人は縁・花は色

花と旅の風景などの記録を紹介したくて
開設しました。

高村光太郎(高村山荘)

2016-03-23 16:11:02 | 日記
今花巻の[トロン温泉]に嵌って週一ぐらい通っています。
行く途中[高村光太郎山荘]の前を通るのですが、月曜日が定休日なので
中々寄ることが出来ません、今年は雪も少なかったので遠くから眺めて来ました。


春は桜・水芭蕉・山野草・辛夷の花・レンギョなどが咲き

その後あやめも咲き、四季折々の風景に逢えます。

叉智恵子の切り絵を観るととても癒されます。以前訪問したときのアルバム見てください。

智恵子の切り絵






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少しだけ高村光太郎について触れてみたいと思います。

智恵子を亡くし憔悴した光太郎は焦土と化した東京から
昭和20年に宮沢賢治の弟を頼って花巻市大田村に疎開して来ました。

7坪半の山小屋は杉皮葺・荒壁。障子一枚で外界を隔てる。冬には吹雪が夜具に積もり零下20度。
今の建物は覆堂に囲まれていますが、昔は建てたまんまでした。

詩を書くインクも凍結。このような僻地で7年の年月を過ごされました。

でもこの地で数々の作品を残されています。

[私を呼ぶ声をしきりに聞くが、智恵子はもう人間界の 切符を持たない]

智恵子は福島県で生まれたと聞いています。

高台に 智恵子展望台があります。北上山系ですが
山並みが安達太良の山に似ていますので
此処に登って智恵子を思い出し偲んだのではと思うと
胸に暑いものを感じました。

今は山荘の隣りに資料館も出来 智恵子の作品なども
展示されています。

東京の空は灰色、ここは本当の空がいっぱいです。

温かくなったらもう一度ゆっくり訪問したいと思っています。


コメント (10)
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