市ヶ谷日記

喜寿を超えた老人です。日々感じたことを、過去のことも含めて、書き記しておこうと思います。

ワクチン接種を促進し、普段の生活を取り戻そう。

2021-08-07 | 独吟

 82歳になる男性老人です。この頃、街を歩いていると、腰が曲がり歩行困難な年寄りをたくさん見かけます。コロナが蔓延し、行くところがなくなり、話す相手がいなくなった老人たちが仕方なく街中をうろついているのです。

 このような状況が続けば、コロナで死ななくても、家に閉じこもっていることから生じる身体機能の不全により、今後、大量の死者が発生するのではないかと危惧しています。歳を重ねた筆者には、運動の不足、人との交流の欠如がいかに身体にマイナス効果を及ぼすか、痛いほど分かります。

 巷間、コロナ、コロナと恐れられていますが、コロナで亡くなっている人は、8月に入って一日当たり5人から20人です。コロナ感染者数は変異ウィルスの出現等により増加傾向にありますが、ワクチン接種が急速に進んだ結果、コロナによる死亡者の数は逆に減少しているのです。

 コロナ感染死亡者を最大の一日20人としても、年365日の間に亡くなる人は7,300人の計算になります。この数は多そうに見えますが、日本人全体の年間の死亡者数は、各種腫瘍による死者390千人、循環器系疾病による死者351千人、呼吸器系疾病による死者193千人、消化器系疾病による死者53千人であり、病気以外でも老衰122千人、交通事故等の不慮の死者39千人などと比較しても、驚くほどの数ではありません(死因別死亡者数は2019年人口動態調査の数値)。

 それなのに、国民を家の中に閉じ込め、人との交わりを制限し、マスクの着用を強制するのは如何なものかと憂慮しています。今、政府・地方自治体、そして医療関係者を主体にした諮問機関の有識者が、三密の遵守一本やりの施策を推し進めているのは、方向が逆であるように思えてなりません。

 国民に向かっては、ワクチン接種を強力に呼びかけ、ワクチン接種済の国民には普段通りの生活を許容することが肝要であると考えます。そして、「コロナワクチンは危険であるから、打つのは止めましょう」という一部専門家・有識者の無責任な発言に対しては、その科学的根拠を開示するよう要求してもよいのではないでしょうか。

 



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