[ 小魔人の小部屋 ] 枚方市の学習塾“ベスト学習会”の別宮利彦の一昔前の回顧録

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別宮利彦の『小魔人の小部屋』
こっそり垣間見てにんまり微笑んでください

小魔人のマラソン

2008-04-16 | 小魔人が歩んできた歴史

前回、ロンドンマラソンに出場したマサイ族に関する情報をお伝えしましたが、
マラソンと言えば、

小魔人も大学生の時、一度だけだが、フルマラソンを経験している。

フルマラソンはおろか、ハーフマラソンすら未体験だった私だが、
小さい頃から第二寝屋川の土手を走りまくっていたので、
足には自信があった。

一生に一回は、42.195km走らななあと、漠然と思い描いていた。
そして、どうせなら、国内ではなくて派手にいこう…と、
友人2人を引き連れてホノルルマラソンに挑戦することになった。

大会当日、まだ夜明け前の暗い中をスタート地点のアラモアナ公園にたどり着いた。
スタートラインに並ぶ、と言うより群衆の中に紛れ込む、と言った表現の方がしっくりいく。
午前5時にスタートの号砲とともに何発もの大きな花火が打ち上げられた。

皆一斉にスタートを切って…と、言いたいとこだが走り出さない。

あまりの人数に、まずスタートラインに向かってじわじわ動き出したのが精一杯。
けれども、気分はすごくハイテンションだった。

ワイキキを通りダイヤモンドヘッドやきれいなビーチを眺めながらの素晴らしい
コースを走ることができるのがこの大会のいいところだ。

もちろん、悠長に景色を楽しんでいる余裕なんてないのだが、
おいしい空気を吸って走れるのが何よりだ。

住宅街では住民の方々が沿道へ出て応援してくれ、非常に励みになる。
もう駄目、ここまでかと頭をよぎった時にも、
「異国から来た、見ず知らずの素人ランナーのために一生懸命応援してくれ
ている人の目の前で足を止めるわけにはいかない」と、勇気が湧いてくる。
メロスになった気分だ。

最後まで何とか足を止めることなくゴールに辿り着いたときには、
ふらふらだった。とにかく全員無事完走できてよかった。

ホノルルマラソンを完走した人「フィニッシャー」のみに与えられる
フィニッシャーTシャツは、今でも大切な宝だ。

翌日のホノルルの街には、
まともに歩けず、ロボットのようにギー、ガチャン、とかいう感じで
音が鳴ってそうな、筋肉痛の若者たちの姿を大勢目にしたのが印象的だった。