校のイヤーブックが、全国に名を轟かせた(?)のは、この3年間で二回目です。2年前には全米の高校イヤーブックの中で、優秀賞を得ました。その反動なのか、前年に負けてはならぬと気負い過ぎたのか、昨年のイヤーブックは、派手にスベった出来で、学生間でも悪評でした。中で紹介されている、生徒たちのエピソードやプロフィールにはとてもいい記事も多かったのですが、タイプミスが多く、しかも、その年のカリフォルニア州チャンピオンであるマーチングバンドの存在をきっぱり忘れて、学内のクラブ活動のページに掲載しなかったのです。酷いよね。そして、今年はとうとう悪評を全国的に轟かせちゃったわけで…orz ホームラン・ヒトラーにされちゃった卒業生、可哀想過ぎる。

 ヒトラーといえば、つい先日、ロサンゼルス市のお隣カルバー・シティ―の市長が、スーパーマーケット・チェーンのターゲットの広告に出ているヤカンがニトラーに似ているからと、その広告を撤去させてニュースになったばかり。言いがかりもいいとこだって気もするけど、その結果、かえってそのヤカンが大人気で売り切れっていうんだから、おいおい市長、まさか裏でヤカン会社と繋がりがあるってんじゃないだろ―な?と、疑って掛かるのは、ギャング映画の見過ぎかしら?カルバー・シティはSONY スタジオ所在地で、芸能関係者も多く住んでいます。そそて、アメリカの芸能関係者といえば、今年のアカデミー賞で熊のテッドがネタにしていたくらい、ユダヤ系が牛耳じっている。だから、「ヒトラー」には敏感なのかもしれません。だったら、そのカルバー・シティーからもすぐ近くなのに、ホームラン・ヒトラーとやっちまった息子達の学校は…orz



この家族は刷り直しを要求してもいいんじゃない?

高校オーケストラのコンサート

2013-05-22 | アメリカの高校
 昨夜は、高校の室内オーケストラ部の春のコンサートでした。秋学期の間にマーチングバンドに属していた生徒の多くが、春学期にはオーケストラ部で楽器演奏の腕を磨きます。この後にも、屋外でのジャズコンサートや、打楽器バンドのコンサートはありますが、全員が揃っての演奏の機会は今日が最後となります。これが高校生活最後のコンサートとなるシニアも多く、一人ひとり、監督に花束とメッセージをもらいます。高校生活4年間を通して、バンド活動をしてきたシニアが殆どなので、その締めくくりとしてのコンサートは感動的です。それぞれが青春を振り返る時、高校ん時はバンドで頑張ったよなぁ、って、思い返せるんだろうな。

 今までのコンサートは、なぜか地味で馴染みの無い曲が多かったのですが、音楽監督に何か心境の変化でもあったのか、今回はモーツァルトのレクイエムやラベルのボレロといったお馴染みのクラシックや、映画「スカイフォール」、「戦火の馬」のテーマ曲も交え、多様性に富んだ楽しいコンサートでした。実は「戦火の馬」は、今週末に映画を観たばっかり。ロキ(ビル・ヒドルストン)が良い人だ!シャーロック=カーン(ベネディクト・カンバーバッチ)が普通の人だ!という驚き(ヲイヲイ)以外は、ジョン・ウィリアムズの音楽しか印象の残らない映画だっただけに、音楽だけを聴くと、その良さが一層と感じられました。正直、エンディングでこの音楽が流れていた間、スピルバーグでもこんな駄作を撮るんだねぇ、って思ったもんで。


左端のティンパニは上息子。良く目立つ、親には嬉しいポジションである。一方、ベルとチャイム担当の若息子は最後列で全く見えないw


 ところで、コンサートに向かう途中、ラジオでニュースを聴いていたのですが、フランスの公立大学で英語での講義が検討されていることに対して、フランス語はフランス文化そのものであり、外国語の授業はアイデンティティー喪失である、という、反対派の高名な大学教授のコメントが紹介されていました。その人は、憤懣たる調子で、それに英語は今や凋落しつつある言語だ!アメリカの時代は終わった!と、熱弁を振るっていました。ややフランス語訛りが感じられるものの、実に流暢な英語でwww


自分が英語喋るんは問題ないんやね

頑張った人に赤いバラを

2012-11-02 | アメリカの高校
今日は息子たちの通う高校のアメフト部の、今シーズン最後のホームゲームでした。もし今日勝てば、来週、プレイオフに出れるんだけど、今年のレドンド・ユニオン・ハイはボロボロで、今夜も宿敵ミラ・コスタ・ハイにしてやられて、シーズン終了と相成りました。先取点を上げたミラ・コスタに追いついたかと思えば、すぐに取り返され、残り時間わずかという時にも、相手のファンブル(ボールを落とすこと)でチャンス到来かと思えば、いきなりインターセプション(投げたボールが相手に奪われること)と、見てて非常に疲れる試合だった…

 ゲームの前には、チアリーダー、マーチングバンド、ダンスガード、アメフト各部の、4年生(シニア)を称えるセレモニーがありました。両親や兄妹等、支えてくれた人と一緒に、スタジアムで名前を呼ばれ、各々のメッセージが読み上げられた後、赤いバラを一輪、手渡されます。何の活動にすれ、最後の学年まで頑張ったのは立派な努力です。特に4年間ずっと頑張ったシニア達は、賞賛されて当然。部活に追われて自由時間も少なく、ハリウッドの青春映画みたいな派手な学生生活は送れなくとも、それを補ってまだ得たものがあると思う。ウチの上息子は今3年生(ジュニア)ですが、来年は息子と一緒にスタジアムに立てるといいな。

 しかし、私ってこのセレモニーのこと知らなくて、今夜は大きいカメラ持って行ってなかったのが悔やまれます。この頃、別にボランティアに名乗りを上げたわけでもないのに、父兄会の会長やってるわに夫君のアオリを食って、試合中や後に色々な雑用に参加しちゃうもんだから、大きなカメラは邪魔になるんで家においてきたの。今夜はチアリーダーたちも、いつものバーシティ(一軍)メンバーだけじゃなく、ジュニア・バーシティー(主に1,2年生で構成される二軍)も参加して、いつもにも増して華やかだったのに。一眼と望遠レンズ持ってたら、セレモニーの写真が一杯撮れたのに残念だわ。

 セレモニーを見ていて思ったのは、不思議と、アメフト選手のご両親って、いかにもアメフト!って感じなこと。まぁ、アメフトする子は皆、一様に大きくて、親御さんたちも自然と大きい人たちが多いから、不思議じゃないのかもしれないけど、サイズだけじゃなくて、雰囲気的に「アメフトやってますっ!」といいますか、活力漲ってるなぁって感じがダダ漏れしてるといいますか… アメフトって肉弾戦ですから、パワフルな息子たちを相手にするには親も漲ってなきゃいかんのか、親が精力的だから息子もパワフルになるのか?それに比べ、バンドの父兄は音楽愛好家風とかインテリゲンチュアっぽい雰囲気で、ダンスガードの親御さんたちは、なぜか娘たち同様にたおやかな方が多い。不思議よね。


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親的には、負けて試合が減って内心やれやれだったりする…(^^;)

コロンバス・デーの憂鬱

2012-10-09 | アメリカの高校
 急に肌寒くなって来ました。コタツ出したいな。出しちゃおうかな。もう10月だしな… でも、ここでいきなり、来週辺りサンタ・アナの風(何日か前の記事参照)が吹いたりしたら、かなり虚しい事になりそうだしな…

 昨日書くつもりだったネタ、山中博士のノーベル賞受賞に興奮して書き忘れたので、今日に持ち越し。昨日は10月の第二月曜日、コロンバス・デーで祭日でした。言わずと知れた、いよーくにだの1492年コロンブス、アメリカ到着を祝う日なのですが、元々の住民にとっては、侵略者がやってきた日なわけで、昨今では微妙な扱いになっています。ネイティブ。アメリカン人口の多いコロラド州では警戒日でした。当然、学校も通常通り。カリフォルニア州でも、公式に祝祭日には含められておらず、わに息子たちの通うレドンドビーチ学校区では、いつも通りの登校日でしたが、おとなりのトーランス市は休校日。そのかわり、レドンドビーチ学校区がお休みだった、先週のユダヤ教の祭日は、トーランス市では登校日でした。隣同士に位置する街でも、祝日と決める日が違うというのは、市内の人口構成が伺えて、興味深いです。

ホームランドセキュリティ
1492年以来テロリストと戦闘中


 一時、「インディアン」という言葉は差別用語だというので、結構な言葉狩りが行われていましたが、最近、ネイティブアメリカンを指して「Indians」と表示している記事を、新聞(LA Times)や週刊誌(何だったか忘れた)で見かけて、ちょっと驚いています。これって抗議来ないのかな、と思ってたけど、今の今まですっかり忘れてて、その後の新聞の読者の声欄とかを気をつけてチェックしてなかったんで、後からどうなったか知りません。

 アフリカ系アメリカ人という呼び方はすっかり定着しましたが、そうなると、今度は自分たちを「black」と表現する若い世代も出てきたりして、一筋縄でいかないのは判っていましたが、この名称の由来が、コロンブスがアメリカ大陸に着いたのを、すっかりインドだと思っちゃった、てへv なんで、インディアンって呼び方が、復権するとは思わなかった。だって、これって、呼ぶ側にとっては恥ずかしい間違いだし、呼ばれる側にとってはバカにされたような気がするじゃないですか。

 この調子で、コロンバス・デーもいつのまにかウヤムヤになって、普通の祝祭日の戻る日が来るかも(?)なにしろ、この国の首都は、Washington, District of Columbia(コロンビア特別区)で、コロンブスにちなんだ名前がついてるし、DCのユニオン駅前には、どーん!とコロンブスのでかい大理石像が立ってるし、今さら無かったことには出来ないでしょう。ところで、DCに住んでいた頃は、コロンバスデーは普通に祝日でしたよ。


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マドンナの新盤イマイチだった

アメリカ男子も草食化?

2012-09-08 | アメリカの高校
 昨夜から、6月に詰め物をした奥歯が痛いです。歯痛は何故、週末にしか始まらないのでしょうか。これって、何かの決まり事なのでしょうか…orz

 ところで、後部座席の上息子たちの会話を、耳ダンボにして聞いた話。高校では、一人の男の子に3人の女の子が群れて取り合いってのが多いのだそうだ。アイツもそうだろ、アイツもそうだし… なんぞと、知らない名前が出てくる。で、アイツの何処がそんなにいいんだ~、ってゆーか、なんで3人?とヤッカミ混じりで暫し激論。その逆に、一人の女の子をめぐっての複数男子の争奪戦ってのは存在しないらしい。けんかをやめて~♪二人をとめてぇ~♪ってのは、過去の話らしい。上息子の学年には、超ゴージャスな女の子が二人いるらしいが、一人はずっと同じ男の子とステディーで、もう一人は色恋沙汰には興味なし!なんだって。そのゴージャス・ガールNo.1のボーイフレンドくんは、ルックス、成績、スポーツ、全て並なんだそうで、「きっと性格がとても良いに違いない」で納得しあう16歳喪男達。男子草食化+女子肉食化の傾向は、アメリカでも進んでいるらしい。

 でも、これは、ここ数年のことじゃなくて、思い返せば、息子たちが幼稚園に行っていた頃には既に、囁かれていたような覚えがあります。ただ、十数年前のその頃には、女の子のほうが成長が早いから、で、納得されていたのが、その頃の十代がアラサーになり、女の子の方が恋愛に積極的なままに成長して、今の状況に至ったような… なにしろ、ディズニーのお姫様さえ、「プリンセスと魔法のキス」の頼りない王子様を引っ張る起業家だったり、「ラプンツェル」ばりに長い髪を武器としたスーパーヒーローばりの武闘派だったりと、かわいいだけではヒロインを張れない時代です。

 と、ここでまた、大統領選に話が返ってしまいますが、金髪専業主婦のロムニー夫人、二の腕自慢の才媛オバマ夫人、どっちが現代のヒロインにふさわしいか…勝負は既についてると思うんですけどね!歯がいたいんで、今日はもう寝る!
 


月曜朝一番に歯医者さんに電話!

新学期が始まりました

2012-08-28 | アメリカの高校
わははははは、今日ももうこんな時間だよ、どうするよ、おい、どーするよ!

 と、いうわけで、息子たちの新学期の日だというのに晩御飯の準備もせずにPCに向かっております。上息子は、先日のガレージセールで2ドルでゲットした合皮のライダーズ・ジャケットを着ていったところ、ガールフレンドが気に入って奪われそうになったと、鼻の下を伸ばしております。で、デレデレしすぎたのか、校内に携帯落としてきて、校長先生のオフィスから私の携帯に「この番号に一番最後にかけた携帯電話が落ちていたので、取りに来てください」って電話がかかってきました。

 今日が高校生第一日目の若息子ですが、実は既にマーチングバンドの練習で、夏休み中から学校に通っていたので、あんまりフレッシュ・スタート!って実感が無いようです。だいたい入学式なんてものが存在せず、初日からいきなり通常の時間割ですし、どの授業も先生と生徒の自己紹介や、今後の授業予定などで終わってしまうので、退屈な一日だったとボヤいてました。入学式や始業式・終業式みたいな、区切りのイベントって、意味あると思うんだけどなぁ。

 私が高校時代を過ごした頃の兵庫県西宮市は、総合選抜制といって、特定の希望公立高校を受験するけど、合格したからといってその高校に通えるとは限らず、地域内の他の公立高校に振り分けられるという制度を採用していました。私は、その振り分け(られ)組で、近所からはごく少数だけが通う、えっらい離れた場所にある新設校に通うことになったのですが、未だにそのトラウマ(?)か、明日から高校に通わなきゃなんないのに、その高校が何処にあるか把握できない、どうやって行ったらいいか判らない!と、いう悪夢にうなされることがあります。新設校なので、当時の公立高校としては制服がちょっと可愛く、校舎も備品も皆新しくて嬉しかったし。同じ学校に通う生徒の中に、幼稚園からのお友達や、趣味が同じの塾に通ってた仲良しさんがいてくれたので心強かったんですけどね。

 息子たちには、そんなドキドキ感は全く無いようです。そういうのって、ちょっと寂しいって思うんだけど、そのかわりアメリカの高校には、プロムたる凶暴なイベントがあるものね。ハリウッド映画やドラマでお馴染みの、高校のダンスパーティー、プロムでは、伝統的には、カップルがお洒落して、互いに腕をとって参加します。女の子はイブニングドレス、男の子はタキシード。華やかだな~、素敵だな~、十代のうちにそんなロマンティックな経験が出できるなんて羨ましい… けど、自分の学生時代を鑑みると、十代わにこが男の子にプロムに誘ってもらえる可能性はゼロであったと言い切れる。一方で、わにこが男の子を誘ってみたところ断られる可能性は、K2の如く高い。ああ、ヤダ、ヤダ。日本に、こんなイベント無くて良かった!



昨今は女の子同士でもOKらしい

アメリカの高校生のファッション

2012-08-17 | アメリカの高校
 本当は昨日だけのはずでしたが、新入生が履修登録する今日は、初めての生徒が殆どで混雑するから手が足りないというので、今日も高校の履修登録お手伝いのボランティアをしました。昨日は、お洒落な女の子たちのファッションが楽しくて、彼女たちを見ているだけでも飽きませんでした。この夏の流行は、ギリギリラインの短いショートパンツに、レーシーなトップを重ね着ってスタイルみたい。ビビッドな色の大きな髪飾りや、ブレスレットなどのアクセサリー使いも上手な子がたくさんいました。ショートパンツに、涼し気なトップは、日焼けした健康的なカリフォルニア・ガールズに、とてもよく似合っていました。それにしても、かわいい子が多くてビックリ。でも、今年入学の一年生たちは、Tシャツ+ジーンズや、コットンのワンピースにひざ丈スパッツの子が多くて、二年生たちに比べると、地味っ子ファッション。高校生活一年で、女の子たちは洗練されるのですね。

 一方、男の子達は揃ってTシャツ(圧倒的にグレーが多い)にスキニージーンズがカーゴタイプの短パン。ダサいのは、うちの息子たちだけじゃなかったようです。上息子の同級生に、とってもファッショナブルで、それぞれが独自のスタイルを持っている双子の男の子がいるのですが、彼らは特別なようで、新入生の9年生と、10年生には、おっ!って感じの男の子の姿は見当たりませんでした。でも、小体育館で練習していた男子バスケットボール部の上級生たちは、カラフルなスポーツウェアとシューズが決まってる。でも、彼らはみな揃って背がすっごく高く、長~い手足に引き締まったボディー。何を着てても、かっこいいって気もします。で、自分たちでもそれが判ってるもんだから、通りすがりに「暑い、暑い」なんて言いながら、わざわざシャツを脱いで、6つに割れた腹筋を見せびらかしするんだもの、下級生の女の子ばかりじゃなく、ボランティアのお母さん方も、みんな目で追っちゃいます。私もしっかり、目の保養させていただきましたわv


カリフォルニア・ガールズとボーイズの代理にカリフォルニアドッグ登場