Skb-RS ~ロードスターはじめました~

北海道でロードスター(NB8C)と
デミオ・スポルト(DE5FS)を放し飼いする日記。

Skb-RSとは・・・

市販目前のCR-Zが

2009-10-03 00:53:16 | Weblog
CR-Zについて、ずっと考えている。

発売されれば、それはほとんど初めての、ハイブリッドスポーツというジャンルのクルマになるはずだ。

それをホンダが成し遂げることには、熱いものを感じる人が多いことだろう。

かつて、画期的な低公害エンジンを搭載したFF車として、初代シビックが登場し、その後モデルチェンジを何度か経た後、CR-Xという派生車を生み出した。


今度の、インサイトとCR-Zにも同じような関係が見てとれる。

その存在価値はすごいものだし、本当に発売させるホンダは、素晴らしい。


だからこそ、期待も膨らんでしまったので、

あえて言いたいんだけど、




やっぱ、スタイルが平凡になってしまったな、という点。





CR-Z 2007年コンセプトモデルからの特徴的なフロントフェイスを引き継いでいることで、印象的には2007モデルと近い感じを受けるけれど、実際のフォルムはかなりコンモリして、ミニバン的なものとなっている。


インサイトのパワートレーンとシャシー、足回りを共用して、さらには現代の衝突安全性や居住性の確保を考えれば、このモコっとした感じは仕方無いことだろう。
実際には全高が何センチか知らないけど。
150cmに近いんじゃないだろうか。


それをなんとか感じさせまいと、特徴的なフロントノーズでグリルを少しでも低い位置に配置して、ノーズを長く見せている。
さらに、Aピラーをブラックアウトして、なんとか少しでも前後に長く低く見せようとした苦労が感じ取れる。



2007年のCR-Z

見比べれば、今回の2009コンセプトモデルでは、Aピラーがかなり前にきている。これは、居住性を確保するために(キャビンを広くするために)仕方無いことだったろうと思う。
Aピラー付け根がフロントストラットに近い等の位置関係はインサイトと似てるから、足回りとエンジンルームの配置をインサイトと近いものにすると、自ずとこれらの位置関係は決められてしまったかも知れない。



初代バラードスポーツCR-Xは、フロントノーズの低さをとても重視し(FFだからといってデザインを妥協しなかった)、フロントサスペンションのコイルスプリングを廃していたらしい。

そのコダワリを知れば、今度のCR-Zでは、ノーズを伸ばすことやAピラーを隠すことで錯覚的に低くみせようとする処理方法には、少し残念に感じてしまうしかない。
(でもきっと、衝突時の安全性からもボンネットの高さは仕方なかったかも知れないけど)




市販型ではどうなるかわからないけど、リアのコンビランプは左右をガーニッシュで繋いで連続化させてもよかったんじゃないか、と思う。
先代オデッセイの後期のように。
それが、CR-Xのひとつのアイコンでもあったように思う。

タイヤが大径で太くて、このコンセプトモデルのままだと、ドッシリして踏ん張り感あるリアビューだけど、おそらくは16インチか15インチ、195/45R16とかそんなサイズのタイヤを履くだろう。そして、リアサスはトーションビーム。
さらに、市販ではリアバンパーももうすこし平凡になってくるはずだから、その時にリアが車高が上がって、タイヤが細くなって、そのときにどれくらい今のドッシリした雰囲気が残せているか、も重要だ。


リアスクリーン周辺の処理には、CR-Xの雰囲気を感じて好き。
Cピラーの太さも良いんだけど、でも紙一重で、このCミラーがド太いおかげで、リアのホイールアーチの前上あたりの空間が広大で、これがよけいにこのクルマの「重たい感じ」を作っているように思う。


実物も見ないで偉そうなことを言っているけど、ゆるしてください。

それだけ興味があるのです。
実物を早く見たいですね。
市販モデルで、もう少しタイヤが小さくなって、いまよりも背が高く見えてしまわないか、それが心配。