
天気が良いという予報だったのに、起きたら 向こう5年間は青空が出ないだろうと思えるほどの曇り空だった。
玉音放送が聞こえてくるかと思った。
これじゃあどこにも行くきにならないな、と思った。
360度どっちをみても曇り。
なのに、長沼に着くころには快晴。
見上げている空が、いかに自分の周辺だけのものであるか、を知った。
夕張について。
市営だろうか。「ユーパロの湯」。

すいてて良かった。
こんな山の上の温泉なのに、なめてみたら塩っぱかった。
不思議。
一番上の写真は、「ユーパロの湯」の近くで。
上にかかっている橋は、綺麗なサイクリングコース的なものだったけど、おそらくかつては石炭を運ぶ鉄道が通っていただろうと思う。
夕張の飲み屋街。

廃屋マンタンです・・・(涙
切ない。

健全ダンスの社交場。
「レーザーディスクカラオケ!」を掲げるスナックもあった。
その店はまだやっているようだったんだけど、
逆に言えば、レーザーディスクが登場した80年代までは、この町も活気があったことが伺えます。
80年代後半に、爆発事故で多くの犠牲者を出したことで夕張の閉山は決定的なものとなった、と聞きます。
もちろん、70年代からすでに炭鉱の衰退は避けられないものとなっていたとは思いますが。

「映画の街」としても知られる夕張には、こうやって映画の看板が街中にたくさんかかっています。
知っている映画から知らない映画まで。
これを見て歩くのは結構楽しいです。
映画好きなら尚更、興味深いでしょう。
かつて夕張には、空知地方唯一の百貨店があったそうです。
60年代のこと。
空知地方というと、札幌や旭川に近い、滝川市や岩見沢市があります。
岩見沢って言えば、昔から空知の中心都市で札幌からも近く、いまでも結構大きな街(人口9万くらい?)なんですが、それよりも先に夕張に百貨店があったというのです。
夕張は、わずか40年前には、
「山奥にしては」
とか
「今の夕張にくらべたら」
とか、
そういう説明抜きで、
まぎれもなく空知最大の都市だったのです。
そんな街から9割の人が流れ出ては・・・
街の財政が成り立つわけがない・・・っていうのは当然のことかも知れない。

炭鉱をテーマパークにした「石炭の歴史村」。
これも今や廃墟にリーチ。
これが廃墟になったとき、
夕張は後世になんて伝えられるのだろうかぁ・・・
No more cry.

夕張の町の中で、吉野家があったので入った。
「景観保護条例」に基づいて看板はオレンジから白に変えられている・・・
ってのは嘘でw
個人経営のお店。
「穴場発見!ウマカッター。またいこう!」
という報告は、残念ながら出来ない;
量は多かった。
天そば750円。
タイトルは、Do As Infinityで最も良い曲。
と、思うんだけど評価は低いらしい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます