なにげな言葉

なにげない言葉を あなたに伝えたい
迷宮・緑柱玉の世界の独り言

夢かもしれない・・・

2008-07-31 | なにげな言葉
私は元々よく夢を見るでしょ。
だから、夢と現実の境界線がぼやけてる気がする。

その症状?がひどくなったのは、主人が亡くなってからかなぁ

私は、大切な人が亡くなっても、お葬式に出ていない
お葬式って、生きている人間の、心の整理には大切なんだよね
きっと!
私の大切な人のお葬式に出ていない事が、心の状態をあやふやにしているのかもしれない。
おばあちゃまも、主人も、父親 義父
みんなお葬式に出ていないので、けじめが出来ていない。

みんな離れて又逢えるような気がしてる

それが、はっきり現れてしまうのは、主人
主人が亡くなってから、より、主人が出る夢を良く見る

幸せな夢もあれば、悲しい夢もある、リアルすぎて、怖いときもある。
夢に出るということは、・・といろいろ言う人もいるけれど、
私は夢の中で会える事が嬉しいと思っている

でも現実の世界ではいないって分かってる

今週は、主人が日本に帰国している。
主人・・良行さんね。
ちゃんと触れて、温かさもわかる、実在の主人が一緒はとても嬉しい
でも、好きな彼は、出張で、アメリカ
主人と入れ違いで行ってしまった。

ネット状況、時差などもあり、メール返事無い。
これは、仕方が無い事で、別に、一大事でも無いんだけれど
私の中で、ちょっとした錯覚が起きた

彼の夢も良く見る
でも今朝、見たはずの夢の中の彼の顔が、思い出せなかった。
なんだか靄がかかった感じだった。
冷静に思い出せば、はっきり分かるんだけど、
夢の中の彼の顔は、ぼんやりしてた。

その時思ったのよ
彼は、私が作りだした、架空人間?
寂しい主婦が、夢の中で描いた彼
朝昼晩とメールしては、彼と会話している
彼は、何処の誰よりも私を分かってくれて、私を愛してくれる
大好きで、彼を思うだけで幸せになれる

本当は、返事なんか無いのに、夢では、私に微笑み返してくれるから
私の中では、実在以上の彼になっている
誰も私の恋を知らない
だって秘密だもん
だから誰も知らない彼の話を、幸せな顔して出来る

もしかしたら、私はそんな寂しい女なんじゃないかと、錯覚してしまった。
寂しい女の一人遊びほど悲しいものは無いなぁっと
落ち込んでいる所に、主人が来た。

「どうした?」
「彼から、メール来ないからさ、私は、寂しい女なんじゃないかって
 錯覚起こして、受信メール確認してた。」
「錯覚かもしれないよ!」
「錯覚じゃないもん。彼の香りも、温かさも、全部、本物だよぉ
 だって、彼の時計だってあるもん。
 この時計ね、彼の腕で20年以上動いてたんだよ。
 貰っちゃったんだもん。彼は、確かに居るもん。」
「意地になる所見ると、本気で、不安になったな!」

大正解
本当に、架空の人物かと思ったんだよ
緑柱玉の世界書いているでしょ
正隆さんとの事書いてるでしょ
亡くなったはずの彼がね、小説の中では生きてるんだよねぇ
以前と変わらないやさしい声で、話しかけてくれる
のめり込んで書けば書くほど、書き終わって、悲しくなる
そしてアップできない。
現実には居なくなった主人の声も仕草も温かさも思い出しちゃう

フィクションでもノンフィクションでも
元になった彼は確かに、私の中で生き返っている

このあまりにもリアルな現実感が、夢と現実をわからなくする

もしかして、こうして生きていること自体が夢?
そう思える今日なんです。


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