千曲川のうた

日本一の長河千曲川。その季節の表情を詩歌とともに。
人生は俳句と釣りさ。あ、それと愛。

踊るマエストロ

2019年11月25日 | 千曲川のくらし
千曲河畔、上田市のサントミューゼに群馬交響楽団を聴きに行きました。



武満徹 「鳥は星形の庭に降りる」
ブルックナー 交響曲第7番ホ短調

私はクラシックファンというのでもありませんから、2曲とも聞いたことがありませんでした。またこれらの曲を特に聞きたいと思ったわけではありません。井上さんが見たかった。
いつかNHKの音楽番組で見たことがあって、今回上田に来ることを知ったので「ナマ井上」さん見たさにチケットを取ったのでした。



井上さんはバレエをやっていたそうで「踊るマエストロ」と呼ばれているそうですが、今回もキレていました。バレエ風だけでなく、空手演武風、人形振り風、暗黒舞踏風などあって、最後は「ジャニーズかっ!」という華麗なターン。(あくまで個人の感想です)。

肝心の音楽の方ですが、ブルックナーは疲れました。いつまでたっても終わらない。
荘厳な大音響がクライマックスになったかと思うと、また不協和音の海を漂って何処に行こうとしているのかわからなくなり、また大音響の……という繰り返し。くどいなあ。たぶんワーグナー流のくどさなのでしょう。(あくまで個人の感想です)。

  指揮者の手神の手に似て秋夜統ぶ 文挟夫佐恵
  指揮者への拍手に年を惜みけり  森田峠


井上さんは客席に語りかけます。これもちょっと変わってますね。
客が少ない!こんどは友達を連れてきて!とかおっしゃっていました。

そうそう、会場内を見回して「今日はマスクをしている人が8人います」と言ってましたが、そのうちの一人が私です。ごほごほ。

キウィフルーツをいただいた

2019年11月25日 | いただきもの歳時記
Nさんから段ボール箱でキウィフルーツをいただきました。


たくさんある。うれしいです。


おしり探偵みたいなのも。


以前はなんとなく南国のフルーツという印象でしたが、信州で普通に栽培されています。

まだ収穫したばかりなので、固くて酸っぱいばかり。これから追熟して美味しくなっていきます。


インコは一旦近づきましたが、「思ってたんと違う」という感じ。

林檎と一緒にビニール袋に入れておくと早く熟しますが、あわてることはない、年明けから楽しむことにします。

キウィはどの歳時記も取り上げていないようで、例句も乏しいです。
キウィフルーツと猿梨(サルナシ)、木天蓼(マタタビ)は同類。木天蓼を詠んだ句は夥しくあるので、ここでは猿梨の例句をすこし。

  猿梨を噛んで唇熱くなる   加藤知世子
  猿梨の木とぞ印の実のひとつ 西山美枝子
  猿梨の蔓渡りせる谷深し   岡田貞峰