戻ってくるのかもわからない(今のままだと、たぶん戻ってこない)年金を、毎月何万も払うなんて、あまりにも馬鹿馬鹿しい。
こんにちの年金問題で、よくニュースなんかで、世代別に得する世代、損する世代、っていうのを比較する場面をよく見るけれど、
それもまた、ナンセンスなことだと思う。
そりゃ、より年寄りの人たちのほうが得をしていることになる。
だって、そりゃそうだろう。
戦後の間もない頃から働いていた人たちは、当時の物価での稼ぎだから、今から比べたら10分の1とか、それ以下の給料だったわけで、
その後、数十年が経って現在の物価水準で生活が出来るレベルの年金支給を受けることになれば、
そりゃ額面上は黒字になって当然だ。
そう、年金というのはそもそもなんで必要かといえば、物価が上昇することで必要性が生まれるものだと思う。
物価が急激な上昇傾向では、人々はなんぼ貯金しても老後の不安から逃れられない。
そこで、現役世代が老後世代を支える仕組みが整えば、無謀な貯金をしなくても、常にその時代に見合った物価水準で年金支給が見込める。
すなわち、物価の上昇から生まれた年金制度の仕組みは、同時に人口の増加・経済の拡大が最低条件としてあるはずのものだった。
いま、21世紀の日本。ここで人口の増加はとまり、老後世代の割合が急激に上がり続けている。
人口ピラミッドは崩壊し、経済の拡大は止まった。
今後は、経済は縮小するか、どんなに上手くやっても理想の成長率には届かないだろう。
こうなると、年金制度は成り立つはずもないのだけど、
同時に、その必要性も無くなってくる。
物価が大きく変動していかないのであれば、人々はシンプルに自分で貯金だけをしていけばいいのだ。
実にあたりまえ。
シンプルに考えて、当然のことだろう。
そう考えれば、年金制度の次のあり方がわかるような気がするんだけど、
そんな単純にはいかないのだろうか。
そんなだったら、今日にも年金制度を終わりにして、明日から個人個人で貯金はじめたほうがいいじゃんね。
そしたら、年金もらう人たちが明日から困っちゃうか。
それはそれで、仕方ないでしょw
そんなこと本当にしたら、来月から老人の餓死する数が急増しはじめて、
大変な問題になるんだろうなぁ。
でもさ、今のまま続けたって、結局いつかは制度は破綻して、
数十年後の世代は、年金支給を受けられないんだよ。
今なのか将来なのかの違いだけで、同じことなんだよ。
今すぐって逼迫してないから、政治家たち皆のん気なんだろな。
どんなことでも、人間は常に目の前の事実に目を奪われがちだ。
今の老人を守ることで、将来の老人を多数犠牲にしている。
今の社会の混乱を避けるために、将来の世代への放射能汚染を犠牲にしているかも知れない。
世代ごとの格差を考えるとき、
将来生まれてくる世代のことまで考える必要があるのではないか。
今の10代と70代の格差だけでなく、50年後100年後を生きる人々にまで、安定した平和な日本を引き継がせる必要が、あるんじゃないのかな。
まじめか。
さて、ところでコレ↓
GLAY LOVE SO SWEET ( ARASHI cover )
レアじゃね?
カラオケいきたくなる