わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

水をかぶって何になる?

2014-08-21 | 時の話題
 アイスウォーター・チャレンジ、というのが流行っていますね。はじめは何のことかと思っていましたが、有名人が氷水を頭からかぶって、筋委縮性側索硬化症(ALS)への認識を高め、また患者支援に役立てるための寄付を募ろうというのが、その趣旨らしいです。このチャレンジは、バソーシャルメディアを通じてバトンが回され、その様子はYouTubeにアップロードする、というのが、今風です。氷水を被るのと、今のところ、治療法のない難病のALSに何の関係があるのかは知りませんが、ビル・ゲイツや、日本でもソフトバンクの孫正義社長やノーベル賞受賞の山中博士がチャレンジを受けて氷水を被リ、毎日のように有名人の誰かが水をかぶったとニュースになっています。まぁ、山中教授は、ALS治療にも大きく貢献する可能性のある研究の第一人者だから、スポークスマン的に率先してやるのは分かる。

 まぁ、有名人が突拍子もないことをすることで、手っ取り早く世間に知れ渡り、寄付金が集まるならいいんじゃないの?と、思っていたら、有名人だけじゃなく、一般の人達の間でも広がりつつ有るのだとか。有名人の場合は、もしものことを考えてメディカルチームが控える等、ちゃんと準備してるんだろうけど、一般人の場合はどうなのでしょう?今に、年寄りの冷や水だか何かで心臓発作を起こす人でも現れるんじゃないかと、私なんぞは老婆心から心配してしまう。水はかぶらず、代わりに寄付するという方法も選べるらしいのですが、アメリカ人なんか、このチャレンジを受けなきゃ女々しいと思われるかもしれない、なんてカッコつけて無理する人がいそう。

 ALS、アメリカではルー・ゲリック病と呼ばれますが、スティーブン・ホーキンス博士(博士はこの病気に罹っているしては長生きし過ぎなので、本当にALSかどうか明確に判定されてはいないそうですが)を通してなど、割とよく知られている病気ではないかと思うのですが、実際のところはどうなんでしょう?このチャリティーの意図が善意であることはわかるし、実際に多くの寄付金も集まっているのでポジティブな活動なのだということも理解できるけど、なんかモニョるんだなぁ…

 と、思っていたら、ハリウッドのバッド・ボーイ、チャーリー・シーンは、このチャレンジを受けて、氷水の代わりにバケツにお札を入れてかぶり、この御札(約100万円だって)を全部寄付したというニュース。やるなぁ。これぞ、スターの反応、って気がするね。