ゆるりと日々是好日の記

シニア女子の独り言。日常のあれこれを綴ってみようと思います。

懐かしい物に触れて母を思い出す

2022-04-10 13:27:44 | 日記

私が住んでいる地域では、古い建物を新たに活用する方法を

考えよう・・・という活動を行っています。

今回は、十年前に閉校した洋裁学校です。

 

この小さな建物です

 

 

当時を再現した教室にはミシンがずらりと。

母が使用していたものと同じものだ。

子供の頃、勝手に使ってミシン針を折っては叱られたものです。

 

当時使っていた糸やアイロン、マネキンも・・・

 

なぜ洋裁学校に興味をもったのか?といいますと

今は亡き母と結び付けてしまうからです。

 

母は洋裁学校を卒業した後、仕立て屋に勤務していたようです。

結婚してからは、ご近所の方に洋服を縫って貧しかった

我が家の家計を助けていて、その合間をぬっては家族全員の

服を作っていたものでした。

 

 

 

当時のスタイルブックはとても懐かしい。

 

「こんなワンピースを作って・・・」と頼んでは

作ったもらったことを思い出します。

 

小学生のころ、修学旅行に来ていく服がない~と

少し駄々をこねていた私のために、母は一晩でスカートと

上着のセットを作ってくれました。

朝起きた時に、でき上ったばかりの洋服が

枕元に置いてあった時の嬉しさは、今も忘れられません。

 

徹夜して縫ってくれた母の優しさ、愛情の深さは

今になって分かるものですね。

思い出すと、胸がキュンと痛くなる感じ。

ありがとう!ともっと早く言えばよかったな~

 

 

この学校の庭先では、カフェ、手作り手芸店、軽食などの

マルシェも開催。

 

古い建物が多々健在する我が町ではこのように、イベントを

開いては紹介するようですがとても楽しみです。

 

昭和の時代の、古き良き時代の建築物は二度と

再建できません。大切に残していって欲しいですね。

私たちシニアにとっては、タイムスリップして色んなことが

よみがえってきます。

認知症予防の脳トレにもなりますよ・・・

今度は、どんな思い出がよみがえってくるかしら?

 


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