鞆の浦というのは、
広島県下第二の都市、福山市の一部です。
とはいえ、福山市は面積も広大で、ここは福山の市街地とは完全に独立しています。
島並みが美しい瀬戸内海を望む古い町並みで、素敵です。
かつては、ちょうど潮の流れの変わるポイントとして、潮を待つ港として栄えたそう。
あり得ないほど狭い。
これは、裏道というか小道だけど、
「鞆の浦」市街地を貫通する県道も、クルマがギリギリ交差できるかできないか。
色合いが、とってもオシャレ。
「古い=地味」ではないのだ。
観光化されているのも事実だけど、それほどでもない。
狭すぎて、下手なことが出来ないんだと思う
映画「あずみ」のロケ地になったらしい。
「平成15年、あずみ撮影時」
という説明書きのついた上戸彩の写真を見た。
「あずみ」ってもう5年も前の映画か・・・。見たことないけど。
鞆の浦では、本当にあり得ない狭さの県道が、町の中をジグザグに貫通している。
あまりに狭いから、一部では上下別々のルートを一方通行で廻る。
もっとも、この県道を使うのは、全て鞆の浦へいく目的でだろうから、大型トラックなんかは絶対通らない。
で、この問題を解決すべく現在、湾の上を太い道で通すバイパスの計画が上がっているそう。
そのことで、綺麗な景観(元来、「浦」とは海の意味)を損ねるとして、一部の地域住民が反対運動を起こしていて、町の至るところで署名を求める活動をしていた。
彼らによれば、「湾の上に県道を通すことは、景観を損ねてしまう。鞆の浦の素敵な景観を守らなければならない。山の中をトンネルを通してバイパス化すれば全て解決する。工期も建設費も半減するとの専門家の試算も出ている」というものだった。
そう説明する、分かりやすい図説付きのカラーのビラまで用意してあった。
俺はひねくれているだろうか。
「鞆の浦の景観を守りたい」という点については、同意だった。
けれども、彼らの主張は一方的で客観性がなくて、署名する気にはなれなかった。
だって、彼らの言うことが本当なら、トンネル案を蹴って「海の上」案になってしまう理由がわからない。
「鞆の浦の景観を守ろう」というのは誰もが理解する簡単な話であって、なおかつトンネルのほうがカネもかからない。
にも関わらず、政治家が「海の上」案で通そうとするには、なにかしら理由があるはずじゃんか。
それを聞いても、署名活動のオジサンは「そんな、セイジカの考えることなんてわからねえよ」
としか言わなかった。
たしかに、セイジカの世界の汚い話なのかもしれない。
「今度の鞆の浦の件は、○○建設に仕事させたいから、橋を作るルートでやってやらないとな」
みたいな話かも知れない。
わからないけど、とにかく、「海の上」案にしろ「トンネル」案にしろ、それぞれメリット・デメリットがあるはずなのに、それをちゃんと説明していなかった。
それはまるで、ライバル製品をケナすことでしか自社製品を売り込めない営業みたいで嫌だった
どんなものにだって、長所短所があって、短所が出来てしまった理由が必ずあるはずなのに。
結局、署名なんかしないで、自宅に帰ってきてから、この問題について調べた。
すると、事実は全然違っていて、
まるで地域住民の全員がトンネル案を推進しているかに思われたのが、実際は逆で、多くの住民が「海の上」案を求めていた。
理由は、「陸の孤島」化を解消して、都市部へのアクセスを良くすること。事故の減少。
そして、その最も重要な部分は、緊急車両のスムーズな通行。
そのためには、トンネル案では弱い。結局、バイパスまでの距離が遠くなってしまう。
海の上なら、すぐだ。
というわけで、
きっと将来、この海の上には立派な橋がかかるんだろう
難しい問題だと思う。
景観についてのみ言えば、俺も反対だ。
でも、そんな単純な話じゃないはず。。。
広島県下第二の都市、福山市の一部です。
とはいえ、福山市は面積も広大で、ここは福山の市街地とは完全に独立しています。
島並みが美しい瀬戸内海を望む古い町並みで、素敵です。
かつては、ちょうど潮の流れの変わるポイントとして、潮を待つ港として栄えたそう。
あり得ないほど狭い。
これは、裏道というか小道だけど、
「鞆の浦」市街地を貫通する県道も、クルマがギリギリ交差できるかできないか。
色合いが、とってもオシャレ。
「古い=地味」ではないのだ。
観光化されているのも事実だけど、それほどでもない。
狭すぎて、下手なことが出来ないんだと思う
映画「あずみ」のロケ地になったらしい。
「平成15年、あずみ撮影時」
という説明書きのついた上戸彩の写真を見た。
「あずみ」ってもう5年も前の映画か・・・。見たことないけど。
鞆の浦では、本当にあり得ない狭さの県道が、町の中をジグザグに貫通している。
あまりに狭いから、一部では上下別々のルートを一方通行で廻る。
もっとも、この県道を使うのは、全て鞆の浦へいく目的でだろうから、大型トラックなんかは絶対通らない。
で、この問題を解決すべく現在、湾の上を太い道で通すバイパスの計画が上がっているそう。
そのことで、綺麗な景観(元来、「浦」とは海の意味)を損ねるとして、一部の地域住民が反対運動を起こしていて、町の至るところで署名を求める活動をしていた。
彼らによれば、「湾の上に県道を通すことは、景観を損ねてしまう。鞆の浦の素敵な景観を守らなければならない。山の中をトンネルを通してバイパス化すれば全て解決する。工期も建設費も半減するとの専門家の試算も出ている」というものだった。
そう説明する、分かりやすい図説付きのカラーのビラまで用意してあった。
俺はひねくれているだろうか。
「鞆の浦の景観を守りたい」という点については、同意だった。
けれども、彼らの主張は一方的で客観性がなくて、署名する気にはなれなかった。
だって、彼らの言うことが本当なら、トンネル案を蹴って「海の上」案になってしまう理由がわからない。
「鞆の浦の景観を守ろう」というのは誰もが理解する簡単な話であって、なおかつトンネルのほうがカネもかからない。
にも関わらず、政治家が「海の上」案で通そうとするには、なにかしら理由があるはずじゃんか。
それを聞いても、署名活動のオジサンは「そんな、セイジカの考えることなんてわからねえよ」
としか言わなかった。
たしかに、セイジカの世界の汚い話なのかもしれない。
「今度の鞆の浦の件は、○○建設に仕事させたいから、橋を作るルートでやってやらないとな」
みたいな話かも知れない。
わからないけど、とにかく、「海の上」案にしろ「トンネル」案にしろ、それぞれメリット・デメリットがあるはずなのに、それをちゃんと説明していなかった。
それはまるで、ライバル製品をケナすことでしか自社製品を売り込めない営業みたいで嫌だった
どんなものにだって、長所短所があって、短所が出来てしまった理由が必ずあるはずなのに。
結局、署名なんかしないで、自宅に帰ってきてから、この問題について調べた。
すると、事実は全然違っていて、
まるで地域住民の全員がトンネル案を推進しているかに思われたのが、実際は逆で、多くの住民が「海の上」案を求めていた。
理由は、「陸の孤島」化を解消して、都市部へのアクセスを良くすること。事故の減少。
そして、その最も重要な部分は、緊急車両のスムーズな通行。
そのためには、トンネル案では弱い。結局、バイパスまでの距離が遠くなってしまう。
海の上なら、すぐだ。
というわけで、
きっと将来、この海の上には立派な橋がかかるんだろう
難しい問題だと思う。
景観についてのみ言えば、俺も反対だ。
でも、そんな単純な話じゃないはず。。。
そうですね、クルマ側のサイズダウン・・・重要ですね
「5ナンバー枠」や「軽規格」は、やっぱり重要なラインかもしれないですね
北海道にいると意識しませんでした。
なるほどですね。そう、古いものを、単にカタチだけ保存するんじゃなくて、その心や精神をしっかり受け継ぐことが出来れば、時代が変わってもいつまでも良いものを守っていけるんですね
軽四が売れてる理由を経済性ばかりと考えてるメーカー、軽四もダウンサイジングを考えるべきだと思うんですけどね。
道のサイズアップを考えるより、クルマのサイズダウンで解決することって多い気がするんですけど。
>「古い=地味」ではないのだ。
全く禿同!古い町並みなど守るものは守る。でもそれ以前におしゃれ心など精神を受け継いで行って欲しいです。
景観も、鞆の浦の海岸に美しい道路ができても、良いのじゃないかな。走ってみたくなりますよ。