今日は、初詣に出かけた。
上本町にある「生國魂神社」に参詣した。
この神社は、「いくたまさん」の通称で親しまれる。
ここは大阪最古の神社で、初代天皇である神武天皇が九州より
難波津にお着きになった際、現在の大阪城付近に日本国土・大地の
守護神を祀られたのが創祀であるとされている。
そして、平安時代には出雲大社、熊野大社と並ぶ3大社のひとつ
として崇敬され、明治には官幣に列せられるなど、国土の守護神、
そして大阪の総鎮守として崇敬されている神社である。
以前、テレビ番組で紹介されているのを見て、近いところになのに
まだ一度も訪れたことがなく、是非行かねばと思っていたところだ。
広い表参道から鳥居をくぐると、正面にある社殿のところから
鳥居の付近まで、長~い参拝の行列ができていた。
参拝を済ませ、辺りを見回すと、境内の一角にある絵馬を奉納している
ところには、桂三枝、桂文福をはじめ、多くの落語家のものが数多くあった。
大阪落語の祖である米澤彦八が、生國魂神社境内を舞台に上方落語
を広めたと言われ、称えられているのだそうだ。
さらに、境内を奥へ進むと、井原西鶴の像がでーんと構えていた。
西鶴は『好色一大女』や『世間胸算用』などを著す以前から俳人として
活躍しており、一昼夜ぶっ通しで連句をつくり続ける「大矢数」では、
延宝8年(1680年)には生國魂神社境内の南坊で、一昼夜4000句の
独吟矢数俳諧の新記録を達成したというからビックリだ。
神社の紹介のリーフレットを手にしながら、「へえ~、なるほど~」と、
時間をかけてゆっくり境内を散策した。
行列ができるわけだわ~と納得。