二刀流 (羽生結弦と大谷翔平)

大谷翔平のMLBの試合の感想

05/26(金) H MIA 第一戦

2023-05-27 | 試合の感想
Game Day  https://www.mlb.com/gameday/marlins-vs-angels/2023/05/26/718015/live/summary

 試合内容は、特に言及する内容はありませんが、大谷選手の打席内容は、一言で言えば酷かった。ここ最近見た中でも、最悪でした。
昨日はHomeで完全公休日だったにも関わらず、今日の打席内容だったのは驚きです。一体、どうしたのか? 疲労が溜まっていると思われます。[追記] 先日、両親が観戦に訪れていた影響か?!
結論から言うと、今日は球速のある左腕相手でしたので、休ませるべきだったと思います。
その場合、DHスポットが空き(DH Trout、CF Moniakを試せ)、先発登板前に2連休、リフレッシュ出来ていたはず。

 基本的に、本人がどう言おうと、定期的にエンゼルスは大谷選手を休ませるべきです。
しかし、興行的に大谷を休ませると観客動員力が落ちるので、休ませることをしない。(大谷が目当てに球場に足を運ぶと、極めて珍しい休養日だとファンが文句を言う) 本当に腹立たしい。

 また、先発登板が近づくと、完全に“投手大谷”にモードが切り替わってしまい、“打者大谷”がおろそかになることが多いですね。
先発登板後の翌日の試合に打つ傾向があるのは、“投手大谷”から“打者大谷”にモードが完全に切り替わるためです。(一打席に対する集中力が増す)

 “打者大谷”の好不調の打席内容の判断基準は

1.ボール/ストライクの見極め

2a.甘いボールを振りに行けるか (甘い球を見逃すのが最悪で、相手投手の失投はほとんどない)
 b.とらえられているか      (HHでとらえれば、結果問わず問題なし。現在、見逃しか、ファウルが多い)

3.ボール球に手を出しているか (追い込まれるまでに、ボール球に手を出すのは不振の現れ。相手投手を助けることに)

 今日は全て駄目でした。つまり、追い込まれるまで甘い球を振らず、2ストライクに追い込まれてから、ボール球を振って、空振り三振になるという最悪の流れです。
STLのハイライトを見ていると、ヌートバーの打席で、2ストライクに追い込まれてからの、打者のリーグ平均打率は1割台と出ていました。
つまり、追い込まれるまでの2球が勝負なんです。追い込まれてからHやBBで出塁するのは確率的にも難しい。

 打球判断では、
・一塁ゴロ、二塁ゴロなど引っ掛けた打球 ←不振時に多く
・LA(ランチアングル/打球角度)      ゴロアウトよりもフライアウト。現状、打球のLAが他の強打者に比べ、低い。打球速度が良くても、角度が上がらず、長打を逃しています。


 今日の1打席目から見ていきましょう。

・1回裏[0-0] 1out 一塁 SLが2球Bになり、2-0からど真ん中4S[96.7] 二塁ゴロDP。 最悪の結果に。

  皆さん、カウント0-2になった段階で次は4Sだと予想されていたと思います。なんと、相手は失投し、ど真ん中に来ました! 完全にとらえれば右翼席に2ランホームランでしたね。 

・3回裏[0-2]  2out なし 1-0から2球目の完全なB球をファウル✕、3球目 甘い真ん中高めのSL[84.7](HRボール)を見逃し✕✕、4球目 完全な外角高めのB球の4Sをカットに行きF✕、5球目外角低めの SL(B球)で空振り三振
  3球目は打ちに行くべきでした。右翼席にHRになっていたでしょう。もうこの時点で、大谷選手の打撃が狂っているのは明白でした。

・5回裏[1-2]  2out一塁 Troutタイムリーで一点差になり追い上げムード。
  1球目 球種を決め打ちしたのか、難しい外角低めのSLを空振り✕。3球目 内角低めのCHを空振り。4球目 ストライクゾーンを大きく外れた外角低めのSLに手を出し空振り三振✕✕。
  全く相手の球に合っていませんでした。

・ 7回裏[2-5] 1out二塁 中継ぎ左腕の外角低めのSL[88.8]を、初球から簡単に打ちに行って、SSフライ✕✕・・・進塁打も打てませんでした。

  Game Dayの表示で残塁を表す項目が抜けたため、現在、攻撃時のチーム状況が分かりづらくなっています。
 今日の試合、攻撃面でブレーキになったのは、ノーヒットの3.大谷と9.Netoです。Wardは4三振ですが打席で相手先発に対して球数は稼ぎました。(3-2[6]、3-2[8]、1-2[4])

  今日、試合でチームが負けている場面の現地中継で、打席で結果が出ていないのに、バットボーイの男の子と笑顔で話していて[*]、違和感を覚えた方もいるでしょう。(マインドセットが)
 こういう負けている場面で、例えばNYYだと、主力選手を映すと、皆、真剣に試合を見ているわけです。非常に厳しい表情で試合を見ている。
 [*] これはどうやら「気合い入れ」の儀式だったようです。個人的にはこうしたものは全く肯定できません。決して運が悪かったといった類のものではなく、原因ははっきりしているので。  

  昨日、エンゼルスのミナシアンGMの不意の毒ガス攻撃を受けたわけですが、本人は“心ここにあらず” といった感じで、心配になりますね。

 [追記] 

 マイナーから21年1巡目全体9位指名の Sam Bachman [23-239d 185cm 106kg]が昇格して2-5の8回から投げましたが、
投球内容 (47-26[55.3%] 2.0回 4H 1ER 2BB 4K 4.50ERA) から判断するに、現時点ではちょっと厳しいと思います。
 特に軸となるSNKのコントロールが悪く[2/6+5/10]、不利な状況になっていました。球数も多すぎ、中継ぎとして使うのは敗戦処理しか無理でしょう。
今後改善するかもしれませんが、このコントロールでは接戦では使えませんね。
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