年も明け、いよいよ高校入試のシーズンに突入だが、世の中には変わった入試もあるもんだと思った。
長崎県佐世保市の久田学園佐世保女子高校では、今年の入試から、一般入試は「数学、国語、総合問題」、推薦入試は「面接、作文」に加えていずれも「正しい箸(はし)の使い方」を検査するという。
生活習慣や、食べることに対する最低限のマナーが身についているかを見ることが狙いで、合否判定に一定程度反映させるのだという。
おはじき、小さなサイコロ、インゲン豆、ビー玉、大豆、小豆の6種類をそれぞれ10粒くらいひと皿に入れ、断面が六角形をした特注のはしでつまんで別皿に移してもらう。「持ち方が適切か」「スムーズに使いこなせているか」を試験官がチェックするのだそうだ。
『ほんまかいな…?』と半信半疑で、この高校のHPをのぞいてみた。
入試要項には、確かに、試験内容の中に「箸の使い方」とあった。
しかも、「 人間の品格を高めるための、ヨーロッパ研修 」 なるフレーズもあった。
( ひえ~っ )
1学年40人の少人数制で1902年の創立以来、しつけ教育を重視し、茶道や華道が必修科目。
立ち居振る舞いの指導とともに食育にも力を入れているのだそうだ。
ここまでくると、なるほどなあ…と、納得せざるを得ない。
そのうち、敬語の正しい使い方 や お辞儀の仕方なども入学の基準とされるのだろうか…
どうせなら、試験の日、お箸の使い方が下手だったら、
マッチョなおっちゃんが現れて、イスをグルングルン回転させてやればいいのに…って、
そんなふうに思うのは、私だけじゃないでしょう。
きっと…。
◆ おまけ ◆
正しい箸の持ち方って、
1、箸を一本、筆を持つように親指、人差し指、中指の3本で持ち、
1の字を書くように上下に動かす(楽に動かせるように)。
2、1本目はそのまま、もう1本を親指の付け根から、中指と薬指の間を狙って通す。
3、2本目を親指の付け根と薬指の第1関節あたりで固定する。
4、1本目の箸先を 1.でやったように上下に動かし、2本目の箸先に合わせるように
してものをつかむ訓練をする。
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