筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
お花紹介は九州に咲く季節の花がメインですよ。

●d05万葉の歌碑 巻5-818 太宰府市 太宰府市役所前庭

2024年11月28日 | 20.万葉の花鳥風月

万葉の歌碑を訪ねて


歌碑の設置場所/福岡県太宰府市役所前庭

万葉集/巻5-818  作者/山上憶良(やまのうえのおくら)

春されば  まづ咲くやどの  梅の花
           ひとり見つつや    春日(はるひ)暮らさむ 


【意味】春になったらまっ先に咲く 敷地の庭の梅の花
  たったひとりでずっと見続け 春の日暮れを待つのかな

 ※「やど」家の敷地。庭先。

写真下 歌碑が置かれている大宰府市役所の玄関

写真下 歌碑の全景。

写真下 歌碑の説明文


万葉の歌碑とは
万葉集の歌を刻みつけた碑が「万葉歌碑」です。 多くの人々に親しまれた万葉の歌を石に刻み、その歌を作った歌人を讃(たた)え、その歌が後の世に残ることを願っているのです。


現在全国各地に設置されている万葉歌碑は2,000基を越えていると言われています。
歌碑の過半数が実際に歌碑が詠まれた場所、または歌碑に関連する場所に設置されており、「歌碑を訪ねる」=「実際に万葉の故地や史跡を訪ねる」ことになります。

私の地元「福岡県」は、大宰府政庁に関係する歌や防人の歌があり、万葉の歌碑も多くあります。
万葉歌碑から万葉の時代にタイムスリップし、万葉人に会える旅へ出かけてみましょう。!

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