わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

LAダウンタウンは臭いのだ

2012-10-26 | 日記
 今日はロサンゼルスのダウンタウンまで出掛けてきました。ダウンタウンは見所も多く、美味しいお店も多いのですが、如何せん、駐車スポットを探すのが至難の業すぎ。一時間3ドルの路駐は滅多に見付からず、沢山ある駐車場は目玉が飛び出そうな値段。だから私はいつも、紀伊国屋や日系スーパーのマルカイに加え、多種多様な日本のレストランが入った、リトルトーキョー内のウィラーコート地下駐車場に停め(買物したら、1時間以内分までの駐車券が貰える)、1時間以内に用を済ませます。でも今日は、丁度出ていく車があり、路駐スポットをゲット。メーターには、まだ20分ほど残っていて、超ラッキーでした。

 今日の目的は、上息子のパスポートの更新です。申込は郵送でいいけど、受取は本人でなきゃダメなの。日本領事館は、ダウンタウンの中心の、いかにも家賃の高そうな高層ビルの17階です。いつも思うけど、事務所の家賃のみならず、職員の駐車場代も毎月かなり掛かってるだろうし(税金から支払われてますぜ)、日系人口の波はサウスベイ以南に移ってんだから、高速からの便も良いトーランスにでも移転すりゃいいのにってボヤいちゃう。領事館や選挙に行くたび、パーキング代がイタイんだよぉ。

 領事館のビルの敷地の隣は、映画「(500)日のサマー]」で、主人公のトム(私のお気に入り、ジョゼフ・ゴードン=レビットくん)」が、LAのスカイラインを指で作ったフレームの中に納めてみたり、サマーと二人で放送禁止用語を叫んでたりした Angels Knoll Parkです。映画では広く見えたけど、実は傾斜になった狭い一角。公園内はWi-Fiが使え、映画の通り見晴らしもよく、特に今の季節は鮮やかなピンク色の花(花はハナミズキに似てたけど、幹が違ったんで何の木か不明)が満開で、実に素敵な場所ではありますが、LAダウンタウンのパブリックスペースの御多分にもれず、ホームレスのお昼寝場所となっており、お約束通り臭い。


ピンクの花の下、エンジェルズ・フライトが行きかい、
LA市庁舎を望む素敵な場所なんだけど、実は臭い


 折角ダウンタウンまで来たので、紀伊国屋で「おおきく振りかぶって」の最新刊買って、陳麻屋で担々麺食べて、今朝のLA Timesで取り上げられていたパーシング・スクエアを見に行ってみました。ダウンタウンの一等地に有りながら、やっぱりホームレスの溜り場で、一般人の利用しにくい無駄なスペースになっているというのが記事の内容でしたが、確かに地面がコンクリートなので照り返しがきつく、ホームレスのおばちゃんが意味不明なことを叫んでるし、かつてのNYCの地下鉄を彷彿とさせるトイレの臭い。

 そこここに配置された大きなコンクリートの球体や、ただの飾りでしかない金色の望遠鏡が並ぶプラットフォーム、この下で修行でもするんかのぉ…って感じの滝が流れている。うん、こりゃ確かに記事のいう通りだ、と満足して、リトルトーキョーへ。

見上げれば、こんなに素晴らしい眺望なのに


シャワー?修行用?これ風が吹いたら、側にいたらヒサンでは?

 ウィラーコートの紀伊国屋は、LAで一番大きくて品揃えの良い日系書店です。日本で23日に出たばかりの単行本が、アメリカでもう買えるんだから有難い。担々麺の陳麻家は、以前はガーデナにもお店があり、しょっちゅうランチに行っていたのですが、今年はじめに閉店しちゃったのだな。冷麺とどっちにするか、すご~く迷ったけど、ここは普通に担々麺・中辛で。久しぶりの担々麺、美味しかったです。