しょこら の ぷち自然派生活

外食多し 甘いもの大好き! だけど ちょっと健康のことも気になる。そんなしょこらの ぷち自然派生活 を紹介します。

敗戦記念日。。。

2007-08-15 18:26:38 | Weblog
今日、ぼんやりテレビを見ていたら、
いつも何気なく見ている夕方5時からのニュース番組が
関西ローカルだったと知ってびっくり。

番組名は、「アンカー」。
(番組公式サイトはコチラから。)
他局で、2時、3時からやってるバラエティ情報番組は、
司会が関西の芸人さんだったり、ローカルグルメ情報だったりで、
普通に関西ローカルだと認識していたのですが、
「水曜コメンテーターの青山サンって誰?一体何者?」
と思うことはあっても、
「でも、宮崎さんも何モンか分からんしな~。」
と深く考えたことなかったし、
番組の内容も、ローカル中心じゃなくて、普通のニュースだったので、
全国版だと思ってました。

ちなみに、宮崎さんも、関西ローカルでよく見かけるヒトで、
ジャーナリストなのか評論家なのかよくわからんけど、
いろんなことに詳しくて、いっつも怒ってるみたいに解説してるひとです。
(検索したらウィキペディアに載ってた
 青山さんも載ってた。)

そんでもって、今日「終戦の日」。
若いアンちゃんが気合を入れてキャスターを勤める
その番組を見てたら、
「いつも怒ってばっかで、うるさくてキライ。
と思ってた青山さんを、少し見直しちゃいました。

やたら「敗戦の日」を繰り返すのが、癇にさわりつつも、
聞くと、若い頃から夏は夏休みを利用して、いつも沖縄の取材旅行に
行っていたらしい。
そこで、これまで沖縄県民にも、あまり知られていなかった、
「白梅の塔」の存在をしることとなったそうです。
「ひめゆりの塔」は吉永さゆり主演で映画化されたりしてるし、
有名だけど、他にも女学校が9つあり、多かれ少なかれ、
同じ様に、軍に配属され、医療を行う壕などで働いたり、
最後は軍に自決を強要されたり、ということがあったらしいです。
映像では、青山さんが、当時白梅学徒隊に所属していて、
生き残ったという おばあちゃんと手をつなぎ、
現在の壕の内部をレポートする様子が流れます。
局で生放送で、話をする際、青山さんが必死に涙をこらえようとしつつも、
つい涙しちゃうっていうのに、実はいい人なんかも、と
単純な しょこら 思ってしまったわけです。
「敗戦」を強調するのも、「負けて終わったんや」ということを
忘れないためなのかと、自分でフォローしてみたり。

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少し、話がそれますが、夏なので、戦争のドラマが多く、
しょこらも結構見ちゃってますが、
「はだしのゲン」は「死ぬも地獄 生きるも地獄」の
生き残った人たちの後の人生が如何に過酷であったかを感じさせる内容。
「鬼太郎が見た玉砕~水木しげるの戦争~」は、
戦地での無意味とも思える状況下での玉砕命令。
(しかも、からくも生き延びてきた兵士に、それでは都合が悪いからと、
 自決を強要する上官。
 そして、再度玉砕命令を出し、自分は報告義務があるからと戦線を退く上官)
など、いったい、誰のための玉砕であるのかと思わせる内容。
昨日の報道番組では、脱走したため、
「子々孫々まで汚名をきせらせる」と戦後も、隠れ逃亡する生活を続け、
未だに帰国できない、在留日本兵の話。
今日のアンカーでの特集は、
ひめゆり学徒隊も白梅学徒隊は、生きられる可能性もあったのに、
日本兵に渡された手榴弾で死んだり、
民間人なのに逃げようとして味方のはずの日本兵に銃殺された人もいるという話。

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当時、
「生き恥をさらさず」
あるいは、
「全体のために、個を犠牲にする」
という考え方が、「教育」により広く浸透していたようだが、
それによって、たくさんの命が強制的に奪われたのは事実だと思う。

子どもが戦争ごっこや闘いごっこを好むのは、
そういう生き物だからかもしれないけれど、
所詮ほんとには死なない「ごっこ」だし、やめたくなったらやめられる。

しかし実際の戦争になったら、「死にたくない」という選択肢は奪われる。
「生きたい」という、人間の根源的欲求が蔑まれ虐げられる。
無理やり戦地に送られ、無理やり人殺しさせられ、無理やり特攻隊に乗せられ、
無理やり玉砕させられ、無理やり自決させられる。
そこには、拒否する自由はかけらもない。
拒否すれば、よくて拘留・拷問・裁判。
悪くしたら、上官侮辱罪だか国家反逆罪だかで即銃殺。

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NHKも民放も、戦争を生き残った人たちの証言を記録しようとしているらしい。

子どもの心は柔らかいので、公の教育によっては、
また戦争を是とする価値観が多数派を占める世の中になるかもしれない。
しかし、家庭の中で、あるいは、TV放送が戦争反対のメッセージを
伝えつづけることが、せめてもの砦となるのではないかと
ささやかな希望を明日につなぐ。。。
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