新学習指導要領の審議のまとめを最近読みました。
新指導要領は簡単に言うと
1、主要5科及び、保健体育の授業時間数の増加。
2、伝統・文化教育の充実。
3、道徳教育の充実。
4、体験教育の充実。
5、小学校に置ける外国語活動。
6、情報教育、環境教育、食育、安全教育、ものづくりなどの導入。
と言う感じです。
まぁ、教育関係の方なら大体想定の範囲内の改訂と思います。
伝統・文化教育と安全教育をうけて(僕の予想としてはここに+道徳教育)
新学習指導要領では中学生に武道が必修化されます。
なんか、ここまで僕が『~になれば良いのに』って言っていたものが組み込まれすぎると軽く怖いんですが(爆)
まぁ、相変わらず、小学校の外国語活動においては不満ですが。
まぁ、それはそれとして、
僕の問題としては美術の授業時間数が変わらなかった事と伝統・文化教育、武道の必修化です。
美術の授業時間数が変わらずは非常に厳しい。
だって、中学校では週1時間しか美術ができないのが変わらないんです。
しかも、今回の改訂では主要5科と保健体育を増やした為、選択教科の時間はなくなり、総合的な学習の時間が大幅に削減。
ってことはですね、選択でとれる美術がなくなるんです。
ということはますます美術教員の地位が危うくなるんですよ。
M教授もいっていましたが、
美術教員が今回の改訂で結果を出せなければ、本気で美術の先生は2つの学校を行き来するか、他教科を担当するかどちらかになってしまうかもしれません。
美術教員が限られた授業時間と総合的な学習の時間、伝統・文化教育で貢献できるか。
まさに、美術教員の存亡を懸けた事態だったりします。
これにしくじると美術の時間、なくなっちゃうかもねー
(爆)
で、もう一つは武道の必修化。
これは僕にとってはある意味、嬉しい誤算です。
美術教員でも、もしかしたら学校で剣道の指導が出来るかも知れませんからね。
しかし、これで僕は4段昇段を目指さなくてはいけなくなりました。
僕の段位は現在3段。
何故、4段昇段を目指すかというと、4段はある意味区切りの段位なのです。
剣道には剣道形というものがあり、太刀7本、小太刀3本の計10本なわけですが、
剣道の昇段審査ではまずは地稽古、次に剣道形、最後に筆記という順で審査を行い、全てに合格した者のみが次の段位に行く事が出来ます。
初段の審査では剣道形は太刀3本、2段は太刀5本、3段は太刀7本まで審査し、4段審査になって初めて小太刀までの全てを審査する事になります。
つまり、4段に昇段して初めて、剣道形をすべて出来るようになったと言う事です。
大体、剣道を指導するには4段からというのはこういうわけです。
まぁ、初めの段階の指導なんて中学生同士で出来るくらいのモノではありますので、あんまり気にしなくても良いかもしれないわけですが、やるんだったらきっちりやりたいのが人情と言うモノですし、4段をとる気で修行をしなくては身体が使い物になりませんからねー(爆)
何しろもう4年はきちんと稽古をしてませんからね。。。
体力も筋力も昔の半分くらいですし。何より、教員になったときに
中坊なんぞに舐められて堪るか
っていうのが正直な気持ちではあるんですが
また剣道を定期的にできるようになるという喜びとその段階まで持って行かなくちゃいけないという面倒くささが混在中ですが、それでも僕は4段をとるんだと思います。
必修化、ということは男子だけでなく、女子も何かしら武道をすると言う事なのでソレに伴って女子に指導できる教員が必要なわけです。
ソレを考えたらやるしかないじゃあないですか。
きっとまた、手足はまめだらけ、皮がむけて、固くなって、ひび割れになって、
腕と足は筋肉で一回りは太くなって、
声がまた大きくなるんだろうなぁ。
さぁて、筋トレ、筋トレ
の前に課題か。。。