そいつはどうかな?さんのブログを読んで、思い立って室蘭へ。
支笏湖を越えて、峠を越えて、行く。
峠の中を自転車で旅する人が居た。
自転車で北海道一周とかする人が居るけど、スンゲーと思う。
俺には理解できない領域のチャレンジ精神だと思う。
すごい大雨なのに、カッパかぶって峠の中をユックリ必死に走ってた。
雨の日くらい、休めばいいのに。せっかく支笏湖周辺を走るなら、晴れた日にすればいいのに、と思ってしまう。
そういう問題じゃないのかな。
そもそも、ものすごい雨だったんだけど、どうしてもロードスターに乗りたかったし、なんとなく太平洋側なら雨じゃないんじゃないか、っていうワケのわからない勝手な想像で、向かってみたのだった。
そいつはどうかな?さんが行くように、オロフレ峠を抜けて登別に下りようと思って、久保内の交差点を左折した。
路面は濡れまくっていたけど、まぁ雨の天気なりに、そこそこのペースで走っていた。
滑った。
なんか、ニュリってフロントのタイヤが外に反れた。
むしろ弱オーバーが出るはずの状態だったし、というか絶対的な速度が低いし、そんな急コーナーでもないのに、タイヤがとにかくニュリって外にはらんで、そのままグリップを取り戻して復帰した。
たしかに、このRE-01Rはもうテラテラの溝なのだ。
溝の残もさることながら、ゴム質の劣化も進んでいるだろう。
漠然とは感じていたことだった。
で、そいつはどうかな?さんのブログを参照していただくと分かるように、オロフレ峠の下りはただでさえ結構スリリング。
俺の技量で、この雨で、このタイヤなら、
なんだか今日いけそうな気がしない!!!
嫌な予感がしたので、引き換えして、大人しく伊達市街へ出たのでした。
タイヤ、買わないとな・・・。
この、支笏湖からオロフレ峠の間に、温泉郷がある。
北湯沢温泉と盤渓温泉といったかな。
「北湯沢」と言えば、野口観光の名水亭という巨大な温泉ホテルが有名だけど、それを越えて、カーブを抜けると、小さな温泉旅館が並ぶ町並みがある。
小さな旅館が軒を連ねて、国道が無理にカーブして、その旅館の間を狭くすり抜ける。道路脇の排水溝から湯気が沸きあがっている。
およそ北海道の景色とはかけ離れた、この雰囲気が好きだ。
信州の山奥というイメージ。
「白川郷から車でさらに30分のところに、良い温泉があるんですよ」っていうところがあるとしたら、こんな風景に違いないと思う。
そんな、素敵な区間なのに、国道が無理にカーブしているからだろう。真っ直ぐにするためのバイパスの工事がかなり進んでいた。
完成すれば、「名水亭」以外の温泉街は全て通らずに通過できることになる。
ただでさえ、生き残ってるのが奇跡のような、この小さな温泉郷も、新しい国道が完成したら、消滅してしまうんじゃないだろうか。
そんなことを考えつつ、タイヤの不安をかかえつつも、室蘭入り。
結局、どんより曇り。
途中から雨。
真っ暗で、石油のコンビナートと、製鉄工場が遠くに真っ黒いシルエットとして浮かび上がる。
明日からでも、第二次世界大戦に突入するんじゃないかという、そんな景色だった。
でもきっと、第二次世界大戦の頃は、室蘭はむしろ今よりずっと活気があって華やかだったのだろう。
帰りもずっと雨。
虎杖浜のあたりで、よく幌が破けなかったな、というくらい強い雨に見舞われた。
降ってきてるのは、雨じゃなくてタラコなんじゃないか、というくらい、バラバラと音を立てていた。
やっぱり、晴れた日に乗らないと楽しくない。
天気が良ければ、屋根なし車で行くにはとてもステキなルートなんですが…
タイヤは重要ですねー
自分も去年の秋、もっと早めに交換してればあんなことにhh@t(ry
orz
なので、早めに交換してあげて下さいね(*´ω`)b
今シーズンはだましだまし乗ろうかと考えてしまう時期ですが、そういうのが得てして痛い目に遭うんですよね・・・
困ったなぁ