メルマガ・『緑柱玉の世界：鳳凰が語る』2002.09.03発行

******　EMERALD　Mail　******

今日は、先日白狐姉さんが言っていました、業界人の人に感想を聞きましょうというようなことになり、

鳳凰様が書いてくださいました。

仕事内容、本名などは、公表しません。

ご迷惑になる可能性もあります。

了解済みの内容から順次アップしていきたいと思います。

内容は、送っていただいたままです。

しばし、鳳凰様の語りをお読みください。

　　　　　　　　　緑柱玉


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白狐に紹介されここを見るようになってどれぐらいが経つだろう。

その間には、これを描いた緑柱玉さんや、舞舞螺さんに会わせていただいた。

確かに写真を公開してるので初対面という気がしなかったのは僕のほうだろう。

写真写りが良い人もいるが、彼等は、本物の方が断然良い。

僕が言うのもなんだが、生き方がかっこいい。

そう思ってしまった。

白狐は、舞舞螺に惚れたでしょうって言いました。

笑ってごまかしましたが、惚れました。

惚れても、馬鹿にされないぐらい素敵です。

緑柱玉さんは素敵ですよ。とても頭の回転が速いのにびっくりしました。

あれは、お相手が経済界の方だってでしょうか？

株価だ、世界情勢だと良く把握しています。

お話を聴きだすことが非常にお上手だと、感心しました。

何人もの人と語っているのを見させていただきました。

こっそり内容確認しましたら、難しい話から笑いまでこなしています。

驚きましたね。それは、緑柱玉自身の向上心ですとさらりと言っていた舞舞螺さん。

そんな貴方は、やはり一流の会話を持っています。持つべきものは、持っている。

人の魅力は、にじみ出るものですね。

舞舞螺さんや緑柱玉さんの気さくさだと思います。

友人で、失いたくない友人というのがいます。

僕はこの2人はそんな友人だと思います。



そうでした、ここの話の感想です。

引き込まれましたね。

長編を書くのは初めてとの事です。

それでもしっかりとしたものがあります。

ただ、先がどうなるかと予測が小説にはありますね。

予告のようなものです。

でもこれを書きながら、自分の馬鹿さかげんに手が止まってしまいました。

文字の中でしか予測できない小説ならともかく、

ここまでオープンにいろいろ話してくださっているお二人を見て

予想を書いてくれだなどと。

緑柱玉さんが言う、私は幸せよ。

全くその通り、ここを読んであふれる愛情が分からない方は

心がさびてるか、愛情を知らないのではないでしょうか。


どこでしたかね、小説の中で先生が言っていましたね。

「今までと何か違う・・・・なんだろう」と

先生の価値観を変えた、それが彼女の魅力でしょう。

作品となっているので、そのまま受け取るには細部が足りないです。

ですが、緑柱玉さんの心の幅の広さは小説全部に出てきます。

それは受け入れるだけの幅ではない、跳ね返す幅も広いです。

自信がしっかりしているので、表現もしっかりしてくるのでしょう。

読み手は、自分の中にあるもの価値観がいかにつまらなく、幅が無いのかと気づくのでしょう。

その幅を認めたくないもの、気づかないものはここを嫌い去っていくのでしょう。

気づいたものは何時しか引き付けられている。

それは文章が一流と言うわけではない。

荒削りだが、心の叫びを書いているからだ。

それは誰でも持っている感情を、上手く表現する。

どこかに感じるものがあるのでしょう。

読んでいて、考えても分からないような表現が少ないこと。

比喩を使うこともアクセントではある。

しかし、誰にでも分かる比喩でない場合は理解されない。

感情の思いを霞のような表現で表した文章は、ストレートに相手には伝わらない。

しっかりした表現、イメージを伝える表現方法などは、伝わりやすい。

又、繰り返し読めると言うことがその魅力。

エロ小説は、2回は読みたいと思わない。刺激的な場面だけ読み返すことはあっても、

最初っからは読み返さない。

アダルトビデオだって、リモコン片手に良い所を見て、はや送り、もう少し見たいと巻き戻し。

気に入った映画は何回見ても良いと思う。

ジャンル的にはアダルトに籍を置くしかないといっていたが、内容が立派な小説です。

この先、緑柱玉さんには良き指導者や、意見を言ってくださる方がいるようで

その人たちの言葉を受け入れ、自分の表現したい部分を十分表現できれば

もっと素晴らしい話になると思います。

僕は、先日の「冷たい手」あの話を広げて奥行きを出せば、戯曲のような美しいものになると思います。

それにはもうしばらく、表現方法を勉強したら良いでしょう。

真似から始まってもいいのです。その表現が自分の物になってゆくのであれば。

真似ばかりでは、成長はありません。

そこは、自分で作り上げるものが一番感じる壁なのですよ。

乗り越えたものだけが、手にする達成感です。

頑張ってください。



　　　　　　　　　　　**鳳凰**