Skb-RS ~ロードスターはじめました~

北海道でロードスター(NB8C)と
デミオ・スポルト(DE5FS)を放し飼いする日記。

クリスマスにあえてブログを更新する

2011-12-25 11:11:42 | Weblog
日本中(世界中)をあげて、サンタクロースの存在を子供に騙す、クリスマスが終わりました。

子供サイドは、10歳前後になればそれが存在しないことを理解し始めるはずなのに、打算的に「信じている」フリを続けるのだから、


利権によって動く人間の愚かさって、怖いな、とw




「利権」によって人間の愚かさが、これほど鮮明になった一年も無かったと思います。


地震から8ヶ月経つと、もう節電なんて意識は人々の中からほとんど消えてきちゃいました。


あいかわらず、自動車では「電気エネルギー」が神格化されています。


北朝鮮の人民が泣き叫ぶ姿を、日本人の多くは軽蔑の眼差しで見ているのだけど、

神と位置づける対象が、「将軍様」なのか「電気エネルギー」なのか、ってだけで両者には大した違いは無いのかも知れない。


日本人だって、我々のたった2世代か3世代前の人たちは、玉音放送を聞いて、皆で泣いたって聞くじゃないですか。

しかも、戦争に負けたって内容の放送だからね。

すごいえげつない話でしょ。

しかも、それが国民が初めて天皇陛下の声を聞いたときでもあったというのだから。

一国の代表が亡くなって泣いていることの方が、健全なことかもしれない。



別に、北朝鮮を擁護なんてしたくないけど、

客観的に考えたら、そういうことだって言えるんじゃないか、と。

思っただけ。


北朝鮮では「将軍様」は神で、日米韓は敵です。


でも日本では、「電気エネルギー」は神で、「原子力発電」は悪。ですよ。



このことだけ言えば、どっちが筋が通ってるのか。

なんだか、空しくなりますね。

前者のほうがシンプルで筋が通っているかも知れません。




ただ、たしかに電気自動車の良い点はあって、

電気を貯めておける、蓄電の機能を持っているというのは、停電のときを考えると、大きな長所となりますね。

この夏の節電のときも、ピンチなのは昼間のピーク時であって、夜は余裕があるのだから、その夜の電気を昼まで貯めておくことが、
各世帯で出来れば、便利なこと。


それはわかる。


でも、電気自動車のことを

「ゼロ・エミッション」(環境負荷ゼロ)と言っているのは、

どう考えても無理があると思う。


それで言えば、原子力エネルギーだって、短期的に見れば「ゼロ・エミッション」だったはず。

でも、その夢物語のモロさを見せ付けられて、今どうすればいいのか、って国を挙げて大問題になっているのに、


電気自動車の、その電気はどこでどうやって発電されたのか。

そのことについての話は誰も触れずに「ゼロ・エミッション」と言っているなんて。



まさに、「アウトソーシング」ってやつじゃないですか。

自分は、自分だけは、自分達のところでは。

CO2を出してない、環境破壊をしていない。

自分の車からは排ガスゼロ。
だから環境にやさしい生活をしてる。

どう?俺ってロハスな生活してるでしょ。みたいなことを思う人も、出てくることでしょう。


これって、終わってるでしょ。

そして、これが環境破壊の問題の本質だと思う。


今後は、原子力発電や火力発電を、発展途上国に置いて、先進国が電力を買う、なんてことが起こるかもしれない。

仮にそんな話になったとして、短期的には発展途上国側の資本や雇用が入ってくるから、歓迎することだろう。


まさに、環境破壊とかリスクのアウトソーシング。
他にやっちゃえ、っていうね。で、自分達は安全、低公害。っていう勘違い。


これだけならいいけど、たとえば先進国は平和にしていて、

どっかの発展途上国同士の扮装とかに、先進国の軍が介入するとかね。
そこで、昔なら米ソの対立関係が起こったり、とか。

そんなのは、戦争のアウトソーシングじゃないですか。

自分達は平和にしていて、ヨソの国を使って、自分達の戦争の代わりをやってもらう、っていう。



そんなのって、最低って思うんだけど、



実際には、電力の話で言えば、東京と福島の関係がまさにそうだし、

もっと根本的な話をすれば、

先進国が、あらゆる不便を発展途上国に負担を強いているってことだって言える。


もし、タイやマレーシアが経済発展を遂げて、物価があがれば、

我々はこんなに安く服を買うことは出来ない。

マレーシアの経済が発展途上だから、物価が安いから、

だから我々は安くいろいろなものを買えて、今の生活水準を維持できている。



ベトナムが、朝鮮が、戦争をしたから、アメリカとソ連は直接戦争をしなくて済んだ。
朝鮮が当時は小国だったから、アメリカやソ連や中国は戦争に加担しながらも、自国は平和にしていられた。




それはあたかも、

電気自動車は排気ガスを出さないで走るから、オールOK!!環境破壊ゼロ!!

っていう考えと、同じように思えてならない。




さ、寝るか。





一応、書いとくけど、

電気自動車は、たしかに従来の自動車より低公害です。
火力発電所で発電した電気で走るとしても、やはり一括で起こした電気で走るのは
効率の良いことみたいです。
ただし、「ゼロ」というのはおかしい。
火力発電所では二酸化炭素が出るし、原発を「環境破壊ゼロ」とは誰も言うまい。

って言いたいのでした。

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