四苦八苦奮闘記

日常、アート、僕の奮闘劇、思うことなど。

お慕いしております

2009年12月15日 23時40分40秒 | Weblog
卒業しても尚、僕は高校のときの美術の恩師に頭が上がりません。
先日も勝手に感無量になって泣きそうになりました。


僕は今年、新任の、臨採の、ぺーぺー先生なわけですが、今年は実は美術部の顧問のお仕事の順番が回ってくる年だったりしました。

しかし、まだ教採も受かってない子に仕事を任せるのは可哀想だと、ベテランの先生方がおっしゃってくださり、免除していただきました。


その仕事が回っていったのが、来年の担当だった我が恩師。
僕に気を使わせること無く、引き受けてくださった大人な振る舞いだけでもありがたいことなのに、ことはそこでは終わりませんでした。


というのも、そのお仕事は展覧会の事務局という、僕の学生時代にも似たような身に覚えのあるお仕事で、
その上、恩師は学校のPC統括分野を任されて、こともあろうにPCに問題が発生。





僕はそのことをこの間の実技研修の時に、もう一つの事務局の学校の先生から初めて聞きました。


本当は事務局の仕事に手が回っていないことを、

先月にしてくださった電話とそれまでの僕の状況を考えてくださって、
僕が頼まれたら断れないだろうと知っているからこそ、

黙っていてくださった恩師の優しさに、心遣いに改めて惚れ直しました(笑)





先生、本当に貴方に出会えて僕は幸せです。
嫁にもらってください(爆(マテコラヲイ)

書きたいことはいっぱいあるのにまとまらない。

2009年12月09日 22時22分00秒 | 学校な話
えぅー。


今年の秋冬は珍しくインフルにも風邪にもやられてません。

すげぇ。


早くも胃腸炎?な気配はしますが、熱は出てないやー。



もうすぐ、冬休みということで、今年の厄介ごとは今年のうちになんとか終らせようとか思ってるわけですが、


なんなんだ、この彫刻刀の刃こぼれは?(爆)





ホントに、何度も何度も何度も言っているにもかかわらず、どうしてヤスリの後に彫刻刀を使う愚か者がいなくならないのかしら?


教師の説明もきちんと聞けねー奴らに授業に文句を言う資格はない!と僕は思うよ! 君たちが聞くことの半分以上は既に説明したことだったりするからね?

つーか、クロッキーはなくならないからっ!
2学期の始めに説明したでしょ!
先生は人の話を聞かずに自分の権利だけを主張する子は嫌いです(爆)
先生に優しくしてほしいなら、まずお前等の態度を改めろ。


とか。
思っちゃう僕は確実に大人気ない人ですが、

生徒に言われた『もっと優しくして欲しい』という言葉にどーも、引っ掛かりを覚えるわけですよ。



『もっと優しくして欲しい』



僕は何故かこの台詞よく言われるんだけど、そのたびに、どういうこと?ってなっちゃう。

まぁ、勿論自覚があって意地悪してるときもありますけど(マテコラヲイ)
基本的な僕の態度ってそんなに冷たく見えるの?

っていうか、君たち。
もともと真面目にやってさえすれば50点は取れる授業で
赤点にならないように休み中の課題を作ってやって、
課題のレベルも下げてやって、
補習の時間も取ってやって、
うるさくても変なことしなきゃ注意なんぞほとんどしてないぞ?
お兄さんにこれ以上どう優しくして欲しいんだい?言ってみ?(爆)


口が悪いとか、態度かでかいのは半分わざとで半分癖だからなおさなきゃなぁとは思うけど。


彼らは僕にどんな優しさを求めてるんだろ?


易しく、ならわかる。
美術の内容をもっと簡単にしてほしいんだよね。
うん、しないけどね!(←)

でも、優しくって何よ。


甘やかしてほしいだけなら、言ってて恥ずかしくない?って聞きたくなるんだが。



常々思うけど。
『優しい』って勘違いを起こしまくってるよね。

とにかく皆優しくして欲しがってるけど、その優しさって本当にその人のためになってるのかな?

それって本当に優しいの?
甘いだけじゃないの?
楽だから流してるんじゃないの?





って、くだらないかもだけど僕はいつも思うよ。

『厳しい』と『優しい』は共存できると思う。
僕はまだまだ未熟で甘ったれだけど、君たちのためにならない課題は出してないつもりだよ。





って、こんなとこで言ってもダメだけどね(笑)

12月に入り

2009年12月01日 23時20分02秒 | Weblog
相変わらず、学級閉鎖したりしなかったりで、美術の作品提出とかどうするんですか?状態です。



そんな中、むかえた3年生の2学期最後の授業。


嘘かもしれないけど、まとめに嬉しいことを書いてくれた子がちらほら。。。

嘘かもしれないけどね!(←)





今回の課題は『人の役に立つための作品』で、自分の好き勝手な表現が楽しかった『自己満足のための作品』とはまったく違うのでたくさん厳しいことも言い、何度もデザイン画を突っ返しました。


本当は物凄く不安で、

生徒にここまでやらせて学校に使ってもらえなかったらどうしよう。。。

とか

みんな、厳しすぎて途中でグレちゃったらどうしよう。。。

とかいつも思ってました。



回数をかさね、
何度もデザイン画を描いて、
だんだん今あるものを一番美しくするにはどうしたら良いかを考えるようになっていく彼らを見るのは単純に嬉しいものの、、、


不安は拭えず。。。
生徒の不満や愚痴は胃に堪えるし、僕の指導が生徒の自由な発想を邪魔してたらどうしよう、と思っては思ってないふりをして。




でも、今日の生徒のコメント読んでたら胸の奥がほんわかしました。


中でも、ずっと自分の『趣味にこだわ』っていた生徒が、
『利便性にこだわ』れるようになって、

自分の(趣味への)こだわりを捨てて、始めよりも良いものをこだわって作れるようになったことが楽しかった。
こんなことならもっと早く先生やみんなの意見に耳を傾けていれば良かった。


と書かせることができたのは教師冥利に尽きる気がする。

もう、なにがなんでも学校に使ってもらえるようにしなくっちゃなぁって改めて思いました。


週にたった4時間しか会わないこんな無茶な先生についてきてくれてありがとう。

美術には妥協ができない先生だけど、あと3ヶ月よろしくね。