なにげな言葉

なにげない言葉を あなたに伝えたい
迷宮・緑柱玉の世界の独り言

ピアス 4章―家元の愛

2021-12-12 | ピアス
先生と初めて、お茶会に出かけました。
先生がお勤めになっている学園の理事長を通して、家元のお茶室にお招きいただいたそうです。

緊張と不安でいっぱいでした。
でも、いっしょにお出かけできることに、喜びもありました。
先生は、この日のために、着物を仕立ててくださいました。
老舗の呉服屋さんに出かけて、一緒に選びに行き2月にふさわしいピンク地に梅の花をあしらった、素敵な着物です。
合わせて、小物も数点、買ってくださいました。

当日の朝、着付けを先生がしてくださいました。
着付けを、手際よくこなしてしまう、先生に、驚きました。
何故、これ程上手いのかと思いました。
嫉妬心というより尊敬ですね。出来ない私にとっては、言われるままに従うしかありませんでした。

「琴音は、着物がよく似合うね。したくなったよ。
 きつく帯を締められ、麻縄を思い出しているのではないか?
 感じてきているのではないか?」
私が、体を捩り逃げるのを楽しむかのように、先生は幾度も耳元で、ささやきました。
「先生、駄目です。もうすぐ、お迎えの車が着きます。」
「そうだね」
恥ずかしくなるくらい、先生は、姿見に映る私を見つめていらっしゃいます。
「脱がせたくなったよ」
「無理です、先生。着物が、はだけてしまいます。」
「ああ、無理だね。理事長を待たせるわけには、いかないからね」
「そうですよ」
「琴音としていたものですから、なんて言ったら、理事長怒りそうだ」
先生は、私を抱きしめて、キスをしてきます。
「着物を着ていく姿は美しい。脱いでいく姿は、もっと美しいよ」
先生は、体をぐっと押し付けてきました。
先生の物は、硬くなっていました。
「帰ってきたら、してください」
「ああ、そうしよう」

茶事が終わって、理事長先生がお帰りになると、私と先生は、奥の土蔵に通されました。
先生は、蠏崎という小説家のゆかりの品を見せていただき、とても楽しそうでした。
かなり年配のお家元と、すっかり打ち解けておいででした。

土蔵の一番奥の部屋に通されたとき、びっくりしました。
思わず、先生の腕をつかんでしまいました。
責め具が、しつらえてある部屋でした。
私でなくとも一目でわかるでしょう。
先生は、家元とこっそり約束していたのでしょうか。
そんなはずはありません。
今日が、初対面のはずです。
蠏崎という作家が残した、様々な物を見せてもらいました。
先生の、瞳の輝きは、好奇心の現れでしょう。
誰が見ても、楽しそうに見えます。
当然、家元も、先生が楽しんでいる様子に、満足している感じでした。
だから、私の知らないところで、何か画策がなされているのではないかと想像したくは、ありませんでした。
分からない胸騒ぎの様な動悸が襲ってくるのを感じました。

章子さんが、酒と肴を載せた膳を運んで来ます。
お手伝いしますと言うと、章子さんは、
「琴音さんは、お客さまです」
と、静かにおっしゃり微笑みました。
薄紫色の着物がとってもよく似合い、素敵な所作の女性です。
先生の視線は、章子さんを追っていました。
私のは無い、しなやかな流れるような動きに私の視線も釘付けになりました。

私と先生の前で、章子さんと家元が愛しはじめました。
私は目のやり場に困り、見てはいけないような気がしました。
そっと、先生の袖をひっかるようにして、視線をそらしました。
その時、先生を見たのですが、先生はおふたりのすることをじっとご覧になっていました。
家元が、「見ていてほしい」とおっしゃったのだと、先生は、私の耳にささやきました。

章子さんの乳房に吸い付くようむしゃぶりつく家元の姿に、私の中で、きゅんとするのを感じました。
頬が上気してくるのが、はっきりわかります。
平静を装うのに必死でしたが、下腹部が熱くなるのを感じました。
着物の中で窮屈に押さえ込まれた胸張ってくるのが分かります。
自分の体が自分で思ってる以上に淫らな反応をしてしまうのだと思うと、恥ずかしくなってきました。
身体が感じ熱を持った上に恥ずかしさで、汗が噴き出してくるのが分かりました。
うなじに汗が流れるのを感じました。
髪を直すふりをして、触れた首には、汗が流れ肌が全体的にしっとり潤んでしました。
態勢を変えるように動いたのを先生は見逃しませんでした。
そっと伸びていらした先生の手に身を反らすようにしてしまいました。
余りの恥ずかしさに、先生に接していた腕を外してしまいました。
お家元の前ですし、お招きいただいたお宅でなんて・・・。

家元も、着物を脱いで、裸になってしまいます。
それから、章子さんを後ろから抱きかかえるようにしました。
「あっ」
驚いて、声に出してしまいました。
章子さんは、ペニスがありました。
女の人だとばかり思っていました。
とっても女らしい人なのに。
家元が、章子さんとひとつになっていきました。

すごく感じています。
先生に、抱いてほしい。
触られることに、こんなに期待していいのでしょうか?
章子さんの姿と自分が重なってしまいます。
章子さんの色っぽさ。
家元に抱かれて、感じている章子さんの姿。
不思議なくらい似つかわしい章子さんのペニス。
切ないほど感じているペニスです。
そんなペニスを目の前にすれば、私もほしくなります。
ペニスがほしいのではありません。
あんなに感じる、章子さんが羨ましく、まぶしいのです。

ううん…私も、先生に愛されたい

先ほど飲んだお酒のせいでしょうか。
恥ずかしさは消えていました。
みだらになり始めている私は、先生が腕に力をいれて来た時には、拒みませんでした。
そうされることを、望んでいたのです。

着物を着てきた今日は、下着を着けていない。
感じ始めている肉体がどうなっているかということは、想像がつきます。
それを見られることと、お借りしているお着物を汚してしまているという心配がこみ上げてきました。

身八口に手を差し込み、胸を力ずよく握りました。
「うぐぅ・・・」
思わず声が漏れてしまいました。
「感じているね」
先生が、耳元でささやきました。
先生の瞳の色が変わり、敏感になった部分に触れられ
「あぁ…」
袖を嚙み、声を殺しました。
先生は、私の手を振りほどき、胸の襟を思いっきり引っ張り開きました。
帯で、押し上げられた胸が、襟を開かれたことにより、ポロリと転げだすように表になってしまいました。
先生は、胸にむさぼり付く様に吸い付いてきました。
汗ばんだからだが、胸を吸われたことにより一気に上気して、汗が噴き出すのが分かりました。
先生の右手が帯留めを解き始め、引き出された帯締めが緩み、
次第に私の体から着物が剥がされてゆきます。
背中を流れる汗がはっきりとわかりました。

章子さんの感じる声と、先生の手の動き、目を閉じ受け入れました。
「琴音、こっちにきなさい」
先生の着物の裾を掻き分け現れた男根に、吸い寄せられるようにむしゃぶりつきました。
先生の興奮は、今までにない静かな興奮でした。
透明な液体で私の手まで潤んでいました。
身体に触れる着物の冷たさと、先生の肌の温かさ、章子さんの感じる声
私は、トランス状態の様になっていました。
「琴音、足袋が台無しになるよ。」
そっと足元を覗くと、足袋の先が濡れ、色が変わっていました。
それでも止めることができず、足袋に、体をこすりつけていました。

先生は、私の顔を、章子さんと家元に向けるようにして横になりました。
章子さんと家元の行為を見なさい、という意味です。
先生の手が、感じさせられているうちに、家元が章子さんの中で、果てたようでした。
それを見届けると、先生は、私の足を少し持ち上げました。

章子さんが、こちらをじっと見ていました。
章子さんの後ろに、家元の顔が覗いています。
家元と章子さんが私達を見ています。
それだけのことなのに、体が熱くなってきました。
家元の手が、章子さんの硬くなった物をしごいていました。
違和感を感じながらも目が離せませんでした。
見られる事見る事がこれ程刺激的なことだとは知りませんでした。

恥ずかしい。
後ろから挿入しようとする先生に、私は少し身をよじりました。
その些細な行為が章子さんと家元には、分かったのでしょうか
家元はそっと章子さんに手渡しました。
そして近づいてきた章子さんは、
「これをお使いになって」
そう言って、先生にコンドームを差し出しました。

その時、章子さんの物が私の顔の前に来ました。
章子さんの手に誘われるようにそっと口を近づけました。
先ほどまで、家元との行為で感じていた物が今私の口元に…
先生は、「琴音の好きにしなさい。」と耳元で、ささやきました。

私は、そっと、舌先を動かしました。
そして舌先で、先端部分をそっと舐めると
2つに分かれた切れこみと、キュッとくぼんだ所と、張り出したカマに沿って舌を動かしました。
章子さんが、私の舌の動きで感じてくれているのです。
「琴音さん、上手」
その声と、優しく触れる手は女でも、感じる体は、男。
私の舌の動きに合わせ、切ない声を出している章子さんに、
私は何とも言えない感覚を持ってしまいました。
その章子さんの乳房を、いつの間にか章子さんの後ろにきた家元が揉んでいます。

先生が、後ろから挿入してきた時、私は、なりふりかまわず身をよじりました。
「ぐっ」
章子さんの物が、喉の奥に押し込まれました。
お家元の手が、章子さんの腰を持ち、私の口にリズミカルに押し込んでいるのです。
章子さんは、家元の動かす腰の動きと、私の口の中で、感じていました。
目の前にある章子さんの物は、お家元の手の動きに合わせのどの奥に押し込まれます。
次第に章子さんの表情がどこを見るとも分からない表情になり、
「お止めになって・・・」
「堪忍してください・・・」
と言うと、腰を引き、お家元の手に包まれながら、腰を振っていました。

章子さんの喘ぎ声
私自身の声
章子さんの「見ないで…」と小さく囁いたように聞こえました。
お家元の手の動きと章子さんの動きが激しくなり、章子さんの切ない声が、響きました。
止めることの出来ない、雫がお家元の手に向かって噴出しました。
それを見ながら、私は、よりいっそう激しく動き、畳に触れる乳首の感触と先生の激しい動きに合わせ
「先生…ごめんなさい……いきます……あぁ………」

畳に崩れ落ちたまま、目の前で、お家元の手を舐め綺麗にしている章子さんの姿を、見つめていました。章子さんは本当に幸せそうでした。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿