「新しい歴史が始まる」とされる南北朝鮮の首脳会談に先立つ歓迎式典において、朝鮮民族の恥辱とも言うべきことが世界中に放映された。実況を伝えるテレビ映像には、セレモニーの状況とともに記録を撮るカメラマンの姿も映し出されたが、彼らが使用する機材がほとんど日本製の「CANON」であったからである。
韓国では、かつて2013年の韓国シリーズの始球式において、当時の朴槿恵大統領が日本製の「アシックス」の靴を履いていたことが韓国マスメディアで大きく取り上げられ、大問題になったことがある。
今回の南北首脳会談による融和ムードが、CANON製カメラが使用されたことにより、理屈なく掻き乱されることを恐れる。韓国メディアおよび韓国民衆の行動には、予想し難いところがあるが、文在寅大統領の努力が実ることを期待してやまない。