アメリカの高校のレジストレーション

　息子たちが通う高校の履修登録が昨日から始まりました。３年生（Junior)の上息子は昨日手続きを済ませ、新入生（Freshman)の若息子は明日ですが、その間の２年生の登録日の今日、私はPTAのボランティアで、お手伝いしてきました。新築の大きな体育館内で行われた手続きの手順は、まず入口でチェックインした後、サインした必要な書類を、テーブルに並べられた各々の指定の箱に入れていき、テーブルの最後のレジで必要に応じて体操服やロッカーの鍵などの代金を支払います。レシートを見せて商品を受取り、写真を撮って生徒証を作ったら、その生徒証を持って時間割を貰いに行く。ここで体育館での手続きは終了。

　日本の普通の高校とは違って、大学のように各生徒ごとに取るクラスの組合せが違います。私が高校の頃は、選択科目は、音楽、書道、美術の中から一つを選ぶだけでしたが、アメリカの普通公立校では、各生徒のレベルや希望によってクラスが違います。外国語は、スペイン語、中国語、フランス語から選べますが、お隣のトーランス学校区では、日本語も選択肢の中の一つとして提供されています。息子たちには日本語を習って欲しいので、これは羨ましい。

　さて、時間割をもらったら、図書館へ行って必要な教科書を受取ります。デカくて重い教科書は貸出し式で、年度末にはまた学校に返します。何年も使うものだから丈夫でなければならないのは分かるけど、その重さ・表紙の固さは凶器になりえるww　ごく一部の裕福な学校区（例えば、お隣のミラ・コスタ学校区とか）では、教科書をタブレット式コンピューターに移行しようという動きもありますが、将来的には全体的にその方向に進むのではないかと思います。

　実際には、何種類かの教科書を数年後とに誂えるより、各生徒にタブレットを渡して、教科書をDLさせた方が安上がりなんだそうですが、問題はもちろん、タブレットの前生徒への支給や、教科書のデジタル化にかかる初期費用、そして、各生徒のタブレットの管理能力。支給されたタブレットを売っ払っても、大したお金にならないってくらいタブレットが普及しないと無理だもんね。でも、いつかはそうなるんじゃないかって思うな。

　システムが確立しているので、手続きは流れ作業でスムーズに進みます。時間帯によっては少し混み合うこともありますが、殆ど待ち時間なし。矢張りボランティアの生徒が、生徒証を作る前に時間割を貰いに行っちゃったり、時間割を貰わずに帰っちゃたりしないよう、案内役を努めます。私は、書類提出のテーブルの一つに座って、ちゃんと署名されているかをチェックして、適切な箱に入れるのを確認する係。ラクな仕事です。会場が開く前には、軽食やコーヒーが供されるし、お昼も出るし、一日中お手伝いすると、校内で行われるスポーツの試合の年間入場パスが貰えます。息子たちがマーチングバンドに所属しており、アメリカン・フットボールの試合のハーフタイムに演奏するので、このパスがタダでもらえるのは魅力的。なんたって「無料」が、大好きな私です。うふv



早く学校始まれ～