久しぶりに、いい御本に巡り会えて、嬉しくて、自分の個展の話が途中でした。
三越本店から昭和通りまで出ない所、銀座線の三越駅を出て、3分の場所、更に1階、1週間の借りる御値段も有難い所でした。ギャラリーの前は自転車屋さん、日本橋が魚河岸の頃は魚屋さんという江戸っ子のオーナーさん親子でしたので、すぐに、個展のお約束を致しました。『春宮』ですので、雛祭りの頃の週に決めました。もちろん、すぐに、日本刺繍の師に、「個展をさせていただきます」と、ご報告いたし、お許しいただきました。
個展開催の相談は、日本画の師(又従兄弟)が、銀座松屋の美術部で40年近く個展を開催しておりましたので、相談にのって貰いました。2006年の雛祭りの頃に、春宮のささやかな個展を開催する事が出来ました。元々がギャラリー用の設計でなかった場所ですので、設営のプロの方に場を作っていただきました。オーナービルでしたので、2階は喫茶をなさっていたので、いらして下さった方に、2階でお茶を飲んでいただけ、便利でした。ギャラリーは、着物を4枚ほど衣桁にかける事が出来、後は帯や小物をテーブルの上に展示する事が出来ました。自分の会ですので、案内葉書に、『お花・お心遣いは辞退申し上げます』と記載出来ました。実際、お花をいただいても飾るスペースはありませんでした。日本画の師から、いろいろアドバイスを受けていましたし、初日にいらして下さり、私の立ち位置や対応を見てOKをいただいたのは心強い事でした。春宮は、公募展に応募する時も、人様に見ていただく時は、綺麗な状態でなければ…と思っていました。個展も、いらして下さる方々に見ていただくのですから、シワのない状態を…と思っていましたが、有難い事に三越から眼と鼻の先の場所ですので、呉服部に事前に整理直し(綺麗にして貰う、プロのアイロンは違います)をして、ギャラリーまで持って来て貰いました。
芳名帳も、達筆な方の字は判読不能な事がありますから、芳名カードにして、横書き・ボールペン書きに致しました。カードですと、書いていただいたら、すぐに下げられますから、個人情報問題にも対応出来たかと思っています。
小さなギャラリーでも、春宮一人では、対応出来ませんので、妹が、よく助けてくれました。妹の来れない日は、日本刺繍の師の教室の後輩の方に来ていただいたり、春宮と同年のオーナーの娘さん?に助けて貰いました。
はじめての個展、5日間で200人以上の方にいらしていただけたのは、成功と言っていいい…と、日本画の師から言われました。日本画の師からは、3年は続けるように…と、事前に言われており、同じ物を出さないようにとも…大変な事でした。
皆様のご協力なしでは、個展開催は出来ません。実感です🙋