生活に困った時について。- 2012.05.31
(参考)あなたにもできる!本当に困った人のための生活保護申請マニュアル (DO BOOKS) 湯浅誠 (著)
こないだの北九州市の「日記に「おにぎり食べたい」 生活保護「辞退」男性死亡」(ニュース記事)は本当に酷いと思いました。ちなみに北九州市は昨年も生活保護を求めた男性に申請書を渡さずに餓死させるという失態をやらかしてます。このおにぎりの男性が生活保護を”辞退”したのはもちろん自らの意思でなく、福祉事務所側が無理やり「辞退届」に辞退するようにサインさせたというのが本書を読めばよくわかると思います。
とにかく本書の核は「生活保護申請書を自ら書いて持っていく事」なんですね。これが目からウロコというか、なるほど!と思わされました。福祉事務所が申請書を出さない、渡してくれないというのが問題になっていたのでこれはたいへん参考になりました。
もちろん、福祉事務所側がすんなり申請書を受理してくれるわけでもなく、それなりの対応と多少の覚悟をこちら側がしなければならない事が本書には書かれています。その他にも福祉事務所の職員との対応の仕方など、かなり細かく書いてあってわかりやすい。まあその辺は本書をじっくり読んでもらいたいと思います。本を買う余裕のない人は図書館で借りるなり、立ち読みしてください。とにかく参考になりますし、誰にでもできそうです。
で、問題はその生活保護申請書の作成方法ですが、本書にもそのひな形があって便利なのですが、ネットでも役所が申請書をダウンロードできるようにしてくれてるんですね。本書にもあるとおり申請書の書式はないので(生活保護の申請は要式行為ではない。)、他の自治体の申請書でも印刷して持って行けば通るんじゃないでしょうか。適当に検索したところ、鹿児島県の申請書がいろんな様式があって使いやすいのではないでしょうか。(ここからどうぞ。生活保護申請書)
著者が言うとおり、安心感のない制度はセーフティネットとは言えないと思います。特に申請させないなんていうのは論外だと思うんですね。
久々の読書でしたが、本書は面白かったし、生活困窮者になった時は使わせてもらおうと思いました。こういう生活保護の取り方を知っておく事によって、安心していろんな事にチャレンジできる、なんて人もいるんじゃないでしょうか。まさかの時の保険代わりにもおすすめの一冊。
最後にもう一度、生活保護申請書のダウンロード先を貼っておきます。
(申請書) 生活保護申請書(鹿児島県のもの)
※追記(2007.08.05):さらに確実に生活保護が取れそうな方法を発見!つづきは以下の記事をご覧ください。
(つづき)【ぽぽんぷぐにゃんメモ】生活保護の取り方 その2 - 申請書持参と弁護士同伴で完璧!?
さて、ここで心理テストでもいかがですか?
【ぽぽんぷぐにゃん式・心理テスト】森の小道を歩いていたら
森の小道を歩いていると、目の前に1万円札が落ちていました。
さて、あなたはこの1万円札をどうする?
A. 近くの交番へ届ける
B. そのままもらっておく
※どちらかをえらんでクリックしてね!
【ニュースとあそぼう!ぽぽんぷぐにゃん】