私が住んでいる地域では、古い建物を新たに活用する方法を
考えよう・・・という活動を行っています。
今回は、十年前に閉校した洋裁学校です。
この小さな建物です
当時を再現した教室にはミシンがずらりと。
母が使用していたものと同じものだ。
子供の頃、勝手に使ってミシン針を折っては叱られたものです。
当時使っていた糸やアイロン、マネキンも・・・
なぜ洋裁学校に興味をもったのか?といいますと
今は亡き母と結び付けてしまうからです。
母は洋裁学校を卒業した後、仕立て屋に勤務していたようです。
結婚してからは、ご近所の方に洋服を縫って貧しかった
我が家の家計を助けていて、その合間をぬっては家族全員の
服を作っていたものでした。
当時のスタイルブックはとても懐かしい。
「こんなワンピースを作って・・・」と頼んでは
作ったもらったことを思い出します。
小学生のころ、修学旅行に来ていく服がない~と
少し駄々をこねていた私のために、母は一晩でスカートと
上着のセットを作ってくれました。
朝起きた時に、でき上ったばかりの洋服が
枕元に置いてあった時の嬉しさは、今も忘れられません。
徹夜して縫ってくれた母の優しさ、愛情の深さは
今になって分かるものですね。
思い出すと、胸がキュンと痛くなる感じ。
ありがとう!ともっと早く言えばよかったな~
この学校の庭先では、カフェ、手作り手芸店、軽食などの
マルシェも開催。
古い建物が多々健在する我が町ではこのように、イベントを
開いては紹介するようですがとても楽しみです。
昭和の時代の、古き良き時代の建築物は二度と
再建できません。大切に残していって欲しいですね。
私たちシニアにとっては、タイムスリップして色んなことが
よみがえってきます。
認知症予防の脳トレにもなりますよ・・・
今度は、どんな思い出がよみがえってくるかしら?
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