今朝の新聞に「天皇に捧ぐ憲法改正」という本の広告が載っていた。
中身には全く関心を持てないが、このタイトルは大いに気にかかる。「捧ぐ」はガ行下二段活用だから、連体形は当然「捧ぐる」でなくてはならない。
あえて「天皇に捧ぐ憲法改正」とした理由を考えてみると、
1,文法の誤り。つまり作者と編集者の無知。
2,「天皇に捧ぐ! 憲法改正」って感じで、切れている表現。
3,「捧ぐる」が正しいことは分かっているが、現代人の語感に「ぐる」はマッチしないという商業的配慮。
いずれにせよ、三島由紀夫が生きていたらご立腹のことだったろう。
ムカシの右翼は真面目に万葉集研究などしたものだったが……。
捧ぐるものなし墓前にて日傘たたむ 津田清子
中身には全く関心を持てないが、このタイトルは大いに気にかかる。「捧ぐ」はガ行下二段活用だから、連体形は当然「捧ぐる」でなくてはならない。
あえて「天皇に捧ぐ憲法改正」とした理由を考えてみると、
1,文法の誤り。つまり作者と編集者の無知。
2,「天皇に捧ぐ! 憲法改正」って感じで、切れている表現。
3,「捧ぐる」が正しいことは分かっているが、現代人の語感に「ぐる」はマッチしないという商業的配慮。
いずれにせよ、三島由紀夫が生きていたらご立腹のことだったろう。
ムカシの右翼は真面目に万葉集研究などしたものだったが……。
捧ぐるものなし墓前にて日傘たたむ 津田清子