今年は少し映画を観るようにしよう。
という事で、今回観たのは「桐島、部活やめるってよ」
僕が映画について解釈する時に参考にする評論家が、こぞって好評価を与えた事で気になっていた映画を、やっと観た。
おせー。
おれ、これ、みるの、おせー。
はやくみときゃよかったー。
誰かこの映画について一緒に語らないかー!と叫びたくなる。
何とも酸味のある映画でした。
映画好きとして外せないのが、視点を変えて同じ事象をとらえて立体化していく作業はクエンティン・タランティーノ監督がお得意としている手法でしょ、塚本晋也監督の「鉄郎」の映像を使用しているでしょ、ゾンビ映画のジョージ・A・ロメロをリスペクトしているでしょ。
この映画って、過去のカルトムービーにささげる映画なんじゃないかな、て。
あ、一つ印象に残ったのが、「鉄男」を映画館で見ていたら、同級生の気になる女の子が同じ映画館で同じ映画を観ていた、というシーン。
「あ、共通点があった」と感じて、距離が縮まった感じがしたあのシーン。
大槻ケンヂの「グミ・チョコレート・パイン」のようではないか…。
高校のメインカルチャーが運動部だとしたら、マニアックな映画部なんかは日陰の存在。
でもその映画部が撮りたいものは8mmフィルムで撮影するB級ゾンビ映画。
そんなカウンターカルチャの映画部と、メインカルチャの人たちが、最後対決をするんだよね。
桐島という学校のヒーローが部活を辞め、姿をくらますというたった一つの出来事で、一人ひとりが自分に向き合うようになるんだよね。
ラストシーンも感じるものがあったな。ネタバレになるから言わないけど。
十代の子たちが、一つ階段を上るんだよ!!
あああ、うまく評論できない~。口惜しい~。
解釈しきれていない~。
ただ、面白かった事は確か。おしっこ我慢して最後まで観たから。
誰か、「桐島―」で語らないか!?
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